虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

X-MEN ファイナルディシジョン(2006/アメリカ)

2006年09月10日 | 映画感想あ行
監督: ブレット・ラトナー
出演: ヒュー・ジャックマン   ウルヴァリン
    ハル・ベリー   ストーム
    パトリック・スチュワート   プロフェッサーX(エグゼビア)
    ジェームズ・マースデン   サイクロップス
    ベン・フォスター   エンジェル
    ファムケ・ヤンセン   フェニックス=ジーン・グレイ
    イアン・マッケラン   マグニートー

 自らを犠牲にして皆の命を救ったジーンの死の動揺から立ち直れずにいるX-MEN。そんな時、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬“キュア”が開発される。「ミュータントとして生きるか、それとも人間になるか」の選択に、ミュータント社会は大きく揺れる。

 私は原作をぜんぜん知りませんので、映画化されたものだけで判断するだけですが。
 なんか、重要そうなキャラでちょっと背景不足な感じがしたのが、エンジェルと”キュア”の鍵になる坊や。きっと原作では重要なファクターのキーパーソンなんではないか、と思わせましたが、まあこれが最終章だそうで、話をまとめるためのこの忙しさでは沢山の時間を割く余裕はなかったのでしょうね。
 それにしても二作目までの重要人物が惜しげもなく消えて行き、最終章というのに新しいキャラもどんどん投入されます。展開も素早く、まさにあれよあれよ。ミュータントの特殊能力もぜんぜん出し惜しみせず、ミュータント同士の対決シーンでも能力に合わせて自然に組み合わせが決まって、1対1のがっぷりシーンがたっぷり続きます。
 一作目からの時間経過の間に出演者の格が上がったせいか、アメコミを忘れそうになり、新しい登場人物のゴーレム風外観がアメコミを思い起こさせてくれました。
 愛憎絡み合った年配コンビも、お歳にも負けず、パワー全開は素敵でした。
 アクションものとしては実に楽しかった。物理法則を超える映画ならではのシーンもお腹一杯見せてくれて深夜12時近くに(レイトショーで見たので)ほわほわと楽しく帰宅いたしました。

 そして実は月曜からX-MENの1、2作目を続けてみていました。
 旧作を見ると、それほど経過したわけでもないのに、身体は変わってないのに、ヒュー・ジャックマンがなんだか老けた感じがする。ハル・ベリーはますます美しいのに。なぜだろう?

 X-MENカー、今回は無しでした。続けてくれたっていいじゃん。

 あれだけ力の優越を信じて数十年生きてたおじいさんがあんなにあっさり改心しちゃうものでしょうか?もっと別の行き方があるんじゃないでしょうか。原作ではどうなのか?

 ローグはやはり異端の孤独をどこでも感じるのではないだろうか?

 しかし、さすがは映画なのは、キュアの一発で身体が変わってしまうところです。私なんか、ウオノメみたいなできものを切除しただけで何週間もヒイヒイ言ってるのに…(愚痴です、すいません)