「ビッグ・フェラー」「昔の日々」に次ぐ難解なストーリーでした。
ぶっちゃけ書くと、新国立は二人芝居の演目のために何故この戯曲を選んだのか?非常に疑問に思う作品でした。
この作品は、ニコールの「めぐりあう時間たち」、ニコールが元々主演予定だった「愛を読む人」、ニコールの初舞台作品「ブルー・ルーム」の脚本家として非常にニコール繋がりのあるデイヴィッド・ヘアの脚本作品で、しかも、
出演者には、宝塚現役時代は大ファンだった久世のノンちゃんがいるということで、非常に期待したんですが、結果的にはイマイチでした。私には難解過ぎた!
難解というか、単純に私が理解不能だっただけなんですけどね…。
観劇後、パンフレットに載っている宮田慶子さんのコメントを読むと、そういうことか~と納得出来る部分はあったんですが、それでもよりによってなぜこの戯曲の選択したのか疑問に思う内容でした。
を前提に、感じたままを書きます。
登場する女性二人。1人は、二人に共通する男の妻。もう一人は、男の元愛人。妻と男は離婚したかどうか分からないけど、今は旦那は若いの女のと暮らしている。
元愛人の家に妻が来るところからストーリーが始まる。
一見女同士バトルが繰り広げられるのかと思いきや、そうじゃない。妻は元愛人に何かを聞き出したくてやってきた。結局何が聞きたかったのか?何が知りたかったのかは、具体的なことは結局のとこは分からない。でも、なんとなく何故元愛人の家を訪ねてきたのか、理由は分かってくる。
でも、二人の会話が全く噛み合ってないから、真意が全く見えてこない。
ただ分かること、男は最低だということ。
真実の愛(相)手を見つけたから、若いの女のもとに行った???セックス好きだったのに、その若い女性とはセックスをしていない???
真実の相手ならセックスは不要かもしれないけど、妻も愛人も幸せに出来ない人間がどうして幸せになれる!?上手くいくわけないやん。同じことを繰り返すだけ。だと私は思う。男のけじめのなさにイライラしぱっなし。
そんな男に翻弄されてしまった妻と元愛人が不憫でならなかった。
妻が元愛人を訪ねた理由は、自分ではけりをつけたかったからと言っているが、具体的に何に対してけりをつけるのか、ちゃんとした言葉では語っていない。
ただ漠然として分かることは、「パルムの僧院」のクレリア同様、今の自分にけじめをつけることだと想像した。
何故、妻は元愛人を訪ねに来たのか?最初は本人も分かってなかったと思う。突然急に何故か会ってみたくなったんだと思う。
本を書くためと言いながら、実は本当に聞きたかったことも分かってなかったと思う。ただ話がしたかっただけだったんだと思う。
噛み合わない会話の中から、妻も元愛人も男の素性が見えてきて驚愕する。自分が知らない夫の素性と、元愛人の人間性から自分が見えてきたんだと思う。これが本当に知りたかったことだったんだと思う。
結局のとこ、元愛人は過去に生き、妻は平凡な今を生きていて、二人とも未来に向かって生きてなかったことに気付く。
男と上手くいかなかったのは、セックスばかりで、コミュニケーション不足、理解不足、心の会話不足が原因(だと思われる)。
結局は男に捨てられた者同士が、完全に理解しあった訳ではないけど、心を開き、前向きに、自分らしく生きていく希望を見いだす。
妻は、男(旦那)が若い女のもとに行ってしまい、自分でもこれからどうしたらいいか分からなかったんだと思う。自分に何か悪い原因があったのかもしれない、でもその原因が何か分からなかったから、その理由を突き詰めたかったから元愛人の家に来たんだと思う。
元愛人も、過去の出来事を完全なる過去として忘れ去ろうとしてるのに、無意識では男と一緒の写真を今も大事に飾っていた。過去に囚われていた。自分では否定していたけど、過去に囚われて生きていた。
お互いがお互いの知らなかったことに気付くことで前向きになり始めたんだと思う。
自分で書いていて意味不明になってきましたが、そんなストーリーだと解釈しました。
自分の知らないもう一人の自分。自分を見つめていくことで、本当の自分が見えてくる。そうすることでより他人を理解していけると思うんよね。逆もしかりで、他人の観察で自分が見えてくる。
私自身未来に生きてないので、妻の気持ちが少し分かるかな?って感じですが、あの旦那はアカン!別れるなら別れるでいいけど、ケジメはつけなアカンで!
嫌なことから逃げても、逃げきれへん。いくらでも追いかけてくる。自分の力で立ち向かって乗り越えないと、本当の意味で前に進めない。と私は思う。
それにしても、真実の愛ならぬ、真実の相手という表現は素晴らしかった!こういう表現もアリやね(笑)
ノンちゃんの妻と若村さんの元愛人の演技バトル。脚本演出的に中途半端な演技バトルでしたが、もう少し分かりやすい戯曲が良かった…。でも、関西でも新国立の作品が観れるようになったのは嬉しい。
今日のまとめ:一部の観客のマナーの悪さはいい加減にして欲しい。遠慮なく咳をしていた人が多かったし、携帯見てる人もいた。マジ迷惑極まりない。演者も迷惑してたと思う。私の周りにいたら超低い声で注意したんやけど、生憎いなかった…。
今日は、宝塚市の武庫川で一万人(実際は半分以下)のギネス挑戦ラインダンスにヅカ友さんが参加するということで、観劇前に様子を見てきました。
てっきり、足上げラインダンスだと思ってたら、一例でダンスをするラインダンスでしたが、なんだかんだで綺麗に揃っていてビックリしました!

ぶっちゃけ書くと、新国立は二人芝居の演目のために何故この戯曲を選んだのか?非常に疑問に思う作品でした。
この作品は、ニコールの「めぐりあう時間たち」、ニコールが元々主演予定だった「愛を読む人」、ニコールの初舞台作品「ブルー・ルーム」の脚本家として非常にニコール繋がりのあるデイヴィッド・ヘアの脚本作品で、しかも、
出演者には、宝塚現役時代は大ファンだった久世のノンちゃんがいるということで、非常に期待したんですが、結果的にはイマイチでした。私には難解過ぎた!
難解というか、単純に私が理解不能だっただけなんですけどね…。
観劇後、パンフレットに載っている宮田慶子さんのコメントを読むと、そういうことか~と納得出来る部分はあったんですが、それでもよりによってなぜこの戯曲の選択したのか疑問に思う内容でした。
を前提に、感じたままを書きます。
登場する女性二人。1人は、二人に共通する男の妻。もう一人は、男の元愛人。妻と男は離婚したかどうか分からないけど、今は旦那は若いの女のと暮らしている。
元愛人の家に妻が来るところからストーリーが始まる。
一見女同士バトルが繰り広げられるのかと思いきや、そうじゃない。妻は元愛人に何かを聞き出したくてやってきた。結局何が聞きたかったのか?何が知りたかったのかは、具体的なことは結局のとこは分からない。でも、なんとなく何故元愛人の家を訪ねてきたのか、理由は分かってくる。
でも、二人の会話が全く噛み合ってないから、真意が全く見えてこない。
ただ分かること、男は最低だということ。
真実の愛(相)手を見つけたから、若いの女のもとに行った???セックス好きだったのに、その若い女性とはセックスをしていない???
真実の相手ならセックスは不要かもしれないけど、妻も愛人も幸せに出来ない人間がどうして幸せになれる!?上手くいくわけないやん。同じことを繰り返すだけ。だと私は思う。男のけじめのなさにイライラしぱっなし。
そんな男に翻弄されてしまった妻と元愛人が不憫でならなかった。
妻が元愛人を訪ねた理由は、自分ではけりをつけたかったからと言っているが、具体的に何に対してけりをつけるのか、ちゃんとした言葉では語っていない。
ただ漠然として分かることは、「パルムの僧院」のクレリア同様、今の自分にけじめをつけることだと想像した。
何故、妻は元愛人を訪ねに来たのか?最初は本人も分かってなかったと思う。突然急に何故か会ってみたくなったんだと思う。
本を書くためと言いながら、実は本当に聞きたかったことも分かってなかったと思う。ただ話がしたかっただけだったんだと思う。
噛み合わない会話の中から、妻も元愛人も男の素性が見えてきて驚愕する。自分が知らない夫の素性と、元愛人の人間性から自分が見えてきたんだと思う。これが本当に知りたかったことだったんだと思う。
結局のとこ、元愛人は過去に生き、妻は平凡な今を生きていて、二人とも未来に向かって生きてなかったことに気付く。
男と上手くいかなかったのは、セックスばかりで、コミュニケーション不足、理解不足、心の会話不足が原因(だと思われる)。
結局は男に捨てられた者同士が、完全に理解しあった訳ではないけど、心を開き、前向きに、自分らしく生きていく希望を見いだす。
妻は、男(旦那)が若い女のもとに行ってしまい、自分でもこれからどうしたらいいか分からなかったんだと思う。自分に何か悪い原因があったのかもしれない、でもその原因が何か分からなかったから、その理由を突き詰めたかったから元愛人の家に来たんだと思う。
元愛人も、過去の出来事を完全なる過去として忘れ去ろうとしてるのに、無意識では男と一緒の写真を今も大事に飾っていた。過去に囚われていた。自分では否定していたけど、過去に囚われて生きていた。
お互いがお互いの知らなかったことに気付くことで前向きになり始めたんだと思う。
自分で書いていて意味不明になってきましたが、そんなストーリーだと解釈しました。
自分の知らないもう一人の自分。自分を見つめていくことで、本当の自分が見えてくる。そうすることでより他人を理解していけると思うんよね。逆もしかりで、他人の観察で自分が見えてくる。
私自身未来に生きてないので、妻の気持ちが少し分かるかな?って感じですが、あの旦那はアカン!別れるなら別れるでいいけど、ケジメはつけなアカンで!
嫌なことから逃げても、逃げきれへん。いくらでも追いかけてくる。自分の力で立ち向かって乗り越えないと、本当の意味で前に進めない。と私は思う。
それにしても、真実の愛ならぬ、真実の相手という表現は素晴らしかった!こういう表現もアリやね(笑)
ノンちゃんの妻と若村さんの元愛人の演技バトル。脚本演出的に中途半端な演技バトルでしたが、もう少し分かりやすい戯曲が良かった…。でも、関西でも新国立の作品が観れるようになったのは嬉しい。
今日のまとめ:一部の観客のマナーの悪さはいい加減にして欲しい。遠慮なく咳をしていた人が多かったし、携帯見てる人もいた。マジ迷惑極まりない。演者も迷惑してたと思う。私の周りにいたら超低い声で注意したんやけど、生憎いなかった…。
今日は、宝塚市の武庫川で一万人(実際は半分以下)のギネス挑戦ラインダンスにヅカ友さんが参加するということで、観劇前に様子を見てきました。
てっきり、足上げラインダンスだと思ってたら、一例でダンスをするラインダンスでしたが、なんだかんだで綺麗に揃っていてビックリしました!
