水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

北国街道今庄宿

2020年11月26日 14時04分33秒 | 低山ハイキング

      北国街道今庄宿(今庄観光協会パンフより)

 北陸の玄関口・今庄宿の街道歩きをしました。短冊状の全長1kmばかりの街道ですが、今庄の歴史を探る楽しい町歩きでした。石山駅から近江塩津、敦賀、今庄駅へ2時間ばかりでしたが、いい一日を過ごしました。

 険しい峠を背にする今庄宿は、京や江戸に行き来する越前国の各藩や旅人が必ずといっていいほど利用しました。江戸時代のある旅日記には、茶店で田楽や蕎麦が売られ、都訛りの言葉で呼び込みをする今庄宿のにぎやかな情景が記されています。幕末の記録では旅籠屋55軒、茶屋15軒、酒屋15軒、娼屋2軒などがあったとされ、大きな宿場町として繁栄した様子がうかがえます(今庄観光協会パンフレットより記載)。

 今庄駅ー御札場跡(北村善六家)-高札場跡ー白駒酒蔵ー吉五商店ー高野由平商店(梅肉)-今庄宿入口(稲荷神社)-昭和会館ー脇本陣跡ー本陣跡ー旅籠若狭屋ー京藤甚五郎家・脇本陣跡ー北陸線踏切ー今庄宿入口ーおばあちゃんの店(そば処)-今庄小学校前ー今庄駐在所前ー北陸線高架橋ー今庄駅

  今庄へ北陸トンネル冬に入る    惟之      

  街道にうだつ連なり柿熟るる

  軒下の杉玉ゆれて新走り(御札場跡)  

  梅肉のひと箸試食生姜味

  大雪は軒うえ越えて御札場跡

  今庄の本陣跡や柿熟るる

  古地図の真中に安土紅葉散る(京藤甚五郎家・脇本陣跡)

  脇本陣に紅葉且つ散り刀傷(京藤甚五郎家・脇本陣跡)

  街道に蕎麦あり酒あり娼家あり

  ゴジラゐるナンバープレート冬日差し

  今庄におろしそばあり友は酒

  そば食へば北陸本線列車ゆく

  冬浅し駅のベンチにゴジラ座す

  校庭に子等の声なき神無月

  高架よりそば工場も酒蔵も

  欄干におろし蕎麦あり楽しかり

  吊るし柿ずらり10連土産とや

  冬に入る北陸トンネルいと長し

 今庄駅ホーム

 今庄駅ホーム2

 今庄駅おみやげ屋

 つるし柿のお土産

 

 秋晴れて今庄駅前清水酌む

 

 街道脇に忠魂碑

北善商店。享保元年(1716年)創業。落札と金銀を両替する御札場を勤めた北村家の造り酒屋。酒銘「聖乃御代」は、戦後、平和な時代への祈りを込めて京都の高僧が命名したと伝えられる。 

 杉玉の小さく揺れて新走り

 大雪の時は小屋根を越えて積もったと北善商店のご主人

 御札場跡の案内

 

 街道行く

元禄10年(1679年)創業。徳川将軍奉行所より「古代酒監札」を交付された京藤家の白駒酒造。

 100年以上変わらないこだわりの味噌つくり。厚揚げや豆腐もおすすめの吉五商店

  梅肉の看板を掲げる高野由平商店

 稲荷神社前(今庄入口)

 冬の日のきららと照りて地蔵尊

 白壁の街道をゆく仲間かな

 新羅神社の鳥居まえ行く

  高札場跡の案内

  街道に柿熟るるなり日を浴びて

 

 街道の昭和会館紅葉晴れ

 昭和会館・脇本陣跡の案内

 明治天皇行在所跡

 本陣跡の案内

 街道に紅葉且つ散る門屋場跡

  京藤甚五郎家の案内

  京藤甚五郎家の脇本陣跡、奥の縁側に刀傷の柱

 酒に酔った浪士がつけた柱の刀傷

  ゴジラがデザインされて福井のナンバープレート

 今庄宿南の入口

 おばいちゃんの店

 北陸本線踏切を行く列車

  今庄小学校前

 

  国道365線沿いを行く

  今庄駐在所

  清らかな流れの日野川

 

 高架橋の欄干の今庄そば

 ベンチの怪獣(敦賀駅)

 江戸時代の今庄の賑わい(今庄駅にて)

 

 

 

 

 

  

  

 

 

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