虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

科学大好き♪ 友だちと協力して科学工作

2011-11-23 13:37:01 | 理科 科学クラブ

小学2~3年生の科学クラブです。

物の科学的な性質に興味があって、作りたいアイデアを次々思いつく2年生の★くん。

物作りが得意で、科学好きで根気がある●くん。

いつの間にか意気投合。

「次はロボットを作ろう!」「パソコンを作ろう」「ハイブリットカーを作ろう!」

などと、ふたりの間でさまざまなアイデアを出しあって

協力して理科工作をするようになってきました。

頭を使って考えるのが好きな★くん、手を使って物を作りながら考えるのが好きな●くんの

ペアでは、

互いに好きなことをしながら、相手に苦手な分を手伝ってもらって、

絶妙なバランスで物作りが進んでいきます。

 

★くんはこの科学クラブに後から参加したメンバーで、

参加しはじめた当初は、「何か作るのなんかつまらない」

「こんな実験つまらない(★くんは科学ショーのような、大がかりな実験を見るのが

好きな子だったのです)」とぼやいて、

他の子のすることを遠巻きに眺めるだけでした。

 

それがこの夏のユースホステルでのお泊りのレッスンを境に

友だちとの親しさが増し、

もともと知力が高くて、科学好きな子ですから、

今は科学クラブのみんなを引っ張っていくほど夢中になって

物作りや実験に励んでいます。

 

 

 

モーターふたつで、ハイブリットカーを作る予定なのだとか……。

 

科学工作の後で、算数の学習タイム。

植木算の応用問題をしました。

最レベ問題集の最高レベルの問題だったにもかかわらず、

全員、絵図を描いて解くことができました。

公式をしらなくても試行錯誤して自分で考えて

難問を解ききる科学クラブのメンバーに感心……。

日頃から物を作りながら、よく頭を使っているだけに、

しっかり地頭力が育っている模様です。