二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「カメラの肖像」というテーブルフォト

2014年05月31日 | Blog & Photo
最高気温予想によると、本日33℃、明日も33℃。
これじゃ梅雨明け7月の気温だな、いくらなんでも(*’v'p 
日向に放置しておくと、クルマの室内が灼けるように暑い、熱い。
湿度がいくらか低いから、日陰では過ごしやすいけれど、それにしても、どういったらいいか、ことばにつまるなあ。

とても遠方までクルマを飛ばし、長時間街歩きするような元気が出ない。
野鳥写真もお休みちう(;´-`)
というわけで、カメラの肖像にハマリかけなのであります(笑)。

もうずいぶん昔、地元新聞社が刊行しているブライダル雑誌の仕事で「ブツ撮り」をやったことがあった。1カット5千円で、18枚くらいスタジオ撮影した。
まだフィルムカメラの時代で、リバーサルを用いた。

カメラはえ~と、・・・借り物のマミヤRZとキヤノンのEOS5だった。
RZは接写に強いし、フィルムバックの交換が可能なので、スタジオ撮りでは心強い味方になってくれる。ポラでライティングの確認をし、6×7の撮影がメイン。35ミリは万が一のためのバックアップである。
マミヤはスタジオ・オーナーのもので、表紙の美人モデルも、これで半日かかって、撮影した。表紙撮影はたしか、10万円もらえたな。
いい時代だったのだ。
スタジオ撮影は5~6回経験している。レンタルスタジオではなく、知り合いのスタジオだったから、格安で使用できたし、ストロボライティングの基本を教えてもらいながら稼ぐことができた。

だけど、いまどきのデジタル一眼やミラーレス機は、カメラマンのそういうノウハウを不要にしてしまった。
わたしの周辺にいたプロのカメラマンの大半が、徐々に失業に追い込まれていった。
だれが撮っても、失敗のないそこそこキレイな写真が撮れる。
わたしも「そのつもりになって」、お気楽テーブルフォトを撮る。
ただし被写体はカメラ~~ヽ アハハ、マニアックかな、やっぱり('_'?)...ン?


1.「わが家のリビング」(Topのフォト)
サイドライトを利用し、ライティングに多少配慮している。
左が窓。窓からの明かりはやわらかく、美しい。
ポートレイト向きの光といってもいいだろう。
ピーカントップライトでポートレイトなんて、間違ってもやってはいけませんぞ(笑)。


2.「初夏の光」
ボイラーの上で撮影。この茶碗はいただきものだが、わたしがときどきお茶を飲む。
背景は裏の畑。
明るいバックはその昔、手ごわい撮影条件とされたが、現在ではグラデーションの設定をカメラ側で簡単に調整可能。かつてはハイライトコントロールなどといったかしら?


3.「玄関先のキヤノンF-1」
初代のF-1は重く大きい(´д`;; 身長172センチのわたしでも、手には大きく、ごつく感じる。ミラーの一部にカビ痕があるが、実用上まったく問題なし。
しかし、ミラーショックはともかく、“カシャーン”という残響音が気になって、このところ出番は少ない。
なんといっても、虎屋の羊羹のよう・・・といわれたブラックペイントの仕上げがすばらしい。
レンズはお気に入りのNewFD50ミリF1.4。


4.「マスタードソースの空き缶とF3」
選手のいない河川敷の野球場。むろん、草野球のね。
「おやおや、このこってり系の黄色は印象的だぞ」
波型トタンの水いろ、そして背景の黄。
まさに屋外テーブルフォトなのだ。最愛のF3の存在感が際立った。レンズはAiニッコール50ミリF1.4。


★撮影はニコンD7000&40ミリF2.8(マイクロ)、35ミリF1.8です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 須賀敦子ふたたび ~ピュア... | トップ | 「やさいへの字」と「まぐろ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Blog & Photo」カテゴリの最新記事