mamo style 楽園ハワイの地味暮らし

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車椅子のドラフト指名

2013-06-18 | 日々
最近、仕事関係でスッキリしないことがあって、ちょっと気分がブルー。




そんなとき見つけたニュース。

この記事

アメリカ大リーグのドラフト会議で、車椅子の青年が指名を得た、というニュース。

どういうこと?
車椅子で野球?

彼は、高校卒業時にすでにドラフト指名されるほど将来有望な野球選手だったのだが、
進学した大学で野球をしている時、事故で脊椎損傷になり、車椅子の生活となった。
それでも、野球に対する情熱は薄れず、コーチとして、野球と関わり続けている。

それを知った球団が、彼をドラフト指名したのだった。

もちろん野球は出来ない。球団職員として、彼の望む部署へ配属したい、ということだ。


実にアメリカらしいなあ、と思う。


これからの野球選手人生がある日突然絶たれた、彼のショックはどれほどのものだろう。
それを乗り越えて、前向きに立ち向かう強さ。

そして、野球選手でない人間をドラフトするという、ある意味ルール違反なことをする球団。
日本だったら、裏で声をかけることはあっても、ドラフトに載せるということは考えられないだろう。

アメリカの単純さに、嫌気をさすこともあるけれど、こんな時はアメリカっていい国だな、と思う。
良い行いをしたり、正しいことをした人には、最高の賛辞を与えるアメリカ。

日本は、褒めるのが苦手だ。ほめられるのも苦手。
「不言実行」だとか「謙虚」というのは日本人の美意識としてはとても素晴らしいことだと思う。
が、やっぱり褒められたい。
「よくやったね。」と言って欲しいのが人間じゃないかと思う。

わたしが最近ブルーっていうのも、この辺りの問題だ。




このニュースで心がふるふると感動している時、作家の三浦綾子さんの言葉を思い出した。

九つまで満ち足りていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、
人間はまずその不満を真っ先に口から出し、文句を言い続けるものなのだ。
自分を顧みてつくづくそう思う。
なぜわたしたちは不満を後まわしにし、感謝すべきことを先に言わないのだろう。

三浦綾子『人間学入門』より




そうだ、わたしは十のうちのほんの一つの不満に一日中ブルーになっている。もったいないことだ。
後の九つはおおむねハッピーなんだから。

もし十のうち九つが不満でも、一つの満足がある限り、不満を言わずその一つに感謝していれば、人生は開けるのだろう。

ドラフト指名の彼と、球団のニュースに、そう思った。










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