思いついて若い頃に楽しんだ囲碁を再開して一年と数ヶ月になる。周りに囲碁をする人がいなくて新聞などのプロの人たちの対局を再現して一人基盤に向かう日が続いていたが意を決して4月に囲碁クラブに参加した。経済的支援なしに自力でアメリカ留学を果たした僕だ、行動を起こすことで日常の壁を越えることができることを僕はよく知っている。やっと実践を楽しむことができる場を得たことができて大喜びである。そんな中、僕に声をかけてくれた人がいた。対局を提案してくれた囲碁友ができた。面倒見の良い F さんのお陰でますます囲碁が好きになる。
なぜ囲碁に惹かれるのかを考えた。囲碁も将棋もその点では同じかも知れないけれど、とにかく僕の場合は留学以前にたまたま出会った囲碁にハマったということだ。いずれにせよ、白黒の石を並べて対局している限りその過程で失敗と過ちはつきものだ。色々失着をするけれど落ち込む必要はどこにもない。対戦(行動)している限り失敗は付きものだ。失敗は自分の弱点を教えてくれる。対局の攻防から自学、自習、自修を身をもって体験できる。「失敗を通して人は学ぶ」ということはもっと若い頃に学んだことだ。十の力で百の戦いはできない。モテる10の力を全力で発揮する努力を心掛けているうちに、モテる力は10から徐々に伸びていく。対戦の過程を楽しみながら自分が学んでいく姿を実感できるのは素晴らしい。上手くいかなかった日は「なぜ」かを考えさせてくれる。上手くいかなかった日がなかったら、上手く行った時の充実感を味わうことはない。充実感とはそんなものなのかなー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます