goo blog サービス終了のお知らせ 

学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

大阪弁の「ちゃうねん」…何が違うの?

2025-05-16 16:33:15 | 日記
 散歩に外に出る。僕が行く数メートル前で女性二人が出会った会話。一人が肘に大袈裟に包帯をまいている。「どうしたん、それ?」「ちゃうねん、それがな。自転車にぶつかられて…さっぱりや」と後に説明が続くのだが長いのでそこでとめるとする。ここで止める理由がもうひとつあって、大阪人が時々使うこの変な(?)日本語だ。「ちゃうねん、それがな…」は「違うの、それがね…」という意味なのだが、不思議がられるのは質問に対していきなり「ちゃうねん(ちがうの)」と応答するこの言葉である。いきなり何が違うのかさっぱり理解不能だという人がいた。説明をするとこれは「別に大したことではないのだが」を思い切り省略して「ちゃうねん…」となるのである。
 最近は言葉の省略が大流行だが大阪人は特に言葉の省略が好きな人種なのかなと思う時がよくある。全然ダメ、まるでダメだという意味で広辞苑にも出ている“さっぱり”という言葉。大阪人が独特のイントネーションで「今日はさっぱりや」というと笑いが生まれる。今日は何をやってもうまくいかないという日常生活を説明するのに“さっぱり”というひと言でことが足りる。ま、一般に大阪の人は物事にあまり深刻にならない性格だと受け止めることとする。
 ところで、英語にも便利な表現があって、offという短い単語で「今日は調子の悪い日」つまり何もかもがうまくいない日を “Today is my off day.”という(注:day off は仕事などが休みの日のこと)。(…ときどき、昔、先生だった“らしい”ことを言う…)

コメントを投稿