学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

洗濯と皿洗い、汚しては洗うの繰り返し

2023-04-11 17:11:57 | 日記
 桜を散らす先週末の鬱陶しい日々が一転、日曜日と昨日は少し強い風が時々吹くことがあったとはいえ素晴らしい春らしい日が帰ってきた。今日は春の陽気の中いつもの通り女房と二人で洗濯だの外干しなどをしてなんとなく気持ちがスッキリした。
 それにしても洗濯という家事は食事後の皿洗いと同様に終わりのない繰り返しの作業だ。洗っては汚し、汚しては洗うという繰り返しだ。近所で新築工事をしている大工さんの仕事のように毎日の仕事の成果が目に見えて出るという種ものではない。かつて半世紀も前になるだろうか、アメリカで知った「女性学 Women’s studies」を思い出す。女性の仕事とされたこの二つの家事からの解放が、女性の地位向上につながるなどという話をなん度も学生にしたことを思い出した。僕のアメリカ人の日常生活の話は世話になったアメリカ家庭で学んだことが多い。カトリック教徒のその家族は子供が八人の大所帯で、洗濯物の量といえば半端ない。黒人のお手伝いさんがいて、毎日洗濯機を回しドライヤーにかけ、それから畳んで大体子供それぞれに分けて、という作業が毎日のように続く。さすがに洗濯済の衣服の片付けは各自の責任だ。とはいえ、靴下の分別は大仕事、子供達の大騒ぎが今でも聞こえてくる。日曜日、「ママの洗濯の手伝いをしたい人はだ~れだ Who wants to help mom do the laundry?」…との声に子供達がコソコソとその場から姿を消していく姿が目に浮かぶ。男性の育児休暇が議論される日本、家事割り当てを明確に、例えば洗濯と皿洗い。僕はどちらもやるけれど、成果は?…目に見える“達成感”。