コナ・ウィンド

風には敏感だ。

いつもは部屋の窓を開けると、北東に面した窓から風が入って、南西の窓に抜ける。
でも最近、この風向きが逆だったり、風がなかったり。

部屋の中に風が通らなくて空気が澱んでくるのがいやで、扇風機を回して強制排気。
扇風機、ハワイにはふつうにあるのだ。
うちではエアコンを付けたことがありません。
いつもは窓を開けるといい風が入ってくるので、それで充分。
今の時期、扇風機をつけるとちょっと寒いくらい。


オアフ島から見て、南東に位置するハワイ島側から吹いてくる風を、コナ・ウィンドと言う。
いつもの風は北東からふく貿易風、トレード・ウィンド。

コナ・ウィンドは湿っぽくて、雨になったりするのだ。
おまけにキラウェアの火山活動による煙まで運んでくる。

今日は肌寒いのに湿っぽい、ヤな感じの一日でした。
いつものさわやかな風が恋しい。

日本では、そろそろ春一番がふくのかな？

にこの「大事」

部屋の中に、ぽとんと落ちているのは、


消しゴム。


これは、にこの「大事」
大事なものなのだ。
にこは消しゴムが大好き。
なんかね、この歯ざわりがすきみたい。
シャープペンシルのドクターグリップも、持つところがウニウニしてるのが好きみたいで、しばらくはにこのお気に入りとして君臨していた。
気がついたら、行方不明。きっと部屋の隅に隠れているんだろうな。

「大事」なものは隠すのが犬の仕事。
こんなやわらかいものを、噛み砕かないようにそーっとくわえては、あちこちと隠し場所を探すのが、にこの日課。
隠すって言っても、部屋の隅とか、ソファーの凹みとか、おかあさんの股間とか、わかり易すぎるんだけど。
この写真みたいに、ぽつんと落ちてる風なのは、
たぶん、
「お母さんが床に寝転んでる所に、にこが消しゴムを隠して、おかあさんは立ち去った。そして、消しゴムが残った。。。」
といったところでしょうかね。

そういうわけで、我が家では、消しゴムを机の上に放置すると、にこにとられてしまうので要注意なのだ。

この前、日本からトンボのＭＯＮＯ（消しゴム）を10個ほど送ってもらった。
アメリカの消しゴムは質が悪すぎ。消えないんだもの。
これはわたしの「大事」なので、にこに盗られないよう気をつけよう。

これは、ちゃんとした犬用の物のなかで、唯一にこが好きなもの。
我が家では「ガジガジ」って呼んでる。

これは、かれこれ３代目くらい。
とても硬くて長持ちする。
歯茎から血を流しながらもかじるくらい好き。

にこはこれを両手で器用に抱え込んで、飽きることなくかじっている。

「にこは食いしん坊だねー」

そう言いながらカメラを向けたら、
「そんなことないですー」
って言わんばかりに、腕をぺろぺろ舐めてごまかしてた。

へんなおっさん

こんちは、にこでーす。にっき、かきまーす！

きょうね、おひるねしてたら、しらないおじさんが、おうちのなかに入ってきたの。

くろいめがねかけて、あかいぼうしかぶったへんなひと。

にこ、びっくりして、わんわんほえちゃった。

そいつは、にこにずんずんちかづいてくるの。

きゃー、おかーさーん！！たすけてー！！！

なのに、おかあさんったら、
「なにほえてんの、おとうさんに」
って。

。
。。。
。。。。。。！！！！

え？

おとおさんなの？
この、へんなおっさん。

うそうそ！
へんなおっさんなんかじゃないです。
おとおさんってわかってたの。
かんちがいなんてしてませんって。

おつかれ！へんなおっさん。

お昼過ぎ、「ガチャン」とドアが開く音がして、ニコが玄関に向かって吠え出した。
わたしは玄関が見えない位置にいたので、Kenjiがグレートアロハランから帰ってきたんだな、と思ったんだけど、ニコはギャンギャン吠え続けている。
知らない人でも入ってきたみたいに。

見ると、帰ってきたKenjiは、キャップを被ってサングラスをして、いつもと違ったスタイル。
今日は暑かったから、こういう格好になったらしい。
出て行ったときは朝の５時だから、どんな服装だったのかわたしも見てなかった。

ニコは、見たことのない格好のおとうさんを、知らない人と間違えたみたい。

「にこ！」ってKenjiが声をかけると、
急にしっぽをブリブリふって「ひゃんひゃん」と鳴き声がかわった。

ニコは、おとうさんを間違えたのが恥ずかしいのか、
照れ隠しに必死にお愛想を振りまいていた。

犬って、こんなもん？
なんか、けっこうバカっぽくて笑った。
にこちゃんは、もうちっとおりこうさんかと思ってたよ。

さて、これがKenjiの戦利品。
完走者がもらえるＴシャツです。
１３キロを車椅子と一緒に歩いてきました。



足が疲れたっていうKenjiにマッサージをサービス。
ウィンターグリーンとか、筋肉痛にきくエッセンシャルオイルを使って。
こういうとき、妻がマッサージセラピストだと助かるでしょ。

今日はグレートアロハラン’０８！

今日はホリディ。
お仕事は休みだけど、おとうさん（Kenji）はうちにいない。
なぜなら、グレートアロハランで車椅子の出場者のお手伝いをしているから。

グレートアロハランは、毎年プレジデントディに行われる、短距離のマラソンレース。

Kenjiはきのう、ゼッケンを取り付けたり、いそいそと準備してました。




これが「ホノルルマラソンでは誤動作して、この時の記録は公式にならなかった。」っていう、問題のICチップ。



こうやって、靴に取り付けます。
ちゃんとルートを通ったかとか、スタートとゴールの通過タイムを記録する為のもの。

Kenjiは朝の５時に家を出て行った。
わたしは、夜中の２時まで勉強！してたので、お布団の中からKenjiの背中を半開きの目でお見送り。

今日はわたしは一日集中してテスト勉強する予定。
いまお昼過ぎて、ちょっと煮詰まってきたので、こうしてブログで気分転換。

Kenjiももうゴールしてるはず。

今日は朝から日差しが強くて暑かったから、バテてないかな？

ところで、Kenjiはやっぱりラッキー君。
きのう、ゼッケンを取りに行った時、くじ引きがあって、
ウォーターアドベンチャーパークの半額チケットが当たったらしい。
半額ってとこが微妙なんだけどねー。

Kenjiってば、いつもなんかが当たるんだよね。フシギ。

ともかく、
「グレートアロハランの出場者の皆さん、お疲れ様でしたー！」


今日は絵文字、いっぱい入れてみました。

現実逃避

最近２回ほど続けて、書いた記事が途中で消えた。。。。

なんか左側の変なキーを小指が押しちゃうらしい。
ＱＡＺのキーを打つときは要注意だわ。

ここの所、忙しくて時間がないから、「あと１０分だけ！」って後ちょっと！ってとこでいつも。。。
うわーん。
アップするなってことぉ？

勉強しろってこと？

えへへ。
来週の水曜日は、中間テスト。
全然勉強してないの。

現実逃避のブログ書き。

これを書いたらちゃんと勉強しまーす。

祝？ 50,000マイル！

学校に行くために車を走行中、車の走行距離が「ただいま49,999マイル！！」ってことに気がついた。
あとちょっとで５０，０００マイル？！これは写真に収めなくては！
朝の交通は渋滞。
ちょうど赤信号で止まったときに50,000の表示が。

パチリ！



週７日、休みなく毎日ハワイカイ、ワイキキを往復してるんだもんね。
週２回は一日２往復してるし。距離も伸びるってもんです。

中古で買った車だけど、
ＣＤプレイヤーは壊れちゃって、ケアリィのＣＤが中に入ったままだけど、
フロントカバーの一部がとれちゃったままになってるけど、
右の後ろタイヤのカバーのとこ、白い壁にこすっちゃってペイントの跡が付いたままだけど、

がんばって走ってくれてる。
この調子だと、あっという間に10万マイルいっちゃいそうだけど、わたしといっしょにがんばろうね。

やさいずき？

こんちわ、にこでーす。にっきかきまーす。


「にこはやさいずきだから、
みんながきらいなセロリだって、たべちゃうよー。」

。。
。。。。

ノーノーノー！！

べつにね、
やさいがすきなわけじゃないんだよ。



おとおさんが、こんなもんしかくれないから、
しかたなく、たべてるだけでーす。

アンパンとクリームパン

学校帰り、マノアまで出張マッサージ。
学校が終わってから、約束の時間まで３０分ほど空きがあったので、マノアマーケットプレイスに行ってみた。

久々だから、場所忘れちゃったけど、とりあえず車を走らせて。
前の車が思わぬところで右折するから、つられて後をついていったら、ビンゴ！
その車も同じ場所に行きたかったみたい。
渋滞を避けて裏道を通った形で、マノア・マーケットプレイスに到着。ラッキーでした。

ここにきたら、買うのはだいたいお豆腐（ソイ・トゥ・ザ・ワールド）かパン（ベーカリー・マノア）。
出張マッサージ中は買い物袋は車の中に置いておくので、お豆腐は傷みそうだから諦めて、パンにした。
食パンは1斤の半分をスライスしてない状態で。
あとはそうだなあ、久しぶりにアンパンでも。
アンパンは三種類あって、アンパン、コシアンのアンパン、それとマノアアンパン。
マノアアンパンってなに？
コシアンはあんまりすきじゃないので、それ以外のアンパンと、あと、クリームパンをなんだか懐かしくって買っちゃった。



明日の朝用に買ったのに、夕方、Kenjiと「味見、味見！！」なんて言って、
ぺろりと３つとも食べちゃった。

さすが！
日本の、懐かしいアンパンでした。
あんこがしっかりと食べ応えがあって、美味しかった。
クリームパンはカスタードがいい感じの柔らかさで、ふかふかとお口の中に入っていく。けっこうスキかも！

もう夕ごはんはいらないなあ。
（Kenjiはあとで昨日の残りのクリームパスタを食べてましたけどね。）

聞こえてくるのは・・・

風の強いこんな夜は、月までどこかに隠れている。
ごうごうと風の音だけが真っ暗闇の中から聞こえてくる。
ハワイカイの夜は早い。
11時を回れば、車の音さえ、まばら。
もちろん、外を歩く人などいない。

人の気配のない世界で、椰子の木が風の音に隠れて、うわさ話をしている。
ククイの木にとまったマイナーバードたちは、こっそりと聞き耳を立て、
ときおり甲高い笑い声を上げる。

悪趣味な鳥たちをたしなめるように、ゲッコーが大きく鳴いた。