暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス/巨大生物頂上決戦! Mega Shark vs Giant Octopus

2012年07月19日 22時07分14秒 | 洋画>殿堂>その他
2009年/米/エース・ハンナ監督/デボラ・ギブソン ショーン・ローラー ヴィク・チャオ
2012年7月19日 テレ東午後のロードショー〔海の映画特集〕

【あらすじ】
アラスカ北極海の氷床から、推定全長50m程度の巨大サメメガロドンと巨大タコが出現した。ただちに蘇生したそいつらは、全世界の海に出没しては文明を襲い人類を恐怖のどん底に陥れる。さしもの米海軍も相手のデカさに歯が立たず、海洋学研究者であるエマ(ギブソン)とサンダース教授(ローラー)に泣きついた。
彼らは合成フェロモンを使ってやつらをそれぞれ湾に誘い込み、追い込み作戦で仕留めようと画策するも失敗に終わる。ならば2匹を戦わせてはどうかと、再び潜水艦を出動させた。
太古の巨大生物が現代で大暴れする海洋ロマン!美人(?)主人公と日本人海洋学博士シマダ(チャオ)とのラブロマンスもあるよ!


わはは。でけー。これ作った人、ほんとは怪獣映画を撮りたかったんだろうな。だってサイズが。そして頑丈過ぎ。で日本人を主要メンバーに入れて、東京湾でタコを大暴れさせる(口述のみ)んだから。どうせだから下手糞なCGなんか使わないで、着ぐるみにすればよかったのに。…無理か。
なんだかもうこの怪獣たちは、石油採掘プラントだの空飛ぶ(!)ジャンボジェットだとかを襲うわけよ。何のために!?それは解明されない。まあそんなあんばいで七つの海を股にかけ、美味くもないだろう鉄の塊に噛み付きまくるわけだ。長い冬眠状態から醒めて、カルチャーショックを起こしたんだろうか。一方でサメは鯨に噛み付いた…これは普通に捕食のためと思われる…が、歯が欠けちゃって食べかけのまま捨ててしまっている。鉄に噛み付いてるのに!?ミサイルでも歯が立たないくらい強力な外皮を持っているのに!?ま、まあ目覚めたばっかだから、古くなった歯が生え変わる時期だったんだよね。
で、飛んでる飛行機にも噛み付く(タコのほうも、戦闘機を叩き落としてた)暴れん坊だから、世界の交易がストップしちゃうんだ。世界パニックだよね!?国連挙げて、人類の総力をかけてこの怪獣さんたちを封じ込めようとするはずじゃない。なんか、秘密ごとっぽいんだよね。海洋博士が軍事潜水艦を仕切ってたりとかさ。そんな一部の地味な、ちまっとした連中だけに事態を委ねてるんだよ。
撮る人と予算さえ間違えなければ、壮大なメガアニマルパニックになるプロットだったんじゃないか?俺の実家は内房だから、大ダコが東京湾を地獄にするそのありさまを見渡せただろうよ。なんだよ、想像任せかよ。

それにしてもまあ、よくぞここまで魅惑的な邦題を付けてくれたものだ。これは見たい!見たくなる。そして裏切られて「時間返せっ!」と暴れたくなるC級作品の定番コース。バカコレクションとして、録画保存の殿堂入りとなりました。おめでとう!
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