二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

19世紀フランス文学の魅惑 ~女らしさの文化史がおもしろい♪

2022年08月19日 | エッセイ(国内)
■「“女らしさ”の文化史―性・モード・風俗 」(中公文庫 2006年 原本は1999年「<女らしさ>はどう作られたのか」法蔵館刊) ちぎっては投げ、投げてはちぎり(´Д`) このところ本のつまみ食いがつづいていた。 はやく抜け出したいのだけれど、気が散って・・・気が散って仕方ない。 この1か月ほどで、新刊書・古書を合計し、40冊前後の本が手許にやってきた。 そしてようやくめぐり遭った、小倉孝誠さ . . . 本文を読む
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施工後

2022年08月17日 | シャッフル/photos
エンジンオイルがおわるまでやったけど、中途半端。あと2回はやらねばならないなあ。 シャワーを浴び、作業着、下着を交換。 やれやれ(ノω`*)  立木の枝も伐採した。腰痛の持病をかかえているから、植物というのは強敵なのじゃ。 蚊もすごい。 一回ふらっとまわってくるだけで、5-6か所刺される。痒い、かゆいぜ! . . . 本文を読む
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バブル崩壊の爪痕 ~廃墟と少子高齢化社会

2022年08月16日 | Blog & Photo
     (解体工事がはじまったニューサンピア) 今回はレビュー(書評)でも、詩でもなく、いささか“長ったらしい”わたしのつぶやきであり、ボヤキでありまする。 さて・・・と。 ものいわぬ静かな惨劇、その跡を調べる。 “惨劇”といっても、いくつかのカテゴリーがあるけど、今回は建築物のお話。 なぜこんな話題を取り上げるのかといえば、近所にあって、付近一帯のランドマークであった高崎サンピアの解 . . . 本文を読む
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草刈り出動

2022年08月15日 | シャッフル/photos
今日は気温が低めだったので、草刈機の出動。一昨日もやった。 汗が滝のように流れ落ち、目に入ると沁みて痛い(ノω・、)  草や木が伸びるのびる↑  シャワーを浴びるため、ぺったりと貼り付いた下着を脱ぐのさえ一苦労。 そしてスポーツドリンクをビールのようにぐびぐび。 写真はつい3週間前にやった川べりの光景。 ここだけじゃないからたいへんなのだ。 こーゆーときは、マンション暮らしが心底うらやましい。 . . . 本文を読む
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「現代語訳 舞姫」を入手 ~今年は鷗外没後100年

2022年08月13日 | シャッフル/books
「舞姫」といえば、鷗外の最も著名な小説。高校の教科書で大いに悩まされた記憶があ~る。樋口一葉の名作もそうだけど、文語文はなかなか手ごわいのじゃ(^^;  これらをすらすら読めたら日本語力は高いだろうねえ。 このちくま文庫は井上靖さんの現代語訳。 注釈に図版があるうえ、解説とは別に、「資料篇」として星新一、小金井喜美子、前田愛の論考・エッセイが収録されているのがありがたい。 エリスは実在の女性で、 . . . 本文を読む
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大岡昇平の本3冊

2022年08月12日 | シャッフル/books
今年になって、大岡昇平の本3冊を手に入れた。 ここに挙げた2冊と「堺港攘夷始末」である。 「戦後日本最高の作家は、やはり大岡昇平なのではないか」 そう書いたのは丸谷才一。 大岡さんはいつかはきちんとトレースしておかねばならないだろうとかんがえてきた。 その“時期”がようやく巡ってきたのかも知れない♪ . . . 本文を読む
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鷗外の「堺事件」と大岡昇平に寄り添う

2022年08月11日 | 小説(国内)
大岡昇平といえば、“ケンカ大岡”と呼ばれたほどの文壇有数の論争家である。 湯川豊さんの「大岡昇平の時代」河出書房新社(2019年刊)も、いずれ読もうとかんがえて、ストックしてある。 戦後派作家のなかで、ただお一人を択べといわれたら、わたしは躊躇なく、中原中也の伝記を書いた大岡さんに指を屈する。 そのうえ「野火」は、ドストエフスキーの「死の家の記録」とならび、二度読みしてもまだ読み足りないと思わせて . . . 本文を読む
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歌枕」を買う ~猛暑の中の読書

2022年08月10日 | シャッフル/books
数日前のことですが、中里恒子「歌枕」(講談社文芸文庫)をようやく手に入れました(´ω`*) 結局、実店舗では発見できなくて、メルカリで送料込み600円(息子経由)。 けっこうへたれがあり、褪色も目立ちます。講談社文芸文庫は絶版が多いようですなあ。文庫ファンは見つけたらすぐ買った方がいいかも。 講談社文芸文庫は他の文庫に比較し高価、発行部数少なめ。 とはいえ、時間がたちすぎて中里さんへの関心がやや . . . 本文を読む
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愉しみ無限大 ~イザベラ・バード「日本奥地紀行」を再読する

2022年08月07日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ・旅行記
はじめにごく私的な話をさせていただくと、平凡社ライブラリー版で読んだイザベラ・バードの「日本奥地紀行」こそ、わたしの紀行文学好きを決定づけた書物でありまする(´ω`*) 読んでから12年が経過し、記憶がうすれてきたので、半年ほど前から、再読をかんがえていた。 村上春樹の紀行文学を読み、司馬さんの「街道をゆく」を読む。 そういった作業のはじまりに、イザベラ・バードの「日本奥地紀行」があるのであります . . . 本文を読む
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すさまじい暑さの鍋底で  2022-13(8月3日)

2022年08月03日 | 俳句・短歌・詩集
   (2014年7月 撮影) 「まだ21世紀になったばかりじゃない」 そういって黙り込んだ彼女のかたわらで ぼくも黙り込んだ。 まだ21世紀なのか もう21世紀なのか。 そのひとことにつづけて いいたいことは山ほどあるのだ。 彼女もぼくもそれぞれのもの思いに沈む。 「美しい花がある 花の美しさという様なものはない」 かつてそう書いた批評家がいた。 だから写真を撮っているのだ たぶんね。 . . . 本文を読む
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