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スリーデイズ The Next Three Days

2015年03月22日 22時21分09秒 | 洋画>★★
2010年/米/ポール・ハギス監督/ラッセル・クロウ エリザベス・バンクス タイ・シンプキンス ブライアン・デネヒー レニー・ジェームズ ダニエル・スターン リーアム・ニーソン オリヴィア・ワイルド
2015年3月4日 テレ東午後のロードショー〔秀作サスペンス特集!〕

【あらすじ】
ある朝、突如妻ララ(バンクス)が殺人容疑で逮捕された。妻の無実を信じて疑わない夫ジョン・ブレナン(クロウ)は、なんとかして法廷での勝利を勝ち取ろうと尽力して早3年。3歳だった坊ちゃんルークも6歳(シンプキンス)になりました。しかし奮闘虚しく、証拠不十分で有罪が確定。ララは世を儚んで獄中自殺未遂してしまう。
ワイフは絶対に何にもしてないもん!ジョンは彼女を脱獄させる決意をする。脱獄のプロフェッショナルデイモン・ペニントン(ニーソン)からアドバイスを受け、実行に向けて準備を進める。根気は要るし、金も掛かる。危険な橋も渡らなければならないし、冷酷にだってならなきゃならない。果たしてジョンは、挫けることなく妻を脱獄させ再び家族水入らずを手に入れることができるのか。そして殺人事件の真相は…!?


なんと飽くなき夫婦愛か。これが親子であればセガールあたりでもやりそうなことだが、所詮は他人である奥さんに対してここまでやらせるというところに訴えかけるものがある。そして奥さんのほうの肉親は息子以外登場せず、夫のほうの両親が出てきて息子のやることに無言で理解を示す。もう主人公は、両親を捨てて奥さんを取るのである。
通常、こういう<冤罪モノ>では<真犯人探し>がメインテーマとなる。しかし今作は、もうそれは無理。ならば脱獄させよう、「正義の神様がいないなら、犯罪者になろうとも自分でしあわせを掴み取るんだい!」といったスタンスである。そしてそのダークサイドへの案内人が、リーアム・ニーソン。「96時間」シリーズで妻子を助けるために奔走している彼が、濁った形ではあるがこうして力を貸す役に回っているというのも粋な配役だ。
しかしこの親子、新天地で平和に暮らせたんだろうか。ジョンの愛が重すぎて、奥さんウンザリしちゃいそう…。
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