「オーシャンズ11」

2014-11-01 02:19:55 | ミュージカル
めちゃ楽しかった!!!

同じ脚本でも宝塚版は宝塚版の良さがあったけど、慎吾版も慎吾版の良さがあった。

ま、作品のメッセージ性を含めたクオリティの高さでは、圧倒的に宝塚花組版が良かったけど、エンターテイメント性は圧倒的に慎吾版でしたね。

宝塚版がプロ集団なら、慎吾版は職人集団って感じかな…。

どっちにしても、今日は大変楽しませてもらいました。

特に今日はラスティ役の山本君の誕生日だったから、誕生日ネタのアドリブで客席が湧きまくりやった。しかもハロウィンでもあるから、ダブルネタで大盛り上がりでしたね。超楽しかった&面白かった!

っていうか、よくこの日のチケットが取れたな~とチケットの神様に感謝ですm(__)m

ちなみに今日のチケットは運良く抽選でゲットしました。ジャニーズで、しかもSMAPの慎吾君が主演だから絶対ハズレると思っていたのに、まさかの奇跡のチケットゲットでした。

ちなみに、31日を選んだのは、単純に金曜日だから仕事が休みやすいという理由です。ハロウィンとか山本君の誕生日とか全く関係なく、むしろハロウィンなんて忘れてた。山本君の誕生日なんてついこの前、感想ブログを読んで知った。今日は千秋楽よりきっとめちゃくちゃお得な日だったと思う!超ラッキーDayでした(笑)

慎吾君の挨拶にあったように、ホント今日は山本君が主役でしたね。山本君のアドリブがてんこ盛りの上に、誕生日ネタで大盛り上がりで、しかも、今ではお約束の山本君の慎吾君へのラブモーションネタもあって、大爆笑もんでした(笑)

第二部の演技指導も、慎吾君のむちやぶりで、山本君の誕生日の祝いのために皆に1人ずつ躍らせたたり、ジョンソン先生の名場面では、“今日の主役”のたすきを掛けた山本君の意味不明なアドリブで客席が大いに湧いて、しかも、敵役のさとしさんからもアドリブでお祝いの言葉があったりと、本当に内容がなくなってしまうくらいお祝いモードでアットホームでめちゃくちゃ楽しかった!


最後の山本君の挨拶では、お母様に産んでくれてありがとう!と感謝の言葉を述べていて、本当に今日は山本君にとって忘れなれない思い出の1日になったことでしょう!お誕生日おめでとうございます!

今日の感想、山本君ネタで終わってしまいそうですが…(笑)

ダニーの慎吾君は、TVでイメージしていたのと180度違って、めちゃクールでちょい悪ダンディーなダニー像だったのでビックリしました。もっと明るいダニーだと思ってたから、いい意味で裏切られました。とてもカッコ良かったです。

ぶっちゃけ書くと、めちゃくちゃ歌が上手くて踊れる訳ではないけど、国民的アイドルグループのSMAPの慎吾君だけあって、スターオーラが半端ない!やはりスターは立ってるだけで様になる!これぞスター!って感じでした。

山本君との絡みが本当に楽しかった。山本君とハグがあったかと思うと、山本君のアプローチを拒んだりと…本当にこの二人のコンビ最高でした(笑)

妻のテス役の観月さんは、めちゃくちゃ綺麗!歌が上手い!こんなに歌えるとは思わなかった。ぶっちゃけ、ねねちゃん、蘭ちゃんより良かった。ま、地声で歌えるのは慎吾版での特権やもんな。宝塚だと裏声を駆使しないといけないから大変やし。

テスの演技としては、観月さんだけでなく、出演者皆さん、作品自体がエンターテイメント性に流れていったので、演技がどうこう語ることが出来ないんですが…、観月さんのテスは綺麗!の一言に尽きます。

で、ラスティの山本君は、私の想像以上にミュージカルのセンスがあることに驚きました。何本もミュージカル作品に出ているのは知ってたし、元々初演レミゼのガブローシュだったのも知ってたけど、こんなにセンスがあるとは思わなかった。

今回のラスティ役は宝塚版と違ってめちゃチャラ男だったけど、猫背なのに上手くスーツを着こなし、ダンスも上手く、歌も上手く、声音を使った微妙なアドリブを除いたらm(__)m、ぶっちゃけ、山本君で「モーツァルト」のヴォルフガンクが観たくなった。絶対ピッタリだと思う。是非ともご検討を!

宝塚を退団して初の生キリヤン。さすが、キリヤン!イロモノをやらせたらピカイチやね(笑)今日は三階席からの観劇で、オペラチェックしまくりだったのですが、キリヤンだけでした、三階席まで目配せしてくれたの。他の方はさとしさんがたまに…。他の方はカーテンコールまでなかった。

ぶっちゃけ書くと、目配せは非常に大事です。目が合ったかもしれない!?と、スターは観客に勘違いさせてナンボ。キリヤンは宝塚の元トップさんだけあって大ホールでの見せ方が分かってる!それが一番素晴らしかった!

キリヤンのイロモノは想像以上でした(笑)キリヤンでゾフィ役もアリアリやね。
ベネディクトのさとしさんはそのままの役でした。とても貫禄があって良かったです。

オーシャンの仲間達は、本当に芸達者というか、技を持った方が多くて、見応えがありました。

てっきり、イロモノ役として選ばれたんだと思っていたラッキー池田さんと芋洗坂係長が意外と正統派な役作りだったので、ちょっと拍子抜けしましたm(__)mラッキー池田さんのようかい体操(?)の振りは良かった!

あと、美術が、まさかの松井るみさんで驚きました!てっきり、「レディ・ベス」の方だと思っていたのでビックリしました。るみさんのセンスの豊富さに驚きました。今回は、ルービックキューブの平面板って感じのスライド式の床で、ガジノをイメージしたデザインが三階席からだとはっきり見えるので動きが面白かったです。

客席を潰してステージを前に広げたり、テーブル席を設けたりと梅芸が完全にガジノに大変身していて、これはいくら音響が良くてもフェスティバルホールでは遊べない舞台演出でしたね。

客席に着いた時から既にステージ上ではお客さん相手にガジノが行われていて、始まる前から楽しい演出でした。

宝塚作品の男女混合版。全然アリアリですね。ま、中身がなくなってしまうのは困るけど、こんなに楽しかったらそれだけで十分かなと今日の舞台を観て思いました。再演はアリでしょうね。

今日のまとめ:さすが、ジャニーズ主演作品だけあって、客席の男子率、間違いなく1%もいなかったと思う(汗)舞台が始まったら、マジ男子のカッコイイダンスシーンがまるでホストクラブみたいな雰囲気があって、自分が客席にいることに超場違い感を感じてしまった(笑)でも、すごく楽しかった!チケットの神様、本当にありがとうございましたm(__)m