久しぶりに文庫本を買った。
と言っても、そんなに大層な内容の本では無く、SF小説、それも「スペオペ」と言われる部類に入る物だ。
いや、どちらかというと、「スチャラカSF((C)火浦 <仕事をしない> 功?)」かも。
えー、”物”は、ARIEL番外編2「家出艦長の里帰り」(笹本 祐一 著)である。
笹本氏とは年がほぼ同じ(5ヶ月違い、学年だと一緒。)な為か、感性が俺と良く似ている。
趣味も良く似ている様な気がする。
だからだろうか、氏の小説は読んでいて非常に楽しい。
笹本氏のデビュー作、「妖精作戦」からファンとなり、今に至っている。
中でも、「ハレーション・ゴースト」は大好きな話である。
(その後?話である、「スターダスト・シティ」も大好きではあるが・・。)
まぁ、「妖精作戦」シリーズの結末はあまり好みでは無かった(基本的に”ハッピーエンド”が好きなもんで・・。)し、「ARIEL」本編はあまりに”スチャラカ”過ぎて、ちょっとって所は有ったけどね。
でも、やっぱ読んでて楽しいわ。
元々が、「スタートレック」(邦題「宇宙大作戦」)と「UFO」(同「謎の円盤UFO」)でSFに目覚めた人間である。
しかも、「UFO」の「スカイダイバー危機一髪」やら「時間凍結作戦」、「スタートレック」では「パイリスの魔術師」(ノベライズ版での題名。放映時の題名は覚えていない、何せ幼稚園児だったもんで・・。)と言った”心理劇”じみた話が大好きという変なガキだったのだ。
本格的にSFに目覚めたのは、小学校の高学年の時に、E・E・スミス氏の「三惑星連合軍」に出会ってからか・・。
それから何故か「スカイラーク」シリーズに行ってから、「レンズマン」シリーズに戻り、その後はもう手当たり次第読みまくっていた。
アシモフの「我はロボット」から、「スラン」「人間以上」「虎よ・虎よ」まで、読みまくったなぁ。
「エウレカセブン」での、どこぞのばあさんの台詞「これが、あなた達の”たった一つのさえたやり方”って訳ね。」で、ずっこけまくったのは俺だけだろうか・・。
あの番組は、題名を聞いた時から「好き者が創ってるなぁ。」とは思ってたけど。
話が横道に逸れたかな、元に戻そう。
で、今回買った本の感想。
おもろかった。
一気に読んでしまったぞ。
相変わらず上手いなぁ。
俺にもあの位文才が有ればSF作家に・・・、想像力(創造力?)が無いから無理か。
ともあれ、次の刊行予定である「宇宙へのパスポート3」、楽しみにしてます。