虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ストローを使ったひもを巻きあげるシステムのくわしい作り方 1

2009-05-25 15:53:11 | 工作 ワークショップ

ゲームの遊び方のお返事は少しだけ待っていてくださいね。

エレベーターに、車の移動に……と、
さまざまな場面で大活躍のひもを巻き上げるシステムの
作り方を紹介します。

曲がるストローを写真のようにカットします。

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予定外に!?ラッタくんたちと洞窟ハウスにお邪魔してきました。

2009-05-25 07:56:12 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
昨日、宝地図を書き込もう~のラッタくんのレッスン中、
突然、洞窟先生の沢先生が今度出演するちちんぷいぷいの案内に教室に立ち寄られました。
ママラッチさんが「ラッキー♪」とおっしゃったのをきっかけに
急きょ、午後からラッタくんたちと洞窟ハウスにお邪魔する流れに……

午後のレッスンの☆ちゃんの時間を1時間ずらしていただいて、
☆ちゃんもいっしょに洞窟ハウスへ行くこととなりました。

「2階を改造したから見に来てな~」とお誘いを受けてましたから……
どうなってるのかワクワクするやらコワイやら……(先生の奥さん、いつも大変ですね…ありがとうございます
こちらがお邪魔しているのに……ちびさん方、たびたび備品を破壊しているのに……「来てくれてありがとね~」と植物油とかおみやげをいただいています~

☆往復式溶岩流と循環式溶岩流
☆噴火口と溶岩流

案の定、1歳のチーコちゃんも大はしゃぎの面白い見学になりました。

とってもラッキーというか、不思議な偶然の一致というか、
午後のレッスンの☆ちゃんが小豆島でめずらしい「木の化石??」と
思われる石のような木片のようなものを
いくつか拾ってきてくれていました。

それを沢先生に鑑定依頼……

かなりめずらしいもので、お金で売買されていたりするとのこと……

ついでに私の母と娘が四国で拾ってきた黒い石のようなものも鑑定依頼……

溶岩が木などに巻きついて固まった結果穴が開いた黒い物体になったもの……でした。

さすが先生!ありがとうございます。

帰り際、初めて会ったばかりの5歳の☆ちゃんと4歳のラッタくん、
大の仲良しになっていました。
何度もぎゅーっとハグしあってました!
子どもって、本当に友だちつくりの天才ですね

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好奇心のスイッチをオンにするちょっとしたコツ♪

2009-05-24 09:11:05 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
スイッチオンになる瞬間・・・ずっと待っていますが何だかまだまだの様子。

時間に余裕はあると思うのですが、追いかけっことかかくれんぼとか体使う系の遊びばかり・・・スイッチオンにするには種まきとして興味ありそうなものを仕込む事も必要なのでしょうか。そうするとつい教えたくなってしまって・・・


前回の記事にこんなコメントをいただきました。

興味や好奇心をスイッチオンにするには、豊かな知的好奇心を刺激してくれる環境と子ども自身の自由が大切です。
管理や操作の多い環境では、好奇心や興味はしぼんでしまうからです。
それとは別に、好奇心のスイッチをオンにするちょっとしたコツを紹介します。

少し前に教室の生徒たちとファミリーレストランに社会見学に行ってきました。
子どもたちには、レストラン内で使われている機械
を見つけたら報告するように言っていました。

駐車場の券売機
ガチャポン
電気
入り口のセンサー
注文を受けるときの小型の機械
お店の人を呼ぶためのブザー
大型の薄型テレビ
ドリンクバーのさまざまな仕組みの機械
ロールブラインド

など子どもたちは、次々見つけて教えてくれます。
そうしたときに、見えないような位置にある隠しカメラなどにも
すぐさま気づく子がいます。
そうした能力は日ごろ学校などでは評価されにくいものです。落ち着きのなさや気の散りやすさと取られていることもあります。
すかさずそうした観察力を褒めていると
子どもの取り組みに対する意欲が変わってきます。
ただ機械探しが次の段階の興味へと高まっていきます。

自分の本来持っている良い資質を正しく評価される

ということは、子どもが世界と知的な部分で関わっていく上での最初の
突破口となります。

例えば大人でも、
「文句が多い、苦情が多い」
という人は裏を返すと「細部にいたるまで目が行き届く、改善改良点に気づきやすい」という良い資質を持っていたりしますよね。

まずその良い性質を人からきちんと評価される、自分で意識する

ことをすると、
文句や苦情でブルーだった日々が、
完璧を目指して意欲的に仕事するという日々に変わっていくかもしれないのです。
子どもも同じで、環境も大事ですが、
子ども内部の良い資質に注目して
言葉にしていく、意識させていく
ことが、好奇心のスイッチがオンになりやすい資質をつくるように思っています。

ファミリーレストランに行った理由ですが、
科学館や博物館で好奇心のスイッチをオンにすることは誰でも
思いつくと思うのです。

でも日常のさまざまな場所で
先入観から、大人も子どももスイッチを切ったまま目の前のものを
ぼやっと見過ごしているのです。
真っ白い好奇心いっぱいの心で眺めるということはあまりありません。

だからこそ、子どもたちとは
道路にも、図書館にも、レストランにも、お家にも、
不思議や好奇心の基はあふれるほどあるんだよ、
隠れてるんだよ、
ということを教えたくて、ありきたりの日常のシーンを社会見学の場に選んだのです。
地下の通路を通るとき、
「どうしてこんな通路を作ったのかな?
積み木で地下通路が作れるかな?」
といった質問もしました。
都市にあるあらゆるものには
作られた理由があり、機能があり、作った人がいます。

当たり前の日常の風景に
好奇心のアンテナをいっぱいはって、自分の頭で考え、自己表現できる子
たちに育ってほしいなと思っています。

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巻き上げ式のエレベーターが作りたいという☆君の夢 2

2009-05-23 07:52:25 | 工作 ワークショップ
いろんな子と接していると、
どんなにゆっくりと成長しているように見える子も
自分の好奇心のスイッチがオン!になる瞬間が訪れるのがわかります。
そうした瞬間は、その後急速に子どもを成長させ、知的な世界に目を向けさせます。

どんな時、何に「スイッチ オン!」になるのかは、
その子の個性や才能と関わっているようです。
大人があまりに何もかもお膳立てするのでなくて
余裕のある態度で待つことを中心にした子育てが大事です。
大人が子どものやることをたくさん決めてしまうと、
子どもが自分の興味あることに飛び込んでいくエネルギーが
なくなってしまうからです。

そしていったん子どものスイッチが入ったら、できるだけ
応援してあげるのがいいと思います。

うちの子のような大きな子たちでも、
それぞれ今こうした興味にスイッチが入ったな!と思う瞬間があります。
それは私の予想もしないものが多いし、
本人が退屈するくらい「だら~っ」と過ごしている期間に
生まれることが多いです。

娘の場合、浪人という学校生活から開放された期間に、
政治評論家の話や法律に強く惹かれるようになり、とてもよく勉強するようになりました。読書量もすごいです。

息子の場合、この1週間、豚インフルエンザで休校中、私の本棚から本を持っていっては読んでいたようです。
昨夜は『ユーザーイリュージョン』というトール・ノーレットランダーシュという科学評論家の本を読んで感激したらしく、
「マクスウェルの魔物って、よく意味がわからなかったけど、あれ、どういう意味かわかる? 
こういう本が全部意味がわかるようになりたいな。もっとこういう本ないかな?」と話しかけてきました。
これまでも何度か、息子の心を大きく揺さぶって、
もっと本を読みたい、もっと学びたいという気持ちにさせたのは、
理論物理学のネタでした。
私もこの手の話が大好きなんですが、実際はあまりよくわかっていません。
(難しすぎて頭がこんがらがってくるんです)
息子も私と同じでよくわかんないけど、
理論物理学の話題にぶつかると
心が強く揺さぶられる様子です。

いつもは学校が忙しくて、
読書する時間もないようですが、こうしてのんびりできる時間が与えられると、
自分の中に電流が走るような「好奇心がスイッチ オン!」
になる瞬間にぶつかるみたいです。
これから先、何が学びたいのか、何がしたいのか気づくためにも、
時にはさまざまな義務から解放されて、
だらだら過ごすことも大事だな~と感じました。
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巻き上げ式のエレベーターが作りたいという☆君の夢 1

2009-05-23 07:26:58 | 工作 ワークショップ
☆くんと初めてあった頃、
「とてものんびりおっとりした子で、外のさまざまなことに関心が薄いところが心配です」というお話でした。

その日は、いっしょに牛乳パックを使ったスライド式のエレベーターを
作ったり、デュプロで洗車場を作ったりして遊びました。
☆くん、大はしゃぎでした。

☆くんは幼稚園に通っているため、その後長い間、
2歳の妹さんのレッスンの際に近況を聞かせていただくだけで
☆くんに会うことはできませんでした。

お母さんのお話では、☆くん、レッスンの後から、エレベーターが好きでたまらなくなって、
自分で何度もこしらえたり、
「本物のエレベーターはどうやって動くの?」とたずねたりしていたようです。
それまで「なぜ?」といった問いがなかったそうなので、
熱心に「なぜ?」「どうして?」と問う姿にうれしくなったそうです。

☆くんのお母さんは、透明で中の仕組みが見えるエレベーターのあるとこころに連れて行って☆くんの興味に答えてあげました。

そして最近は、「わかった!くるくるって巻いて引っ張っていったら、上るんだ!」と自分でひらめいた☆くん。
なんとかイメージした作品を
作ろうと何時間も試行錯誤していたそうです。

それでもうまくいかなくて困っているので、
☆くんのお母さんも
手助けしてあげたい……と思うもののどうしてあげたらよいのか
わからないそうで……また、幼稚園がお休みの日に☆くんを連れて
レッスンにいらっしゃるとのことでした。

この話をお聞きしてから、
☆くんが何度でも作れるレベルの簡単な作り方で
巻き上げ式のエレベーターの仕組みは作れないかと思案していました。

すると今朝、曲がるストローを使ったら、幼い子でも簡単に
まわすハンドルが作れるのでは?

と思いつきました。
写真が試作品です。

大成功!中が見やすいようにペットボトルがおすすめですが、
エレベーター部のプリンの容器は紙箱など子どもが切りやすい素材を使った方がいいかもしれません。

ペットボトルは、カッターで、はさみが入る切り口をいれて
後ははさみで切ります。危なくないように切り口をセロテープで
おおいます。

次回に続きます。

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☆くんの作品です♪ ルリコンゴウインコと仲間たち

2009-05-22 18:48:28 | 通常レッスン
4歳の☆くんがお家で描いてきてくれた絵です。
ルリコンゴウインコとありとあげはちょうなど~です。
動物の博士になりたいという☆くんらしい作品ですね。

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とってもオススメ♪な歴史絵本(2歳~)

2009-05-22 14:37:48 | 本の紹介
2歳くらいの幼い子から親しめる大きなイラスト。
その時代の遊びや生活習慣の解説。
楽しいストーリー。

とてもオススメの歴史絵本を紹介します。
教室用にプレゼントしていただいたものですが、
幼い子から小学生までどの子も楽しめて、歴史がぐーんと近いものになった絵本集です。

歴史絵本館「むかしのせかいへいこう」小和田哲夫監修 チャイルド本社
全12巻
1冊1000円
アマゾンで買えます♪
最後のページは、年表もついています。

1 じょうもんの くらし
2 やよいの くらし
3 きぞくの くらし
4 ぶしの くらし
5 にんじゃの くらし
6 とのさまの くらし
7 ちょうにんの くらし
8 ちょうにんの たべもの
9 えどの こどもの くらし
10 めいじのくらし
11 めいじ たいしょうの くらし
12 テレビのあるくらし

○○式の幼児教室が合わないようです~

2009-05-22 12:30:15 | 幼児教育の基本
2歳半になる☆くんが、親子レッスンに来てくれました。
☆くんは○○式の幼児教室にもう長いこと通っているのですが、次々展開するテンポの速さについていけないそうです。
いつももっとやりたい~と気持ちが乗り出したところで、新しい作業に移るので、
☆くんだけがぐずぐず言うこともよくあるそうです。

☆くんは、おそらく内向感覚型思考寄りの子で、慎重でじっくり物事に取り組む子です。観察力があって、細かい部分をていねいに見ています。今は、色の違い、ひねる作業、原因と結果の関わりに敏感です。

虹色教室では、Nゲージの線路を椅子の上を渡したあとで、
船がその下を通るようにしたり、電車をカードと無比べたりすることをとても喜んでいました。
また、いくつか電車を並べて、一番後ろを押すと、
一番前の電車が動くことを自分で発見し、
私にそれを伝えようと一生懸命でした。
どの作業もじっくり取り組む集中力がありました。
ただ自分のペースがある慎重な子のようなので、
刺激が多すぎる集団の中では、参加することすら嫌がることもあるように感じました。

工作に興味がないようです

というお話だったので、☆くんが、Nゲージを手にするたびに
指差して気にかけていた、「列車についた横の色の線」をポイントにした
工作を楽しむことにしました。

色紙を2回同じ方向に折る。
色鉛筆で、電車の横線をつける。

というシンプルな工作です。
私は、色紙電車が通るトンネルと線路を画用紙で作りました。

☆くんはこの工作をとても気に入って、
何度も色紙を欲しがって、折っては色えんぴつで線を入れていました。
その熱心な姿にお母さんがとても驚かれていました。

工作をさせるとき、大人がさせたいことをさせるのでなく、
その子が今敏感になっている気づきはじめた世界を
表現できるようにしてあげると
子どもはとても喜びます。
☆くんの場合、今は色です。

お教室の話に戻りますが、☆くんが常に不完全燃焼のよう……と心配な
ときは、いったん集団から身を引いて、
とことんその子のペースにつきあってあげるのがよいかと思いました。
そうして自信をつけると、
お友だちを欲する年齢になれば、自分から進んで
積極的に関わっていくようになります。
内向型の子も自分に自信のある子は、
集団生活もマイペースに楽しむ姿が見れますよ。

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本当のその子の能力がスイッチ・オン!になる瞬間 2

2009-05-21 21:02:55 | 教育論 読者の方からのQ&A
☆くんの興味の持ち方や、遊び方を見ていると、
機械的推理能力や立体把握力が優れているのがよくわかりました。
またブロックでゴールを作って
得点を決めたゲームに夢中になって遊ぶ姿を見ていると、
ゲームのルールや算数の文章題を理解する能力、
計算能力も今後伸びていく力だろうなと思えました。

☆くんのはしゃぎ方、何度も何度も実験を繰り返す様子、
キラキラした目から、
そのとき、☆くんの本当の能力がスイッチ・オン!
になっていることが、よ~くわかりました。
そうした瞬間を見逃さず、自分の力でそうした遊びや実験や学習が
できるように手助けしていってあげると、
☆くんの能力はどんどん伸びていくように思いました♪
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