mamo style 楽園ハワイの地味暮らし

楽園ハワイで地味ーに暮らす日々

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枝の先  アウト・オン・ア・リム

2013-06-13 | 日々



鳥がとまっている。
パームツリーの枝というのか、葉っぱというのか、の先端。


風に揺れる細い枝の先、
鳥たちは、自分の重さと、枝の細さのバランスを良く知っている。





風が吹いて、雲が流れる。

パームツリーは大地にしっかり根を下ろして、吹く風に身を任す。
時には幹までもしならせて、風を受け入れる。



久しぶりにシャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」を読みなおした。
昔むかし、まだわたしが20代の頃に読んだ本。

山川紘矢・亜希子夫妻が訳している、というからにはそちら系の本だ。

古本をネットで購入したのだ。
ページをめくるたびに、タバコの匂いがする。

あまりに昔のことなので、内容は殆ど忘れていた。
初めて読む本のような新鮮さ。
物忘れが激しい性分も、こういうときは、喜びが増えていいのかも。

タイトルの「アウト・オン・ア・リム」 梢の果実は危険を冒して枝の先まで行かなくては手に入らない。


わたしは、落ちてくる熟れた果実を下で待っているタイプ。

地上で待っているわたしの横を、沢山の人が通り過ぎる。

器用に木に登り、枝の先の果実を手に入れる者、
バランスを崩して落っこちる者、
1つだけを吟味して、大切そうにしっかりと抱えて戻る者、
抱えきれないほどの果実をぼたぼたと落としながら去っていく者、
とった果実をほんの一口だけかじって、次の果実を取りに行く者、


いろんな人がいろんなスタイルで枝の先の果実を取りに行く。

木の上からのかぐわしい果実の香りにすら気づかずに、素通りする者もいる。



わたしは、だた、待つ。


いつか、じゅうぶんに熟れた、わたしのための果実が、わたしの手のひらにストンと落ちてくるのを待つ。







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