学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

人間観察

2019-03-15 18:36:45 | 日記

先日、駅のホームで電車を待っている時に、70歳前後の男性が盛んに手足を動かして体操をしている姿が目についた。迷惑な話で、周りにいる電車を待つ人達がその男性から少し距離をおいて奇異な目で見つめている光景に同年代の僕は何とも言えない寂しさを覚えたのである(一昔前は傘でゴルフのパターの真似をしている人が目についたものだ)。
歳をとってくると身体中の筋肉が堅く柔軟性に欠けてくる(頭の柔軟性にも同じことが言える…)とういう事実が気にかかるのである。目覚めと同時にベッドの上で腕や足を伸ばすと、足がつることが時々起るので筋肉の硬化に気付くのである。それで寝巻から服を着替えてから‘伸び’をしたり‘手足のストレッチ’をするように変えることで起床モードに切り替わる。腕を左右に大きく伸ばしたり、自分の好きなやり方で筋肉や肩が気持ちのいい程度にほぐす動きをするのである。一日を始めるのに最も簡単な気分昂揚の方法はこの深呼吸と腕や足のストレッチではないかと思う。英語にもTake a deep breathe, and stretch your arms and legs. という表現がある、ということはこの簡単な運動は世界共通の体操なのかもしれない。
平日の正午頃にモールに足を運んでみると、昼食と運動を兼ねてモールを歩きまわっている団塊の世代の人たちと出会う。それも一人や二人というレベルではなくて、注意して周りを見回せばかなりの数の人達である。みんな歳をとると考えることは同じなのだとつくづく思う。つまるところ“健康は大いなる財産である”ということに気付くのに随分と時間がかかったということなのかも。
人間観察(people watching)というのはいつまでも続けたいと最近は考えている。“人のふり見てわがふり直せ”と言う諺があるように自分を考える機会にもなるし、他人の観察から大きな意味で自分の生活や生き方、そして人間の生き様などに考えを広げていくこともできるのだ。できれば話しかけてなにかを学べるかもしれない。