虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ゲームをしながら、計算に強くなる方法

2010-04-21 20:14:25 | 虹色教室の教具 おもちゃ
「1ケタの足し算は、できるようになってきた!」という子たちと、
ゲームで遊ぶ時、
サイコロを使うものならすごろくでも何でもいいのですが、
サイコロを2つ使うようにしています。

(もともとのゲームはたいていサイコロ1つで遊びますよね)

2つのサイコロを振ったあとで、「足しても、かけてもいい」
というルールにしていると、
勝ちたい子どもは、かけ算を知らなくても、いちいち答えを教えてもらってでも
足した方が得か、かけた方が得かよく考えるようになります。

子どもというか、人は、「どっちが得か選ぶ」のが好きです。本能ですね~。

今日は1年生たちと、クルードという推理ゲームで遊びました。
その際、このサイコロ2個ルールで遊んでいると、
「いつもかけざんの方が多いと思うじゃん。でもさ、4と1の場合、
足すと5で、かけると4だから、かけ算の方が小さくなるんだよね」
と、自分の発見をおもしろそうに話す子がいました。

教室では、さまざまな場面で、「より頭を使って面白くなる、つねに新しい発見や気づきがある」ように
工夫をこらしています。

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「割合」の問題が簡単に解けるようになる方法

2010-04-21 19:23:20 | 算数
○割、○%
といった「割合」の学習でつまずく子は多いですね。

複雑になっても、きちんと解けるように教えるには、
応用のきくシンプルな形をしっかり理解することが大切です。

この割合を簡単に理解する方法を紹介します。

塗り絵です。
分数の理解にも、公倍数の理解にも、中学入試用文章題の理解にも
この「塗り絵」は効果的です。

ポイントは、易しい塗り絵。

ものさしで10センチの線を引き、めもりを書き込みます。
写真のような線の形にして、

7割

70パーセント

3割引き

などの問題を、色を塗って表現していきます。

私は、ワークでこうした作業をさせるよりも、実際、ものさしを使って、
自分で作った方が理解が定着すると感じています。
また子どもにはその方が易しく感じるようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある品物の定価は900円です。
この品物を30パーセント引きで買ったときの代金は
何円になりますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と言った問題も、
900円の線の70パーセント(30パーセント引き)
だから、630円
と解けますね。

計算式で学ぶ前に、まず図の中で把握しておくと、
自分のしている作業の意味がわかっているので、学習がしっかり定着しますよ。

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子どもが言うことをきかなくて困るときに……1

2010-04-21 07:51:21 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
子どもの性質によって兄弟姉妹でも雲泥の差があるものの、
子育て中の誰もが、

子どもが言うことを聞かなくて困る

という体験をしたことがあるのではないでしょうか?

叱る、見守る、我慢する、言い聞かせる、バツを加える、
「おばけがくるよ」「こわいおじさんがくるよ」とおどかす、
子どもがこわがっている人物に叱ってもらうなど……
家庭によってさまざまでしょうが、
どの方法が良くて、効果があるのか悩むことと思います。

言うことを聞かない、かんしゃく、泣き叫ぶ、がんこ、ごね続ける
お友だちのおもちゃを取る、たたく 噛む 危険な場所で走り出すなど、

子どもの「困った」態度はさまざまです。
私の場合、子どもの年齢によって、対応を分けるようにしています。

<3歳までの子の場合>

1歳、2歳の子は、自分の感情のコントロールが上手にできません。

また、自分の中にたまった「いやな感じ」を言葉でうまく表現できないし、自分で納得することもできないので、とにかくギャーギャー言ったり暴れたりすることで外に出そうとします。

ですから大人からすればありえない設定でごね続けることもよくあります。出かける時間に「行かない」と泣き続ける、
全てがいや、
理由なくかんしゃくを起す(おそらく眠い、疲れた)

大人が「こうすれば?」「これならどう?」とさまざまな説得を繰り返しても、
一度、走り出した感情は、子ども自身にもブレーキをかけることができないのです。

3歳までの子の場合、子どもがこだわっている内容で
説得させよう、
わからせよう、納得させようとするよりも、

まったく別の目新しい切り口で、
新しい気持ちを作り出した方が事態を収拾しやすいです。

「靴はかな~い!!」に
「靴はきなさい!」で対応するのでなくて、

「靴はかな~い」に、
「靴はきたくないのね。おててにかわいいシール貼っておでかけしようか?
どのシールにする?」とたずねる形で返すのです。
すると、はきたくないという負の気持ちが、
シールを選ぶという楽しい気持ちに入れ替わるので、その後は、
いい気持ちに誘導されて素直に靴をはくことが多いです。
いつも物で吊るのはよくありませんから、
「ハンコをポン」と手に押すまねをしたり、
もって行く予定のハンカチを選ばしたりするのも、ひとつの方法です。

実際の解決例
★2、3歳児のけんか……想像力を使って解決を♪

★かんしゃくを起してばかりの「魔の2歳児」…落ち着かせる方法は?


それでも、ごねつづけたい場合、時期的なものや、
眠い、疲れたなど体調もありますから、
この時期の子は「ごねるもの」と割り切って対応することも大切です。

次回は、3歳以上の子の「困った」への対応をかきますね。
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おもちゃの遊び方アドバイス

2010-04-21 07:14:05 | 虹色教室の教具 おもちゃ
市販のおもちゃを幼児も遊べるようにルールを改善する方法や、知的教具として活用する方法を紹介します。
改善や利用法は、どんなおもちゃにも通用することですので、
お家にあるおもちゃで工夫してみてくださいね。

★ブロックを買ったものの、ひっくり返して「おしまい~」です…

★ウルトラマンカードの遊び方♪

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 1
★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 2
★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 3
★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 4

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 5

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 6

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 1

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 2

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 3

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 4


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