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暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

スマホを落としただけなのに/囚われの殺人鬼

2022年03月17日 19時56分47秒 | 邦画>★
2020年/邦/中田秀夫監督/千葉雄大 白石麻衣 成田凌 井浦新 鈴木拡樹 平子祐希 飯尾和樹
2022年3月13日 TBS

【あらすじ】
長い黒髪の女性を標的とした連続殺人事件を起こした浦野(成田)が、刑事・加賀谷(千葉)によって逮捕されてから数か月後、とある山奥で女性の白骨遺体が発見される。その現場が、かつて浦野が殺害した女性を埋めた場所の近くであることから、警視庁の管理官・牧田英俊は、犯人の手がかりを得るべく、浦野から情報を聞き出すよう加賀谷に命じる。
獄中で加賀谷と面会した浦野は、自分がネットワーク犯罪の師と仰ぐブラックハッカーの<M>が事件に関与していることを話す。浦野から捜査に協力する上での条件を告げられた加賀谷は上層部の返答を待とうとするが、Mに対抗していたホワイトハッカーが殺害された事件を受け、牧田は超法規的措置として浦野を捜査に協力させる。
その加賀谷には、交際中の恋人・美乃里(白石)がいたが、美乃里は結婚後の生活についての話し合い等に消極的な加賀谷に苛立ちを募らせていた。ある日、喫茶店でフリーWi-Fiを見つけた美乃里は、それがダミーであることを知らずに接続したことで奇妙な出来事に見舞われる。そして加賀谷は愛する者の命だけでなく、自分が抱える誰にも言えない秘密までもが危険に晒されてしまうことに。

<ウィキペディア様より引用>

原作及び前作未見。放送された?ひょっとしたら、何かと被ってて録画しなかったのかも。というわけで、今作がその<1作目>と思い込んでいた。あれー?なんか、みんなもう知り合いっぽくない?というアウェーの飲み会に参加した感覚だった。楽しそうな皆さんを眺めながら、ひたすら飲み食いするだけのボク。帰ろうかな、なんか、観てるのも辛くなるような演出やら演技やらばっかだし。という気持ちを堪えて、最後まで筋トレごっこしながら付き合った。成田凌とかすごくいいのに、変に芸人を出演させたり腐女子狙いのBL臭を匂わせてみたり。流行りに乗っかろうとしてるだけなのが、ミエミエなんだよね…。
とはいえ、インターネットの怖さを啓蒙するには有意義な作品とは思います。怖い!ネット怖い!

2022年03月05日 20時13分21秒 | 邦画>★
1985年/日・仏/黒澤明監督/仲代達矢 隆大介 寺尾聰 根津甚八 ピーター 原田美枝子 宮崎美子 野村武司
2022年3月2日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
戦国武将一文字秀虎(仲代)は齢七十となり、三人の息子への家督相続を誤ってお家騒動を引き起こしてしまう。自らも戦火に飲まれるが、切腹もままならず気狂いじいさんに。独り助けの手を差し伸べてくれたのは、他でもない三男の三郎(隆)であった。三郎は家督の件で唯一苦言を呈してくれた正直者だったのだが、それが気に入らず愚かにも追放の身としていたのだった。
戦国に生き、権力に驕り、あらゆるものを失ったボケ老人の末路!!


いつも通り、あらすじはテキトー。黒澤明って、あんまり俺にはシビれないんだよなあ。
で、今作は「リア王」を下敷きとした架空の武将を描いているんだそうな。冒頭「三本の矢」のくだりがあったので「あの武将だ」と閃いたものの、ずっと名前が思い出せずモヤモヤしながらの観戦となりました。毛利元就という名前を自力で思い出せて、ひとまずほっとする。というか、こんな人名までおぼつかなくなってしまった記憶力の低下にショックは隠し切れない。
因みに、だからといって「リア王」が分かってる訳でも何でもないというのも情けない。

私をスキーに連れてって

2022年02月07日 21時19分59秒 | 邦画>★
1987年/邦/馬場康夫監督/三上博史 原田知世 布施博 鳥越マリ 沖田浩之 原田貴和子 高橋ひとみ 竹中直人 田中邦衛
2022年1月24日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
スキー場で出会った男(三上)女(知世)が、恋と仕事とスキーをする。

めんどくさいから、あらすじはこんなもんでいいか。ホイチョイだしな。
三上博史が何故か、相当アホなコミュニティに所属している。現在管理職に就いている輩は、だいたいこのカテゴリと言ってもいい。その点で、社会生活を営む大人は観る価値ある作品。
一方の知世ちゃんは、どう見てもそっちじゃない。鳥越マリはそっち系だとしても、知世ちゃんはアホコミュに巻き込まれて居心地の悪さを感じている。
ところがそこはホイチョイだから、「チャラい系サイコーだろ?イエー!」と満足感を強要してくる。
知世ちゃんは三上と付き合うことをヨシとしても、布施博コミュニティからは距離を取りたかったはずである。
で、この作品が言わんとしていることは!?ああ、腹立つ。三上博史とヒロくんと知世ちゃんでなかったら、許せない恥ずべき邦画。

さて、この作品を観たその夜。当時好きだった人と思いがけず出会う夢を見たのであった。逆ナンしたい。でも37年前から好きだったなんてキモくて言えない。と煮詰まってるうちに、ツバがかかるほど接近して…目が覚めた。心拍数爆上がりだった。人は案外、こういうことで死ぬのかもな、とまで思った。
それもこれも、みんな雪のせいだ。じゃなくて、三上博史のせいだっ!

天と地と

2021年12月19日 20時38分36秒 | 邦画>★
1990年/邦/角川春樹監督/榎木孝明 津川雅彦  浅野温子 財前直見 渡瀬恒彦 沖田浩之
2021年12月16日 BS日テレ 木曜は!特選時代劇

【あらすじ】
上杉謙信(榎木)vs.武田信玄(津川)!

タイトルは知ってるよ。で、学生時代小室好きの友人が割とノってた。
更に同じカテゴリの友人が「炎の蜃気楼」に心酔してて、自分も読まされたクチ。だもんだから「コムロのミラージュだ!」という感想が第一…。正直いつ面白くなるのかずっと待ってたのだが、結局面白くならないまま終わってしまった。そのまま闇戦国にでも突入しとけ。
因みに今作の目玉である<大エキストラ合戦>も、「ナンパオ」と同列で記憶に刻まれている。全部大川興業のせいだ。

斬る

2021年11月01日 21時08分51秒 | 邦画>★
1962年/邦/三隅研次監督/市川雷蔵 浅野進治郎 渚まゆみ 天知茂 藤村志保/4Kデジタル修正版
2021年11月1日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
天才剣士・高倉信吾(市川)は、三年の武者修行のなかで、三絃の構えという異能の剣法を会得し、故郷に帰ってくる。つかのまの平和な日々。しかし、ある日、父の信右ヱ門と妹の芳尾が隣家の池辺親子に惨殺され、死に瀕した信右ヱ門から自らの出生の秘密を聞いた時から、信吾の悲劇の命運は回り始める…。
<NHKスクエア様より引用>

市川雷蔵初体験。どんだけ美形かと期待していたが、さほどでもなかった。美的感覚の時代ギャップ。
なんせ主人公信吾の生い立ちが難しすぎるし、どういう経緯でたったの3年で剣豪になったのかも不明だし、仇とはいえお隣さん親子に無情過ぎるし、そうかと思うと行きずりの全裸お姉ちゃんに操立てすぎだし、疫病神かよというくらい周囲の人たちが斬られすぎ。幕末の価値観なのかもしれないが、何もかもスカッとしないぜ!

梟の城

2021年10月31日 17時03分20秒 | 邦画>★
1999年/邦/篠田正浩監督/中井貴一 鶴田真由 上川隆也 葉月里緒菜 永澤俊矢 マコ・イワマツ
2021年10月25日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
1581年、伊賀の里は織田信長によって滅ぼされた。
10年経過。本能寺の変も終わり、時まさに秀吉の時代。伊賀で生き延びていた葛籠重蔵(中井)に、秀吉暗殺の仕事が舞い込んだ。「秀吉殺したって、頭がすげ代わるだけでしょー?」とやる気も起きなかったが、なんだかんだで現地に赴くことにした。道中今井宗久の養女たらいう鶴田真由に出逢い、京都奉行所の役人が伊賀の下忍風間五平(上川)で、甲賀忍者の洞玄(永澤)に命を狙われ、今井宗久は死ぬしいきなり告ってきた伊賀のムスメっコ(葉月)も殺され、朝鮮出兵だの石川五右衛門だのがどうしたこうしたで重蔵は秀吉をどうする…!?


原作未読。司馬遼太郎30代の頃の、最初期の長編小説だそうな。こんな、ステレオタイプな忍者が登場するような作品を描いていたと知らなかった。
真面目に忍者モノ撮られてもシラけるだけで、あっちにもこっちにもなれない半端な印象。やるならいっそ、里見八犬伝くらいにはぶっ飛んでて良かったのでは?鶴田真由と葉月里緒菜で興収稼ごうって魂胆も、ミキプルーン的にはどうなの?

ホタル

2021年10月29日 21時20分12秒 | 邦画>★
2001年/邦/降旗康男監督/高倉健 田中裕子 水橋貴己 奈良岡朋子 石川比佐志 小澤征悦
2021年10月27日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
桜島を望む鹿児島の小さな港町で静かに暮らす山岡(高倉)と妻の知子(田中)。漁師をしていた山岡は、知子が14年前に腎臓を患い人工透析が必要になったのを機に沖合での漁をやめカンパチの養殖を始めた。時代が“平成”に変わったある日、山岡は藤枝という男(石川)が青森の冬山で亡くなったことを知る。藤枝は山岡と同じ特攻隊の生き残りで、彼の死に山岡は愕然とする……。
<YAHOO!映画様より引用>

あーキツかった。
降旗康男だから端から期待などしていなかったが、それでも高倉健と田中裕子なら…どうにもならないか。モデルとなった関係ご遺族も呆れる出来だったとか。関係者をしてそうであるなら、アタシが詰まらなくても已むを得ぬな。
どうにかして、降旗康男と木村大作を「スゴイ!」と褒め称えられる作品に出会ってみたい。

今日から俺は!

2021年10月10日 21時09分08秒 | 邦画>★
2020年/邦/福田雄一監督/賀来賢人 伊藤健太郎 清野菜名 橋本環奈 泉澤祐希 山本舞香 柳楽優弥 栄信 ムロツヨシ 佐藤二朗 嶋大輔
2021年10月8日 日テレ金曜ロードSHOW!

【あらすじ】
1980年代にそこそこヒットしたマンガの、ドラマ化の映画版。今こそツッパリ!

こんなもんが興行的にヒットするとか、日本の未来が心配になる。ひょっとしたら、ドラマ版を観てたら面白くも感じたのかしら。まあ良かったところといえば…賀来賢人と柳楽優弥が年甲斐もなく高校生役なんかやって、可愛かったってとこかな。あとはなんか、千葉県バカにされたみたいで気分悪かった。

おかえり、はやぶさ

2021年10月08日 21時15分08秒 | 邦画>★
2012年/邦/本木克英監督/藤原竜也 杏 三浦友和 前田旺志郎 大杉漣 中村梅雀
2021年9月12日 BSテレ東

【あらすじ】
小惑星探査機<はやぶさ>の、打ち上げ前から帰還までを描く。

はやぶさ帰還フィーバーに乗っかった、ミーハー作品。制作委員会も多くの劇場観戦者も、帰還に失敗してたら見向きもしていなかったろうことが伺える。あーこの子役も煩わしいわー、オタクは詳し過ぎる知識ひけらかして周囲の耳目を集めてはいけないし、声がデカくてもいけないというのに。
で無駄に人間ドラマを作り過ぎなんだよな。事実が十分にドラマチックなんだから、もっとドキュメントによせていい。なんならNHKスペシャル拡大版みたいな作り方でいい。
と私は思いました。本木監督は、違うんですよね。好きになれねーわ。

緋牡丹博徒

2021年08月17日 21時45分02秒 | 邦画>★
1968年/邦/山下耕作監督/藤純子 高倉健 若山富三郎 待田京介 大木実 山本麟一 清川虹子 山城新伍
2021年8月10日 NHKBSプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
時は明治中頃。熊本のやくざ矢野組に生を受けたお竜(藤)は、カタギへ嫁にもらわれようという時に父親(親分だよね)を辻斬りで亡くしてしまう。男兄弟もおらず、組は解散。お竜の縁談も破談となる。
しかしお竜は負けなかった。父の仇を討つため、賭場師として諸国行脚をするのだった…。


NHKBSプレミアムって、名作を放送してくれてるもんだとばかり思ってたんだけど。そうでもないんだな。固有名詞をちゃんと拾って、しっかりしたあらすじを作ろうとメモを取ってはいたのだが…10分で諦めた。何せ古い作品のこと、録音も悪いし熊本弁だし。とつけむにゃーよ。
藤純子(富司純子)22歳のかっこよさに惚れる以外は、特に見どころなし。ヘンテコなおっちゃん(若山)が続編でも活躍するそうだが、鈴木則文が監督をした2作目は観てみたいかな。