二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「ヒメ」がつく昆虫たち

2012年09月23日 | Blog & Photo

はやく涼しくなってくれ・・・と祈っていたら、昨夕から気温がぐんぐん下降してきた。そして、農家にとっては、待望の雨、雨。
払暁よりはげしくなり、あちらもこちらも水たまりができている。
「これではまた、“優雅な”日曜日になるかしら」
そう予想したら、午前中、はやい時間から事務所にクレーム電話2件(^^;)
1件は、老朽化がはじまっている前橋市内の鉄骨系3階建てアパートの入居者から「雨漏りですよー!」と。

もう1件は、F市で管理している木造借家の浴室にムカデが出たという騒ぎ。
まだ歩き出したばかりの子どもがいるので「噛まれたらどうしよう」と不安がっている。
おそらく本物のムカデではなく、脚のたくさんある通称“ゲジゲジ”の類だろうが、そうであっても、放置はできない^^;

雨漏りは過去にずいぶん経験しているけれど、陸屋根や軒天の防水工事は多額の費用と時間がかかる(=_=) 見積を提出した段階で、オーナーがなんていうか、頭が痛い。
浴室の虫は、ユニットバスにでも交換しないかぎり、決定的な対処法がないという、厄介なクレーム。13戸のうち、これまで2戸で同様の問題が発生し、対応に苦慮している。

近ごろの若い入居者は、小さなアリが数匹部屋に出たというだけで、大騒ぎする人がいる。
亭主がいても、ドライバー一本もっていない、使ったことがない男がいるんだから、管理会社は忙しい。そのたびに、現場へ急行とあいなる。
この夏も「ハチの巣があって、怖いので、すぐに退治してくれ」といわれていったら、親指程度のヂバチの泥の巣だった^^; このハチは、基本的に「無害」である。
「ご自分でやったらどう、このくらいは」口には出さないけれど、腹の中ではそう考えている。ハチはみんなスズメバチのように恐ろしいと考えている。自然に対するそういった無知に、わたしなどはあきれる(~o~) 

やれやれ・・・であるが、対応はすんで、ようやくいまこの日記を書いている。

――さて、さて。
トップにあげたのは、ヒメカメノコテントウという、非常に小さなテントウムシ。
カメノコテントウは逆に、日本最大のテントウムシで、群馬県ではぐんま昆虫の森のフィールドで数回見かけ、撮影もしている。ナナホシテントウの倍以上の大きさがある。
この写真の「ヒメ」のほうは、ナナホシテントウの半分ほど。
いろいろな斑紋をもったヒメカメノコテントウが棲息しているから、興味のある方は、ググってみたらおもしろいだろう。
わが国では、小さなよく似た種には「ヒメ」の名をつけることが多い。
アカタテハには、ヒメアカタテハがいるしね。



こちらがハナニラにお食事にきたそのヒメアカ。自宅近辺にはアカタテハは棲んでいない。



久しぶりに見かけたハッカハムシ(推定)交尾シーン。



ツバメシジミの交尾シーンも見つけたので、パチリ!

「片隅の小さな世界」とタイトルしてささやかに再開した昆虫写真が、いつのまにかvol.3となって、それが100枚を超えたので、vol.4へ。時間がさっさとすぎていく。

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