9月28日付 『市民タイムス』 一面記事より
王滝村 「田の原登山口」 にて、登山客らと、噴火発生時刻に黙とうをささげる木曽警察署山岳高原パトロール隊員ら
同 記事より
木曽町三岳小学校体育館にて行われた追悼式にて、被災者のご家族、地元住民、町、山小屋関係者ら200人が参列して、献花台に白い花を手向け、祈りをささげた。
あの、忌まわしい御嶽山噴火から、昨日でちょうど2年となりました。
木曽町では、噴火の発生した午前11時52分に町内放送による、30秒間の黙とうがありました。
家にいたので、私も祈りを捧げさせていただきました。
あの日と同じ、よく晴れた気持ちのいいお昼時、犠牲になられた方々とそのご家族のことを思うとほんとうに胸が痛みます。
まさか、噴火が起こるとは、ましてやあのような戦後最大の惨事になろうとは、誰も思っていなかった。
御嶽山は今年の9月24日より9合目までの登山が可能になったといいますが、登山客はヘルメットを持参していない人がほとんどで、パトロール隊が指導して回ったそうですが、
なぜ、あれだけの惨事からわずか2年で、ヘルメットなしであの山に登ろうとするのか驚きます。
あの日も出ていたという、噴火警戒注意報。
登山口や山小屋などではヘルメットの貸し出しと着用注意を呼び掛けていたそうですが、ほとんどの人が借りることはなかったといいます。
なぜなら、誰も御嶽山が本当に噴火するなどとは思っていないし、しかもあそこまでひどい事になろうとは、誰も夢にも思わなかったから・・・。
実際噴火が起きたときも、その様子を写真や動画に撮っている人もいたほどなので、大した噴火ではないと最初は思えたのでしょう。
もちろん、これまであの山とかかわって生きてきた私たち地元民も反省しなければならないことが多々ありますが、
「時間がたったから、もう大丈夫では?」 という神話のような思い込みから抜け出さなくては、何の解決にもなりません。
自然災害は防ぎようのないもの。
ですが、被害を最小限に食い止めようとする努力と知恵は、人間の手によってもたらされるものであると信じたいです。
( これはどの災害に対しても当てはまることと思います。 )
改めまして、御嶽山噴火で犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りしますとともに、
2度とこのような惨事を繰り返さぬよう、皆で少しでも考え、出来る限りの努力をしていきましょう。
そして、
ドラマ 『木曽オリオン』(2014年1月22日・NHK BSプレミアムにて放送) の舞台ともなった、
大粒の星の降ってくるかのような自然豊かな美しい村々に、早く笑顔が戻りますように・・・
御岳山噴火後に、地元木曽の産業、観光復興を願って作られた 『つながろう、木曽』 のキャッチフレーズ入りの、地元の温泉の素。
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