虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

その時期、その時期の敏感さ   (1歳5ヶ月、2歳1ヶ月の子のレッスン) 2

2011-12-07 17:31:26 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達

前回の続きです。

1歳5カ月の☆ちゃんは、コインを投入していく遊びや

ビー玉転がしの遊びやカードやなぐり書き、易しい工作などの

関心を示していました。

 

けれども、どの遊びも集中して繰り返し取り組む状態に入る前に、

飽きてすぐ別の遊びに移っていました。

 

☆ちゃんのお母さんは、子育て上手な方です。

構い過ぎず、放任し過ぎずの適度な接し方で、

情緒の面でも運動面でも知的な面でも

子どもが自然に最善の形で伸びるように働きかけておられます。

 

ですから90パーセントくらいまで今のままの接し方で十分で、

後の10パーセント分、ほんの少し関わり方を微調整すれば、

☆ちゃんの遊び方が変化してくるように感じました。

 

わたしが☆ちゃんのお母さんが微調節するといいと感じたのは、

次の3点です。

 

● <子どものフィードバックの中に、課題を探す>

☆ちゃんが何かに興味をしめした時に、

正しいお手本を見せた後に、

☆ちゃんが自由に好き勝手な方法でそれをしようとした場合、

しつこくお手本通りするように誘うのはやめて、

☆ちゃんが今、一番楽しめそうな課題を☆ちゃんの活動から見つけ出します。

 

● <子どもの集中力を高める接し方を>

1歳代の子の集中力や意欲を高めるのに最も重要なのは、

接する「人」です。

声のかけ方や物の渡し方、お手本の見せ方などを

適切なものにすると、

幼い子たちは真剣な表情で目をこらし、

こちらの話に耳を澄ませ始めます。

 

● <よくない行動をした時に、本人を喜ばせない>

☆ちゃんは、エネルギッシュでやんちゃな性質ですから、

強く叱られることも、

ゲラゲラ笑いだす楽しみのひとつになっていました。

こんな場合は、叱るより無視して、

それとは別の「してもいい活動」にそっと変えていきます。

 

 

↑の説明では、わかりにくいと思いますから、

次回はもう少し具体的に接し方のポイントを説明しますね。


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