二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

クレーメルのカデンツァとわが家のアマガエル

2012年09月20日 | 音楽(クラシック関連)
ところで、昨日、BOOK OFFの散歩で、ベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」の一枚を手に入れた。指揮アーノンクール&ヨーロッパ室内管。ソリストは、ギドン・クレーメルで、1992年のライブ録音である。「こんなベートーヴェンがあったの!?」ベートーヴェン唯一のこのヴァイオリン協奏曲は、これまでシェリングで聴くことが多かった。内容がびっしりとつまった、やや苦味のきいた曲想なので、若いころはよさがあまりわからず、メンデルスゾーンやチャイコフスキーのような、抒情性豊かで、メロディラインがはっきりした甘口の協奏曲に惹かれていた。もっとも、ハイフェッツが愛聴盤だったから、「甘い」とばかりはいえないとおもうけれど(^^;)はじめて聴いたクレーメルのこの演奏の、なんという自由さ! なにがというと、「カンデンツァ:ベートーヴェン/クレーメル編曲」とある、このカデンツァのことである。 . . . 本文を読む
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