お芝居もショーも挨拶もめちゃ泣ける!!
レイちゃん、めちゃ熱演!⬅今日からちゃん付け。藁
開演アナウンスからもう熱い熱い気持ちが伝わってきた!
ショーの歌もダンスも、カーテンコールの挨拶も熱すぎ!
めちゃくちゃ貰い泣きした!!!
ということで、本来は、全く観る予定になかった東宝公演千秋楽L.V.を京都のTOHOシネマズ二条(JR二条駅すぐ)で観てきてました!
なぜ、観る予定になかったのか?
はい、ケラさんの「世界は笑う」の戻りチケットをひたすら待っていたからであります!
結局戻ってくることなく今日を迎えましたが、初めから戻ってこないと思っていたから、午後に再配達の荷物を受け取るつもりで再配達の依頼をしていました。しかも、午前中はひたすら寝ておこう、配達屋さんのピンポーンで起こして貰おうとタイマーせずに寝ていました。
それくらい、全く観る気ありませんでした!
が!
全ては、神のお導き!
コレ、ホンマのホンマ(笑)
今日は、夕方には京都にいなくてはならないので、観るなら京都のTOHOシネマズ二条しかありませんでした。
午前中は寝ている予定だったのに、10時に目が覚め…、
長くなるので続きは最後(笑)
誰も興味ないと思うので本題に入ります。
東宝公演のほとんどが中止になり、なんとか千秋楽の幕を上げることができ、
この千秋楽1日にかけるレイちゃんと組子たちの想いがめちゃくちゃ伝わってきました。
宝塚のシステム上、スケジュール上、同じ公演を全く同じメンバーで再演することはできない。
卒業する4人にとっては正真正銘の最後の公演。そして組子たちにとっても唯一無二の公演になる。
レイちゃんの、卒業する4名が充分な回数舞台に立たせてあげられることなかった悔しさ、お客様に見届けてもらえなかった悔しさ、千秋楽だけでも緞帳を上げることができた喜び、ありとあらゆる感情がリストと重なっているように思えました。
L.V.だから、レイちゃんの表情をくっきり大きく見ることができたので、レイちゃんがめちゃくちゃリストと一心同体になっている姿、まどかちゃんの涙、組子たちの表情もくっきりはっきり拝見することができ、大劇場で観たときよりもめちゃくちゃ熱演されていたので、もう涙涙でした!
リストが今のレイちゃんの気持ちを投影しているかの如く、天才という才能に対するコンプレックスや嫉妬心、意のままにならない悔しさがリアルに表現され、また、リストの精神が狂って唇が震えている様を何度もカメラが捉えていたので、めちゃくちゃ感情移入してしまい泣けてしかたなかった。
リストは、ショパンの導きによって本来の音楽に対する純粋な想いを取り戻し、晩年、子供たちに音楽の喜びや楽しさを教える。
レイちゃんは、リストの気づきと学びを、時には情熱的に時には狂しく、時には冷静に演じられていました。
そうなんよね、大人たちが天才というカテゴリーの社会を作ってしまったから、競争社会という狂気沙汰が生じるんよ。
天才を集めた集団を作ってしまったら、もはやそれは、狂気の集団。その枠からはみ出たら天才でも劣等生になりうる。
本来の天才は、その才能を伸び伸び使って更に進化させ、神化させるもの。本来は枠に嵌めてはならない。
しかも、子供のうちに無意識にコンプレックスを植え付けられてしまったら、大人になってもそのコンプレックスの闇から解き放たれることは難しい。
コンプレックスが、プラスに働いて向上心というポジティブ発想に変わるならいいが、コンプレックスが妬み僻み恨みといったネガティブ発想に変わると質が悪い。大人になっても引きずってしまう。
ぶっちゃけ、宝塚も選ばれし者の集団だから天才集団と変わらない。皆が皆トップスターになれるわけではない。誰もが定年まで在席できるわけではない。競争社会の中で更に選ばれし者だけがトップスターになれる。
成績が悪くてもトップスターになれるが、それはほんの一握り。努力家で才能を開花した者、または、チャンスを物にした者にスポットライトが当たる。皆が皆、大輪の花を咲かせられるわけではない。厳しい社会なのである。
コレはもちろん宝塚に限ったことでない。スポーツ界にも同じことが言える。もちろん、特定の業界に限らず、一般社会だって昇格制度があれば同じである。
社会の渦に呑み込まれていつの間にか初心を忘れてしまうことも大いにあり得る。
生田先生が描くリスト像や心の闇は、今の社会にも大いに通ずる。本当に素晴らしい脚本演出です!
せやね、今の世の中、私も含めコンプレックスをネガティブ発想でしか発散出来ない人が大半だと思うね。
リストのように、幼少期の純粋に音楽が好きな気持ちが、大人になり社会の渦に呑まれて、財や名誉を求めることが人生の糧になってしまったら本当に苦しい生き方になるね。精神を病んで短命になるより、学びと気付きを得て、お役目として長い人生をかけて世の中に還元していく方がよっぽど生き甲斐があると思う。
自分の存在が誰かの役に立ったらそれだけで幸せじゃないかい?
そこにお金儲けが加わると、お金儲けが第一目標になるから、上手くいかなくなった時苦しくなるんよね。
と私は思う。
レイちゃんのリストは、リスト特有の悩みでなく、世間一般の悩める者を代弁する役割を担っていたと思う。
まどかちゃん演じるマリーは、リストの魂の片割れなので、紆余曲折を経てラスト再会によって魂が統合される。そこからの、G2さんの「ルートヴィヒ」のコジマに繋がるので、めちゃくちゃコラボしてる!
G2さんにも梅田彩佳ちゃんにも観てほしい作品でもある、リスト&マリーでした!
マイティーのショパンは、初っぱなから、息苦しい呼吸音が音響が拾っていたので、スクリーンに映っていなくてもショパンの存在感が伝わってきました。
リストとショパンは、同じ天才ではあっても、考え方や生き様がものの見事に対照的なので、その対比の見せ方が良かった。
ひとこちゃん演じるジョルジュ・サンドは、リストを炊きつける役目なので、ぶっちゃけリストにとっては迷惑な存在だったと思うんよ。少なくともマリーに出会ってからはね。
結局のところ、ジョルジュのお蔭で、長い年月が経ったけでも、真実の愛に気づくきっかけの人物ではあったので、悪友ではなく学ばせてくれる人だったと言える。
そして、くりすちゃん演じる伯爵夫人は、物質社会の象徴的存在なので、若い才能をコントロールできるくらいの財力と地位があるのに、リストを独占出来ない屈辱感。リストがパリに戻ってきてタールベルクと音楽で競う時の伯爵夫人の悲しさと虚しさが痛いほど伝わってきました。
リストに復讐したかったはずなのに、やはり伯爵夫人も一人のリストを愛する女性であった。ただ、地位と財力でリストを縛るだけで、魂までは独り占めできなかった。どんなに財力があってもままならないことがある。それを更に思い知らされるシーンだったと思うんよね。大劇場よりもめちゃくちゃ伝わってくる伯爵夫人像でした。
ぶっちゃけ、くりすちゃんでステファニー皇太子妃を観たかったので、卒業は残念でしかたない…。
そして、ダグー伯爵の飛龍つかさ君も大劇場よりもリアルな心情を表現されていました。自分は外で女性を侍らせているのに、妻のマリーには自由を与えない。いざマリーが家を出ると寂しさを拭いきれない様(ギャツビーのトムと同じやね)を時には情熱的に時には切なく演じられていました。
くりすちゃんもそうですが、飛龍君もこの千秋楽1日にかける想いがひしひしと伝わってきて大変素晴らしかったです!
メインキャストに限らず組子皆のこの千秋楽にかける熱い想いがスクリーンからでもめちゃくちゃ伝わってきました。
本当に泣きっぱなしでした。
そしてショー。
もう、熱い熱い!!
大劇場の時は、レイちゃん&まどかちゃん、マイティー&くりすちゃんのリフトのシンクロ具合に感動しましたが、
千秋楽は、マイティーがめちゃくちゃ勢いよく、まるでフィギュアスケートの高速スピンの如くくりすちゃんを回していたので、それだけでマジで泣けました。
レイちゃんがくりすちゃんや飛龍君と絡むシーンでのアイコンタクトや表情に仲睦まじさが滲み出ていて本当に泣けてしかたなかった。
ショーでもレイちゃんが力強く歌ったり踊っていたので、忘れさせないショーにするんや!といったレイちゃんの想いや気合いがめちゃくちゃ伝わってきて、そこでも涙でした。
千秋楽は観るつもりでなかったのに、観て本当に良かった!こんなに組子皆が熱い千秋楽は、みっちゃんの「桜華に舞え」以来です。本当に本当に感動しました!
ドキンちゃんこと美風舞良組長の台本のない挨拶と卒業生のメッセージの朗読、卒業生の挨拶、レイちゃんの挨拶、涙なくしては聞けませんでした。
レイちゃんの真剣で力強い挨拶。悔しさと申し訳なさでいっぱいの挨拶。
中止なく普通に千秋楽を迎えたならば、笑顔いっぱいのレイちゃんを見せてくれたであろうが、今日ばかりはそういうわけにはいかない。その気持ちがレイちゃんの言葉と表情から伝わってきて本当に泣けて泣けてしかたなかった。今でも泣きそうである。
最後の最後は、卒業する4名が笑顔で思いっきり愛の言葉とポーズを決めてくれて、レイちゃんや花組への愛の言葉にも涙涙でした。
飛龍つかさ君、若草萌香ちゃん、音くり寿ちゃん、芹尚英君、
卒業おめでとうございます!
皆さんにとって第2の人生も素晴らしきことを願っています!
本当に観るつもりじゃなかったのに、「世界は笑う」のチケットが取れたら間違いなくそっち優先にしていたのに、
今日は本当に神様に導かれました!
忘れられない素晴らしい千秋楽でした!
本当に本当にこのお導きに感謝です。
ありがとうございました!!!
最後に、神様のお導き談の続き…。
午前中はずっと寝ておくつもりだったのに10時に目が覚めたので、
TOHOシネマズ二条の映画館の空席状況を確認したら、まあまあ良い席が1枚残っていました。
今、家を出れば余裕で間に合う!
さっさと出掛ける準備をして家を出ました。
家を出て、まあまあ家から距離があるところで、
あ、再配達の依頼を変更せなアカン!
不在伝票家に置いてるから変更できへんわ!
配達員さんに何度も家に足を運んでもらうのは申し訳ないから、まだまだ時間があるから取りに帰ろうとUターンしたら、たくさん荷物を持った佐川急便のお兄さんに遭遇しました。
ひょっとしたら、そこに私宛ての荷物が混じっているかもしれないと、お兄さんに尋ねたらドンピシャ!
まだ午後にもなっていないのに、なんたる偶然!
身分証を見せてサインして受け取りました。
大きな荷物ではなかったので郵便受けにしまい、阪急〇〇駅に向かいました。途中タイミングよくバスに乗れたけども、寄り道したかったので途中下車して買い物してから〇〇駅に向かいました。
京都まで1時間あれば到着するから、梅田駅まで行って、座席に座ってゆとりを持って大宮駅(阪急電車の映画館の最寄り駅)に行こう!と普通に映画館までのアクセスを調べたら、
え、マジで!普通に1時間半もかかるやん!?
ということが判明。
上映開始時間に間に合わへん!梅田に行ってる場合やあらへん!十三駅で乗り換えや!
梅田でJRに乗り換えたら更に遅刻する!
どこかJRに乗り換えられる駅はないか!?
はい、皆無!!
大宮駅から徒歩21分!
走れば、ひょっとしたらぎりぎり間に合うかも!
いや、走る体力ない!大汗かいて座席に座りたくない!
お金を節約したいからタクシーは使いたくない。そもそもお金を下ろしたくない、手数料払いたいない!
だったら走るしかない!
あれもこれも、ない、ない、ない、ない尽くしの心情たったので、気持ちが焦りまくり!
電車の中で大宮駅の構造を検索し、どこの改札口を出て何番の出口から出れば後院通り(直接ではないが映画館まで導く道路)にたどり着くか、駅に着いてから検索しなくていいようにシミュレーションしていました。
はい、大宮駅に到着したのは、13時17分。
後13分しかない!
頑張っても間に合ない!
上映開始してから座席に座りたくない!(座っている方の視界を妨げて、私のせいで見たいシーンが見れなくなったら申し訳ないから。)
早歩きでも映画館に向かうしかない!
やはりタクシー乗ろうか?
っていうか、タクシーがいない!そもそもまだお金を下ろしていない!(今日に限って二千円しか入っていない。半分は、往復の切符を買ったから千円しか残っていない。タクシー代がいくらかかるか分からない!)
とにかく、後院通りを走る(早歩き、いや、ほぼ歩き)しかない!
そしたら!
バス停を通りかかった時にバスが来て、表示を見たら二条駅に停まるではありませんか!?
一か八かこのバスに乗れば、ちょっとだけの遅刻で済むかもしれない!少なくとも走るより早く着くはず!バスが遠回りしなければ…!
結果、
開演時刻に間に合いました!しかも、トイレに行く余裕もあった!
大宮駅から徒歩21分。開演時間まで残り13分。
バスに乗った時刻、13時22 分。映画館に到着13時28分。
映画館は建物の4階。入口すぐにエレベーターあり。まるで私を待っていたかのようにエレベーターのドアが開く(他の方がいたから)。
汗もかいたし、冷房で身体が冷えたらトイレに行きたくなるので、先にトイレに行っとこ!
それでも上映開始時刻に間に合いました。
長々と、いかに偶然の重なりで映画館にたどり着いたのかを語らせて貰いました。
少なくとも寄り道てさえしなければ、余裕で間に合っていましたが、それでも偶然が重なってレイちゃんの熱い熱い開演アナウンスを聞くことが出来ました!
10時に目が覚めてから映画館に到着するまでの過程において、偶然が重なり、どの偶然のひとつでも欠けたら遅刻していたわけですよ!
これは、完全にお導きでしょ!藁
誰かが私に花組千秋楽見届けてやってや!と、偶然というラッキーを与えてくれたとしか思えない!それくらい偶然が重なりました。
本当に本当に素晴らしい千秋楽でした!
拝見できて神様に感謝です!
ありがとうございました!!