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かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート Dragon Tiger Gate(龍虎門)

2011年03月04日 22時04分16秒 | 洋画>★★
2006年/香/ウィルソン・イップ監督/ドニー・イェン ニコラス・ツェー ショーン・ユー ドン・ジェ チェン・カンタイ シン・ユー
2011年3月3日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
孤児院兼道場の龍虎門。師範の甥っ子であるタイガー(ツェー)が、マー(チェン)を親分とするやくざ組織<羅刹門>の用心棒ドラゴン(イェン)と出会った。二人は、生き別れになっていた兄弟だったのです!
利権をめぐるヤクザの抗争でマーが討たれ、ドラゴンは敵方用心棒の<ダブルデビル(シン・ユー)>によって瀕死の重傷。やくざの対立組織はまた、大ボス火雲邪神シブミを差し向けて龍虎門をも襲撃した。師範は殺され、タイガーと、弟子入りしていたヌンチャクのセック(ショーン・ユー)も打ち負かされてしまう。マーのお嬢さんシャオリン(ドン)は友人たちを助けるため、伝説の老師<ケイ>を頼った…が、そう簡単に助けてくれるほど生易しくもなかった。
果たしてシャオリンは、勇士たちを助けることができるのか。そして3人の勇士は、死の淵から這い上がりシブミを倒すことができるのか…!?


漫画原作で織り成すアクションコント。発泡スチロール製のセットをバリバリと破壊するため、舞台となっている飲食店がとても気の毒になってしまう。
主人公兄弟の年齢設定がお幾つくらいなのかは不明だが、まるで在りし日の近藤正臣のような髪型とベルボトム…と書けば聞こえのいいラッパズボンでなんだか懐かしい雰囲気。主演で兄ドラゴンのほうを演じたドニー・イェンは、若々しく見えるが既に40を過ぎたとっつぁんだというから驚きだ。老けたお顔を隠すための髪型だったのかもしれん。弟タイガーのニコラス・ツェーがやっと25、6だから、実際は親子ほどの年齢差があったわけだ。
考えてみるとベビーフェイスはこの二人だけでいいはずなのだが、セックってのはあいつ別に要らなかったんじゃないかなあ。何故か田中星児を思い出す風貌(マッシュルームではありません)。
アクションと武道哲学を見せたいだけの映画のようで、生き別れ兄弟とかやくざの抗争とか孤児院道場とかなんか各要素が薄い感じだった。原作があるからしょうがないのか。今にして思えば、タイガーとシャオリンの出会いの場面が意味不明だなあ。
それで「かちこみ!」ってのはどういう意図で付いた邦題だったのでしょうか…???原作はどこで読めるのかな。
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