水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

八月の詩(今城塚古墳)

2015年08月01日 18時50分16秒 | 春の俳句

                  京都洛北 鷹ヶ峯 茶花園          

 諸手揚ぐ巫女の埴輪や髢草(かもじぐさ)   惟之

 千木き家形埴輪風光る

 朱き沓履きて大王眼る春

 墳丘のテラスへのぼるしゃが著莪の花

 本堂は明け放たれて花の寺

 夏めくや牧のサイロの屋根光り

 夏めきて窓辺の木遇も目覚めけり     洋子

 夏めくや隣家の雨戸開ける音        秀子

 新緑やさゆらぐ影を窓に見て        美枝

 朝早く見る新緑の生き生きと        幸子

 病院を出て新緑の風の中          テル

     俳誌 嵯峨野八月号(通巻第529号)より

 

 

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