LE DERNIER TRAPPEUR
THE LAST TRAPPER
監督: ニコラス・ヴァニエ
出演: ノーマン・ウィンター
メイ・ルー
アレックス・ヴァン・ビビエ
ユーコン川周りの過酷で雄大な大自然の中、昔ながらの罠猟をして生きる実在の狩人ノーマン・ウィンターと妻と犬たちとの生活を描く。監督は、自身もフランスの著名な冒険家であるニコラス・ヴァニエ。
エンドクレジットを見ていて驚いたのは、声が吹き替えだったのですねえ。
ノーマンをノーマン本人が演じているフィクションなのだ、と改めて気付く瞬間。
特に「ここがクライマックス!」というあからさまなシーンは無く、淡々とした映画です。ただ、分かるのは毎日の生活自体が生と死のどちらも見えるところにいる、厳しいものであり、それこそが人間の生活であると彼らが考えているということでしょう。
私がこの映画を見たくなったのも、私自身が人工的環境でなくては落ち着かないどうしようもない状態にいることを自覚しているからです。
ノーマンは反対で、自然の中で、彼自身も自然の一部として生きることが必然である人です。
この映画は、信頼していた橇犬のリーダーが事故死したあと、新しく加わった犬がノーマンの生活にしっかりと根を下ろすまでがメインストーリーとして進んで行きますが、ストーリー展開よりもノーマンと妻ネブラスカ、犬たちの生活の様子を見ていてやはり粛然たる思いを抱かざるを得ません。
毛皮の値段のやり取りも彼の価値観を示すものでしょう。
思い出したのは「クマにあったらどうするか」の姉崎等氏でした。
こういうもので、たまにどついてもらって、自然に対する謙虚さを思い出さないといけません。
気になるのはタイトル。「最後の旅」は違うと思うのですが。
===========
雨の中走っていったのに時間を間違えていて40分待って、また冷えた。いつものシネコンではなく、小さな映画館だったので、久しぶりに映画の前に「神奈川ニュース」を見る。ニュースタイトルのバックに流れる神奈川県歌は、歌いだしの「ひ~かりあら~たに~」までしか知らないのだが、この続きを歌える人に会ったことが無い。相変わらずレトロ調なニュースでなごんだ。
THE LAST TRAPPER
監督: ニコラス・ヴァニエ
出演: ノーマン・ウィンター
メイ・ルー
アレックス・ヴァン・ビビエ
ユーコン川周りの過酷で雄大な大自然の中、昔ながらの罠猟をして生きる実在の狩人ノーマン・ウィンターと妻と犬たちとの生活を描く。監督は、自身もフランスの著名な冒険家であるニコラス・ヴァニエ。
エンドクレジットを見ていて驚いたのは、声が吹き替えだったのですねえ。
ノーマンをノーマン本人が演じているフィクションなのだ、と改めて気付く瞬間。
特に「ここがクライマックス!」というあからさまなシーンは無く、淡々とした映画です。ただ、分かるのは毎日の生活自体が生と死のどちらも見えるところにいる、厳しいものであり、それこそが人間の生活であると彼らが考えているということでしょう。
私がこの映画を見たくなったのも、私自身が人工的環境でなくては落ち着かないどうしようもない状態にいることを自覚しているからです。
ノーマンは反対で、自然の中で、彼自身も自然の一部として生きることが必然である人です。
この映画は、信頼していた橇犬のリーダーが事故死したあと、新しく加わった犬がノーマンの生活にしっかりと根を下ろすまでがメインストーリーとして進んで行きますが、ストーリー展開よりもノーマンと妻ネブラスカ、犬たちの生活の様子を見ていてやはり粛然たる思いを抱かざるを得ません。
毛皮の値段のやり取りも彼の価値観を示すものでしょう。
思い出したのは「クマにあったらどうするか」の姉崎等氏でした。
こういうもので、たまにどついてもらって、自然に対する謙虚さを思い出さないといけません。
気になるのはタイトル。「最後の旅」は違うと思うのですが。
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雨の中走っていったのに時間を間違えていて40分待って、また冷えた。いつものシネコンではなく、小さな映画館だったので、久しぶりに映画の前に「神奈川ニュース」を見る。ニュースタイトルのバックに流れる神奈川県歌は、歌いだしの「ひ~かりあら~たに~」までしか知らないのだが、この続きを歌える人に会ったことが無い。相変わらずレトロ調なニュースでなごんだ。