吉本隆明さんが「日本近代文学の名作」(新潮文庫 平成24年刊)という、啓蒙の書に類する本をお書きになっている(*´ω`)
昔読んだときは「ああ、こんなものか」と、大急ぎで読み飛ばした記憶がある。
二度目はじっくり読ませてもらっている。
視力が弱くなってからの著作のようだ。毎日新聞の編集者が構成し、あらためて著者自身が補筆して出来上がったのだそうである。
一作につき文庫本にして6ページ程度。
近代文学マニアのわたしにとっては、仇や疎かにはできない内容をもっている。
吉本隆明は文芸評論家というより、“思想家”である。
《どんな質問をしても応える人》と、構成者の一人重里さんがあとがきで述べている。
田山花袋の「田舎教師」は、この吉本さんの本で、一躍“名作”の仲間入りしたのではあるまいか!?
批評家として要所ははずさないところが、一流のあかしだろう。
すばやく読んでも、じっくり読んでもすばらしい♬
昔読んだときは「ああ、こんなものか」と、大急ぎで読み飛ばした記憶がある。
二度目はじっくり読ませてもらっている。
視力が弱くなってからの著作のようだ。毎日新聞の編集者が構成し、あらためて著者自身が補筆して出来上がったのだそうである。
一作につき文庫本にして6ページ程度。
近代文学マニアのわたしにとっては、仇や疎かにはできない内容をもっている。
吉本隆明は文芸評論家というより、“思想家”である。
《どんな質問をしても応える人》と、構成者の一人重里さんがあとがきで述べている。
田山花袋の「田舎教師」は、この吉本さんの本で、一躍“名作”の仲間入りしたのではあるまいか!?
批評家として要所ははずさないところが、一流のあかしだろう。
すばやく読んでも、じっくり読んでもすばらしい♬