科学クラブの★くん(今年小2です)が、お家で駅の電光掲示板を作ってきてくれました。
工作慣れている★くんは、回転の仕掛けを考えたり、
パソコンで文字を打ち込んだりする作業も全て自分でしたそうです。
感心したのは、円周を直径×3.14で計算して、
巻く紙のたての長さを計算し、それに合わせて文字のサイズを考えて作っていたことです。
↑時間ごとに、さまざまな場所の温度を調べて表にしてみたそう。
興味を持ったことがあると、自分で表を作って整理してみる習慣がついてきたようです。
はじめてC言語チャレンジする★くん。
頭の回転が速くて完ぺき主義の★くんは、
たちまちプログラミングのコツを覚えて、
自分で『明解 C言語』本を見ながら課題通り作りはじめました。
見たことがない漢字は、手書きに切り替えて(親御さんがしている姿を見て覚えたそう)ちゃんと打ち込んでいました。
それを見た息子が、
「ただ本を見て試していくだけでは、しまいに飽きてしまうかもしれないし、C言語の場合、数学についての知識がある程度ないと、
できたからといって意味が感じられなくなるかもしれないよ。
だから、どんどん新しいものを試していくという方法ではなくて、
4つくらいの使い勝手のいい形式を覚えて、少ない知識で、いろんなことを幅広くやってみるというのがいいんじゃないかな?」
と言って、
最初に覚えたら良いというものを4つカードに書いて、
科学クラブの子たちが喜びそうな会話遊びのプログラムを考えてくれました。
カードは次のようなものです。(ひとつだけ、この画面に書き込むことができないものがあったので省略します)
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purintf("こんにちは");
「こんにちは」と表示する
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scanf("%d",&x);
xに数字を入れる 変数x
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if(x==1){ことばA}else{ことばB}
x=1なら、ことばAをする
それ以外なら、ことばBをする
変数x
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息子が作ってくれたプログラムは、
パソコンに話しかける言葉を次のような4択から選ぶと、
パソコンが返事を返してくるというものでした。
1こんにちは
2いい天気だね
3「あ」ってなんのこと?
4こんばんは
子どもたちは、最初に話しかける言葉と、その言葉に対して返ってくる言葉からなる会話のパターンを考えるのに大盛り上がり。
「パソコンにはあまり興味がない」と言っていた女の子まで、夢中になって文字を入力していました。
息子の作ってくれたカードを使って、子どもたちは元のソースプログラムを応用させて会話が次につながっていくようにしたり、
同じ会話を10回も繰り返させたりして喜んでいました。
今回の科学クラブでは、他に片栗粉を使ってダイラタンシーの実験をしたり、植物の標本作りをしたりしました。
片栗粉を使ったダイラタンシーの実験は簡単にできて幼い子たちもとても喜ぶのでおすすめです。
『片栗粉 ダイラタンシー 実験』で検索すると
実験の仕方や実験の動画が見つかると思います。
科学クラブの手伝いをしてくれた息子は、
子どもたちが心から楽しそうに熱中してくれていたことがうれしかったようです。
「一見難しそうに見えるものに物怖じしない……という態度が身についているかどうかで、できることが全然違ってくるよ。
面白い、もっと学びたいって気持ちを壊さない工夫は大事だね。
大学に入ったら、ボードゲームやカードゲームを使って数学の面白さを子どもたちに教えるボランティアでもしようかな?」と言っていました。
素敵で聡明そうな家庭教師や教授がいたら、親がファンになっちゃいそうです(笑)
以前、息子さんは手の掛からない子だったと書いてらっしゃいましたが、
先生のように温厚に育てると、手の掛かるタイプの男の子も落ち着くものなのでしょうか?
お時間あれば教えて頂きたいです