二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ニコンEM&F3/T使用レポート

2016年12月18日 | Blog & Photo
ペンタックスMV-1につづき、ニコンEM、F3/Tを手に入れたので、
その使用レポートをまとめておこう。

《ニコンEMの巻》
最初にこれを、50ミリF1.8、ストラップ、フィルター付きで買った。
ストラップは傷みがひどく、手に黒い汚れが落ちるため廃棄。
ボディの遮光用モルトも、疲弊がひどく、空シャッターを押すたび、ミラーBOX、フィルム室に黒い飛沫が飛び散るレベル。
しかし、心配した裏蓋開閉部からの光漏れはなかった。
ところが、トップに掲げたINDEXプリントを見て欲しい。





シャッターが、ときおり正常に走っていない。
鎧戸式5枚羽、または6枚羽の縦走りシャッターが、4回に1回、動かない。
または少し動くが、全開にならず、上半分が露光しない。





わたしはかつて、EOS10のとき、同様の経験がある。
写真上の下がEMのシャッター。これもEOS10のような強化プラスチックなのだろうか?
市場にはEMはかなりの個体が出回っている。
だけど、正常に作動する個体が、どのくらいあるのだろう?
しかもAE専用機なのに、AEロックがかからない。専用のボタンはないし、シャッターボタン半押しでもだめ(。>д<)
というわけで、ジャンク品、下取り用として、手許に置くこととなった。

BOOK OFFでは3ヶ月の保証をつけてくれたけれど、返品はしない。
結果、50ミリF1.8を4,500円で買ったことになる(~o~)




《ニコンF3/Tの巻》
こちらはむろん、問題のないボディ。
F3Hpは過去に2台経験済。
F3は20年に渡って製造販売された人気機種だけに、じつにたくさんのバリエーションがある。F3/Tブラックボディはその中の一つ。



はじめ、露出補正ダイアルが-2EVに設定されていることに気がつかず、露出不足のネガを10枚以上撮影してしまった(ノД`)
現在では、1枚1枚のコストが非常に割高。ムダ弾を、やたら撃つことはできないのである。
デジタル機のつもりでパチパチやっていたら、お財布が、たちまちピンチに陥る。








《Ai-sニッコール50ミリF1.8の巻》
付属していた50ミリレンズは、薄いくもり、わずかな黴痕があるが、通常使用では気にならない程度(^ー^) 
ほかに、グリース抜けがあり、わずか力を加えるだけで、回転してしまう。



(左50ミリF1.4 右50ミリF1.8)
しかし、なんといっても、この薄さに大きなメリットがある。
しかも、近ごろのレンズ鏡胴のプラスチッキー(?)な仕上げとは違って、
それなりの高級感がある。
AFレンズの時代に、軽量化のため、プラスチックが素材として大手をふるうようになった。
安物の場合、マウントまでプラ・・・チープなアイテムの代名詞といっていいだろう。



ボケはお世辞にも、キレイとはいえない。
ご覧のように、ハイライト部のボケに、それが現われている。そのあたりは、気をつけて使うほうがいいだろう。


■撮影データ■
ニコンEMはシャッター速度1/1000までなので、ISO100のネガカラー、F3/TはISO400のネガカラーを使用。
レンズはすべて50ミリF1.8。
キヤノンスキャン9000F-2 解像度1200dpi。
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