正直、300kmオーバーはつらかった。
13日(土)3:00に自宅をスタートし国道17号を北上します。
目的地の谷川岳の一ノ倉沢まで約150kmの道のり
2時間半ほどの仮眠でスタートしたのですが、テンションMAXなのかあまり眠くはありません。
暗い夜道を走り、本庄辺りで夜が明け始めます。
朝日はいつみてもきれいで、やる気が湧いてくるのはわたしだけでしょうか。
ちなみにここまでのアベレージは24,5km/hくらい。
先が長いので自重して走ります。
神流川を渡るともう群馬県です。
藤岡を通過し、高崎に入ります。
高崎~前橋間は車道が3車線になっており、交通量も多く危険なので歩道をはしることにします。
これが結構つらい。
段差と複雑な陸橋でスピードは全く上がりません。
安全には変えられないのでゆっくり着実に進みます。
前橋からは利根川沿いを走るルートです。
関越道の渋川伊香保インターを過ぎて数キロのところにある「道の駅 こもち」で休憩することにします。
その後、緩やかな坂を登りながら沼田を目指します。
ここからは利根川と上越線に挟まれるかたちで道幅も狭く走行注意です。
こちらの岩本駅で休憩中に爆睡!
1時間近く仮眠をとって眠気スッキリ!
11時過ぎにリスタート。
元気が戻ったところで、沼田から月夜野を抜けて水上を目指します。
月夜野あたりでこんな看板を発見!
美人を探します!
が!
美人どころか人っ子一人いません!
ショック!
みなかみ町に入ってから水上の温泉街までは結構な距離があります。
月夜野辺りから国道17号に別れをつげて、県道61号を走っていたらいつの間にか国道291号の標識が・・・。
いったいいつ合流したのじゃ?
道がわからなくなるくらい高速で走っていた訳もなく、結局いつものぐだぐだペースで水上まで来てしまいました(T_T)
すでに旧水上町役場付近で正午を回っておりました。
そこから湯桧曽の温泉街を通過し、日本一の地下ホームの土合駅を横目に見ながら慰霊碑を目指します。
上の写真は湯檜曽の入り口、下は湯檜曽の温泉街です。
土合の駅
確かこのトンネルを通って新清水トンネル内にある下りのホームへ行くんですよね?
この辺りから雨粒が落ちてきて路面も所々濡れています。
登りですが、インナーに落とさずに行けたのですが、何だかローギヤに入れると違和感がします。
こんなところでディレイラーが壊れたらシャレにならないので27Tは封印しておきました。
しかも、所々で工事をしており、信号機による片側交互通行の箇所で度々ストップ!
かなり勾配があるところで止められたりします。
寝ずに150キロ近く走って来た者にまだ試練を与えるか!
と思ったりしながらも何とか慰霊碑まで到着。
小雨が降る中、伯父の名前を探します。
どうやら、亡くなった年毎に石盤に刻まれているようですが、年によってはすでに無くなっている年もあるようでした。
ほとんどの名前を確認したところでようやく発見。
まだ、残されておりました。
それにしても、いろいろな事情があるのでしょうが、名前が無くなってしまうのは悲しいことです。
命を掛けて山に挑み、志し半ばにしてこの世を去った方のことを思うと、いろいろと考えさせられます。
持参した線香をあげてしばらく腰を下ろしておりました。
ふとベンチの横をみるとこの文が。
一読、二読、三読くらいしたところで、出発することにしました。
次なる目的地は谷川岳ロープウェイです。
走り始めてすぐにロープウェイ乗り場に到着。意外と近かった。
ロープウェイは往復2,000円
いいお値段なのと時間がないのでキャンセルして、代わりにレストランで「きのこカレー」を食べることにしました。
きのこ以外の具を捜索しましたが、
ナシ!
肉は無いのかな(T_T)
まぁ、「きのこカレー」だから全く間違っていないのでおとなしく食べることにしました。
お腹も満たされたところで、最後の目的地「一ノ倉沢」を目指します。
ここからは3キロちょっと。
エッチャコラエッチャコラ漕いでいたら、
あっという間についてしましました。
辺りを見渡しますが、自転車で来ている人は・・・
いませんよね(^_^;)
アンカー号を止めてペンギン歩きで散策です。
天気も奇跡的に回復して雲の切れ間から太陽の光が差し込みます。
このオンボロカメラではおわかり頂けないかもしれませんが、もの凄くきれいでした。
万年雪も見えます。
この岩壁に挑むなんて凄過ぎる!
雪解け水が沢に流れています。
10秒も水の中に手を浸けているのが出来ないくらい冷たく気持ちいい!
これで眠気もさっぱりです!
しばらく遊んで、下山することにします。
下りは凄く急な坂ではないので余裕をもって下れます。
路面も濡れているのとハイカーの方々が多く無理は禁物。
スピードは控え目に下ります。
水上駅前まで下ると、SLが止まっていました。
15時に温泉街にある「ふれあい交流館」という公衆浴場にて温泉に浸かります。
温泉は癒されますね。
この時の為にここまで走ってきたのです(^_^)
一時間ほど休んだところで再出発!
渋川までは利根川沿いを走りますが、ガードレール一枚挟んで勢いよく流れる川。
しかも日暮れと交通量の多い道、それに加え疲労が重なりかなり厳しい状況です。
ビュンビュンわたしのすぐ横を車が通ります。
街灯の明かりも無く、判断を間違えると車に接触して川に落ちます。
比較的路面の状態がいいのでそれだけが救いです。
気持ちが落ちてくると集中力も切れてくるので、大声で叫びながら走ります。
基本的に下りなので、疲れていますが車と同じスピードで下ります。
なんとか無事に渋川まで下り終えて道幅も広くなりホッとします。
後はひたすら夜道を進むだけです。
水上から高崎までノンストップで走ったのですが、高崎で休憩後リスタートした時はすでに20時をまわっておりました。
ここから残り80km弱。
熊谷辺りから急に疲労が出始めてエンジンはオーバーヒート寸前。
完走ペースに切り替えて、翌日の0時30分、無事に自宅まで戻ることが出来ました。
走行データはこちら
走行距離 313.1km
最高速度 53.9km/h
平均速度 21.0km/h
走行時間 14時間52分
でした。
つらかったですが、楽しかった。
もう少し200kmくらいをコンスタントに走って体を作っていけば、もっと楽しみながら走れると思いますね。
乗れる時間は限られますが出来る限り体を維持していきたいです。
因みに谷川岳は、私も冬山を攻めてみたいと思っている関東近郊の山岳の一つです。
そんな時期にもブルベやってるんですか(>_<)
わたしが出たら眠気で凍死しそうです(T_T)
もぐたんさんは山にも登られるのですか!
しかも冬山なんて・・・。
恐れ入ります(^_^;)
未圧雪されていない急斜面をスキーで下る為だけに登るだけです(._.ゞ
敬三先生も何度かお話させてもらいましたが、日本に於ける山岳写真の第一人者としての情熱溢れる話に聞き惚れました(^-^)