（解体工事がはじまったニューサンピア）
今回はレビュー（書評）でも、詩でもなく、いささか“長ったらしい”わたしのつぶやきであり、ボヤキでありまする。
さて・・・と。
ものいわぬ静かな惨劇、その跡を調べる。
“惨劇”といっても、いくつかのカテゴリーがあるけど、今回は建築物のお話。
なぜこんな話題を取り上げるのかといえば、近所にあって、付近一帯のランドマークであった高崎サンピアの解体がはじまったからであ～る。
ゴルフネット（ゴルフの練習場）だけを残し、巨大催事場（スケートリンク）、プール、テニスコートなど、他のすべてが撤去されるそうでありまする。
サンピアは全国に散在しているが、このサンピアは圃場整備のいわば“置き土産”であった。
サンピアとは本来厚生年金休暇センターの愛称。
また圃場整備とは、市街化区域の区画整理事業にあたる、農地の区画整理事業なのでありまする。
その事業の予算捻出のため、厚生年金の資金と、農地の売却が二本柱であった。農地の一部を削って空き地をつくり、売却された農地を売りに出す。
そして田園地帯のまんなかに、リゾート施設を建設する。旗振り役が元総理の中曽根康弘。
ゴルフ練習場だのスケートリンクだのは、中年となるころまでわたしもよく利用していた。
高崎サンピア（売却され、その後ニューサンピアと改称）は、何だかんだといって、このあたりのランドマークであったのだ。
なにっ！ なくなってしまう！？
いささかショッキングな出来事。
すると、サンピアがバブルの負の遺産であることが、うっすら見えてきた(´･ω･)?
父は従軍した元日本軍兵士、そしてわたしは昭和20年代の末ごろに生まれ、高度成長期と、バブル、それが崩壊する過程を生きてきた世代に属する。
そのことに関連し、いいたいことは山ほどある。
ところで、バブル景気とその崩壊がもたらした爪痕は、全国各地に散在している、令和の現在も。
・見捨てられた巨大団地
・廃墟となったリゾート施設
・衰微する温泉街
気息奄々たるそれらの建物群に、少子高齢化の大波と、いまだ先の見えないコロナ禍が襲いかかっているのだ・・・と思わないわけにはゆかない。
ものいわぬ静かな惨劇。
それがこういった建物群に、あからさまな爪痕を残している。
サンピアもそういった衰亡の一環なのであろう。
自民党の長期政権下、流動してやまない国際情勢。これからこの国がどういった方向へと向かうのか、予測するのはむずかしい。
■夏草や 兵どもが 夢の跡
芭蕉のよく知られたこの句は、奥州藤原氏の栄華の痕跡に立ったときのもの。
芭蕉の「おくのほそ道」は、この一句を詠むための旅であったのかも知れぬ・・・とさえ思いなされる。
現在のこの国はどこへいっても老人だらけで、本来子どもの領分である遊園地や公園で子どもの姿を見かけるのは稀である。
ツケを未来へ先延ばしし、まあ何とかなるだろうと漂流をつづける日本社会( -ω-)
解体工事がはじまったニューサンピアを見ながら、あるいは所有地の夏草刈りをしながら、こういった感慨にふけっているのは、わたし一人ではあるまい。
＜バブルの爪痕＞
■大団地
１．【見わたす限り無人】千葉の超巨大廃墟群 真名団地
https://www.youtube.com/watch?v=9SKb-q448Dw
２．【巨大廃墟群】ここには誰も居ない 千城台団地
https://www.youtube.com/watch?v=6aSIJneQP2U
■温泉街
１．【バブル遺産】北関東の有名温泉地に行ったら、廃墟と空き地が広がっていた。その理由とは？
https://www.youtube.com/watch?v=nZgc2dPy--0
２．【バブル遺産】廃墟と空き地が広がる鬼怒川温泉街に行ったら驚きの光景が！廃業した巨大ホテルが今も残る。
https://www.youtube.com/watch?v=gVEPA4BUSms
■リゾート地
１．【バブル遺産】原宿と呼ばれた一大清里ブームが過ぎ去った高原メルヘン廃墟
https://www.youtube.com/watch?v=yqi9DIMGKZU
２．「区分所有という迷宮 －新潟県湯沢町を例に－」リゾートマンション編・第１部
https://www.youtube.com/watch?v=Ai7Sn8w8vmY
３．東京で見つけた廃墟遊園地を調査した【多摩テック】
https://www.youtube.com/watch?v=hSnxMN792_k
これらのほかにも、この種の動画がいろいろとUPされている。
今回はレビュー（書評）でも、詩でもなく、いささか“長ったらしい”わたしのつぶやきであり、ボヤキでありまする。
さて・・・と。
ものいわぬ静かな惨劇、その跡を調べる。
“惨劇”といっても、いくつかのカテゴリーがあるけど、今回は建築物のお話。
なぜこんな話題を取り上げるのかといえば、近所にあって、付近一帯のランドマークであった高崎サンピアの解体がはじまったからであ～る。
ゴルフネット（ゴルフの練習場）だけを残し、巨大催事場（スケートリンク）、プール、テニスコートなど、他のすべてが撤去されるそうでありまする。
サンピアは全国に散在しているが、このサンピアは圃場整備のいわば“置き土産”であった。
サンピアとは本来厚生年金休暇センターの愛称。
また圃場整備とは、市街化区域の区画整理事業にあたる、農地の区画整理事業なのでありまする。
その事業の予算捻出のため、厚生年金の資金と、農地の売却が二本柱であった。農地の一部を削って空き地をつくり、売却された農地を売りに出す。
そして田園地帯のまんなかに、リゾート施設を建設する。旗振り役が元総理の中曽根康弘。
ゴルフ練習場だのスケートリンクだのは、中年となるころまでわたしもよく利用していた。
高崎サンピア（売却され、その後ニューサンピアと改称）は、何だかんだといって、このあたりのランドマークであったのだ。
なにっ！ なくなってしまう！？
いささかショッキングな出来事。
すると、サンピアがバブルの負の遺産であることが、うっすら見えてきた(´･ω･)?
父は従軍した元日本軍兵士、そしてわたしは昭和20年代の末ごろに生まれ、高度成長期と、バブル、それが崩壊する過程を生きてきた世代に属する。
そのことに関連し、いいたいことは山ほどある。
ところで、バブル景気とその崩壊がもたらした爪痕は、全国各地に散在している、令和の現在も。
・見捨てられた巨大団地
・廃墟となったリゾート施設
・衰微する温泉街
気息奄々たるそれらの建物群に、少子高齢化の大波と、いまだ先の見えないコロナ禍が襲いかかっているのだ・・・と思わないわけにはゆかない。
ものいわぬ静かな惨劇。
それがこういった建物群に、あからさまな爪痕を残している。
サンピアもそういった衰亡の一環なのであろう。
自民党の長期政権下、流動してやまない国際情勢。これからこの国がどういった方向へと向かうのか、予測するのはむずかしい。
■夏草や 兵どもが 夢の跡
芭蕉のよく知られたこの句は、奥州藤原氏の栄華の痕跡に立ったときのもの。
芭蕉の「おくのほそ道」は、この一句を詠むための旅であったのかも知れぬ・・・とさえ思いなされる。
現在のこの国はどこへいっても老人だらけで、本来子どもの領分である遊園地や公園で子どもの姿を見かけるのは稀である。
ツケを未来へ先延ばしし、まあ何とかなるだろうと漂流をつづける日本社会( -ω-)
解体工事がはじまったニューサンピアを見ながら、あるいは所有地の夏草刈りをしながら、こういった感慨にふけっているのは、わたし一人ではあるまい。
＜バブルの爪痕＞
■大団地
１．【見わたす限り無人】千葉の超巨大廃墟群 真名団地
https://www.youtube.com/watch?v=9SKb-q448Dw
２．【巨大廃墟群】ここには誰も居ない 千城台団地
https://www.youtube.com/watch?v=6aSIJneQP2U
■温泉街
１．【バブル遺産】北関東の有名温泉地に行ったら、廃墟と空き地が広がっていた。その理由とは？
https://www.youtube.com/watch?v=nZgc2dPy--0
２．【バブル遺産】廃墟と空き地が広がる鬼怒川温泉街に行ったら驚きの光景が！廃業した巨大ホテルが今も残る。
https://www.youtube.com/watch?v=gVEPA4BUSms
■リゾート地
１．【バブル遺産】原宿と呼ばれた一大清里ブームが過ぎ去った高原メルヘン廃墟
https://www.youtube.com/watch?v=yqi9DIMGKZU
２．「区分所有という迷宮 －新潟県湯沢町を例に－」リゾートマンション編・第１部
https://www.youtube.com/watch?v=Ai7Sn8w8vmY
３．東京で見つけた廃墟遊園地を調査した【多摩テック】
https://www.youtube.com/watch?v=hSnxMN792_k
これらのほかにも、この種の動画がいろいろとUPされている。
