映画「TO THE WONDER」でめちゃくちゃ興味が湧き、偶然なのか計画的なのかは分からないけど、タイミングよく大阪で開催されていたのでもうギリギリですが観てきました。
観る前までは、何のためにこんな大きなタピスリーを作ったのか?時代的に宗教画とは程遠いデザインに疑問を持ってました。
スピ好きとしては、やはり「我が唯一の望み」が興味材料でしたね。いわゆる人間の五感を表現した五枚のタピスリーと、六枚目にあたる“第六感”とも考えられるこの「我が~」には謎だらけで色々と想像が働きまくりました。現物を観る前まではね。
それまでは作品自体は携帯の画面からしか見てなかったので、めちゃくちゃ小さい絵を見ていたわけですが、本当何のためにこの六枚のタピスリーを製作したのか気になって仕方なかった。六枚目だけ何故かタイトルがあってしかも意味深なタイトル。
どの絵にも、女性とライオンと一角獣と、たまに召使いがメインに据えられていて、全く男がいないんですよね。
ということは、君主制の時代にどこか大金持ちの領主が妃に送ったとは考えにくいから、きっと娘の結婚に嫁入り道具として、教訓や隠れ暗号を含ませた絵手紙ならぬタピスリー手紙なるものを持たせたのかな…?と想像してました。
今日は、その暗号の謎を解こうと思って興味津々で臨んだんですが、実物を観ると考え(見方)が大きく変わりました。
展示の仕方も暗号を示唆するような見せ方をしていて、「ダ・ヴィンチ・コード」のように間違いなく何かの暗号が隠れていると思いました。実は小動物の配置にルールがあって何かの文字か記号を表現してるみたいでした。まさしく「ダ・ヴィンチ・コード」ですね。
しかも六枚それぞれに描かれている女性は皆別人で、しかもライオンも一角獣もそれぞれ表情も毛並みも微妙に違うんですよ。
女性なんてどれも似たような体型なんだけど顔の表情が全然違うので、娘に送ったのならば、6人の娘がいてそれぞれに持たせたのか…と思いましたが、それならば一つの所にあるわけはないと思うし、出所も明確に分かると思うので、娘たちに送ったという考えもなんか違うと思いました。
結局とも謎は謎のままでしたが…。
で、今日は元々六枚セットのポストカードを買うつもりでいたんですが、絵が小さすぎたので結局買わずに、大きめサイズの「嗅覚」の絵だけを購入しました。
なぜこの絵にしたか?ただ一番欲しかった「我が~」が売り切れていて、次に欲しかった「聴覚」も売り切れていて、どれか忘れたけどもう一つも売り切れで三種類しか残ってなかったんですよ。で、家に飾るなら…と選んだのが「嗅覚」でした。
で、後々になって「嗅覚」を選んで正解だと思った。ここからはぶっちゃけトークなんですが、他の五枚はぶっちゃけ私の好みの絵図ではない。もし「我が~」が売っていたら間違いなく無条件で購入していたとは思うけど、たまたま売り切れていて良かったて思ってます。
別に「嗅覚」を正当化するつもりはないんですが、いくら第六感でも絵図的に「我が~」苦手。正直飾りたくない。もし宝石箱の中身が空だったら間違いなくこの絵も欲しくなったとは思うけど、女性が宝石を手にしている点でアウト!「我が唯一の望み」のタイトルを忠実に、絵だけで判断したら最低な絵に思えて仕方なかった。なんか、お前の望みは金か!?と突っ込みたくなった(笑)もし、何も手にしてなかったら私の理想と一致したんですよ。無欲・無心まさに仏の心。実際は違ったからちょっとガッカリしたわけです。
で、他の絵もそんな風に見ていくと…、
「触覚」は、女性が旗を持っている姿はまさに悪い意味でジャンヌ・ダルク。権力欲を感じました。しかも一角獣の角を握っているのも、なんかやらしい意味で性欲にも感じとれるし、ライオンの表情も好みでないのでアウト。なんといっても、猿が錘で繋がれているなんてアウト中のアウト!
「味覚」はそのまま食欲。絵図的には悪くないけど、ライオンが口を開けていたり、一角獣がカメラ目線(笑)なのはイマイチ。小動物たちが集まっているのは愛らしい。悪く書けば餌で釣っているようにも思えるからアウト。
「聴覚」は、ライオンも一角獣も女性に背を向けているので、なんか女性が奏でる音楽は下手なのでは…?と思わせる空気感がある。で、女性の表情がアンニュイなんだけどプライドが高そうに見えたからアウト。
「視覚」、これはまさにナルシストそのものなのでそれだけでアウト。ライオンの表情もカメラ目線だし好みの表情でないので更にアウト。
となると、「嗅覚」だけは私にとってはマイナス点がない。女性の表情はマリア様みたいだし、花冠を編む姿は愛らしい。ライオンも一角獣もいい表情だし、ちゃんと女性の方へ向いているのでOK。なんといっても、猿が花を持っている姿が尚愛らしいから超気に入った。
で考えると、この六枚の絵は心理テストなのか!?と思えてならなかった。少なくとも私自身に対する心理テストではあったのかもしれんね。ま、私ならこの六枚の絵を見せて直感で選んで!と言って心理テストしますけどね…。はい、冗談ですm(__)m
何度も書きますが、別に「嗅覚」が正しいと正当化したいわけではないですよ。ただ、私は「嗅覚」が好みだといいたかっただけです。参考にされても鵜呑みにしないでねm(__)m
タピスリー自体は確かに大きいし、見た感じは一見上から色を塗ったのかと思わせるくらい見事なグラデーションでした。よく見るとちゃんと編み目で色分けしているのが確認できる。部分的に立体感もあり、かなりきめ細かい作業をされていて見応えがありました。舞台の緞帳好きな方には堪らないと思うよ。
と一応フォローしつつ、この展覧会今月20日で終わってしまうので、興味のある方はお早めに。
今日のまとめ:実は、今日は超久しぶりに、国立国際美術館もそうだけど、プラネタリウムにも行ってきました。今日のプラネタリウムはちょっとしたアトラクション感覚が味わえました。客席が動いているようなそんな感覚。これで大人600円はマジ安い&お得!オススメですよ!ちなみに、タピスリーはそれこそ直感でお決め下さい…m(__)m
観る前までは、何のためにこんな大きなタピスリーを作ったのか?時代的に宗教画とは程遠いデザインに疑問を持ってました。
スピ好きとしては、やはり「我が唯一の望み」が興味材料でしたね。いわゆる人間の五感を表現した五枚のタピスリーと、六枚目にあたる“第六感”とも考えられるこの「我が~」には謎だらけで色々と想像が働きまくりました。現物を観る前まではね。
それまでは作品自体は携帯の画面からしか見てなかったので、めちゃくちゃ小さい絵を見ていたわけですが、本当何のためにこの六枚のタピスリーを製作したのか気になって仕方なかった。六枚目だけ何故かタイトルがあってしかも意味深なタイトル。
どの絵にも、女性とライオンと一角獣と、たまに召使いがメインに据えられていて、全く男がいないんですよね。
ということは、君主制の時代にどこか大金持ちの領主が妃に送ったとは考えにくいから、きっと娘の結婚に嫁入り道具として、教訓や隠れ暗号を含ませた絵手紙ならぬタピスリー手紙なるものを持たせたのかな…?と想像してました。
今日は、その暗号の謎を解こうと思って興味津々で臨んだんですが、実物を観ると考え(見方)が大きく変わりました。
展示の仕方も暗号を示唆するような見せ方をしていて、「ダ・ヴィンチ・コード」のように間違いなく何かの暗号が隠れていると思いました。実は小動物の配置にルールがあって何かの文字か記号を表現してるみたいでした。まさしく「ダ・ヴィンチ・コード」ですね。
しかも六枚それぞれに描かれている女性は皆別人で、しかもライオンも一角獣もそれぞれ表情も毛並みも微妙に違うんですよ。
女性なんてどれも似たような体型なんだけど顔の表情が全然違うので、娘に送ったのならば、6人の娘がいてそれぞれに持たせたのか…と思いましたが、それならば一つの所にあるわけはないと思うし、出所も明確に分かると思うので、娘たちに送ったという考えもなんか違うと思いました。
結局とも謎は謎のままでしたが…。
で、今日は元々六枚セットのポストカードを買うつもりでいたんですが、絵が小さすぎたので結局買わずに、大きめサイズの「嗅覚」の絵だけを購入しました。
なぜこの絵にしたか?ただ一番欲しかった「我が~」が売り切れていて、次に欲しかった「聴覚」も売り切れていて、どれか忘れたけどもう一つも売り切れで三種類しか残ってなかったんですよ。で、家に飾るなら…と選んだのが「嗅覚」でした。
で、後々になって「嗅覚」を選んで正解だと思った。ここからはぶっちゃけトークなんですが、他の五枚はぶっちゃけ私の好みの絵図ではない。もし「我が~」が売っていたら間違いなく無条件で購入していたとは思うけど、たまたま売り切れていて良かったて思ってます。
別に「嗅覚」を正当化するつもりはないんですが、いくら第六感でも絵図的に「我が~」苦手。正直飾りたくない。もし宝石箱の中身が空だったら間違いなくこの絵も欲しくなったとは思うけど、女性が宝石を手にしている点でアウト!「我が唯一の望み」のタイトルを忠実に、絵だけで判断したら最低な絵に思えて仕方なかった。なんか、お前の望みは金か!?と突っ込みたくなった(笑)もし、何も手にしてなかったら私の理想と一致したんですよ。無欲・無心まさに仏の心。実際は違ったからちょっとガッカリしたわけです。
で、他の絵もそんな風に見ていくと…、
「触覚」は、女性が旗を持っている姿はまさに悪い意味でジャンヌ・ダルク。権力欲を感じました。しかも一角獣の角を握っているのも、なんかやらしい意味で性欲にも感じとれるし、ライオンの表情も好みでないのでアウト。なんといっても、猿が錘で繋がれているなんてアウト中のアウト!
「味覚」はそのまま食欲。絵図的には悪くないけど、ライオンが口を開けていたり、一角獣がカメラ目線(笑)なのはイマイチ。小動物たちが集まっているのは愛らしい。悪く書けば餌で釣っているようにも思えるからアウト。
「聴覚」は、ライオンも一角獣も女性に背を向けているので、なんか女性が奏でる音楽は下手なのでは…?と思わせる空気感がある。で、女性の表情がアンニュイなんだけどプライドが高そうに見えたからアウト。
「視覚」、これはまさにナルシストそのものなのでそれだけでアウト。ライオンの表情もカメラ目線だし好みの表情でないので更にアウト。
となると、「嗅覚」だけは私にとってはマイナス点がない。女性の表情はマリア様みたいだし、花冠を編む姿は愛らしい。ライオンも一角獣もいい表情だし、ちゃんと女性の方へ向いているのでOK。なんといっても、猿が花を持っている姿が尚愛らしいから超気に入った。
で考えると、この六枚の絵は心理テストなのか!?と思えてならなかった。少なくとも私自身に対する心理テストではあったのかもしれんね。ま、私ならこの六枚の絵を見せて直感で選んで!と言って心理テストしますけどね…。はい、冗談ですm(__)m
何度も書きますが、別に「嗅覚」が正しいと正当化したいわけではないですよ。ただ、私は「嗅覚」が好みだといいたかっただけです。参考にされても鵜呑みにしないでねm(__)m
タピスリー自体は確かに大きいし、見た感じは一見上から色を塗ったのかと思わせるくらい見事なグラデーションでした。よく見るとちゃんと編み目で色分けしているのが確認できる。部分的に立体感もあり、かなりきめ細かい作業をされていて見応えがありました。舞台の緞帳好きな方には堪らないと思うよ。
と一応フォローしつつ、この展覧会今月20日で終わってしまうので、興味のある方はお早めに。
今日のまとめ:実は、今日は超久しぶりに、国立国際美術館もそうだけど、プラネタリウムにも行ってきました。今日のプラネタリウムはちょっとしたアトラクション感覚が味わえました。客席が動いているようなそんな感覚。これで大人600円はマジ安い&お得!オススメですよ!ちなみに、タピスリーはそれこそ直感でお決め下さい…m(__)m