神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

2017 6月の山梨 その6

2017-06-29 11:29:48 | 山梨へGO!
今月は書くネタ満載。もとからリアルタイムではブログ書けない(今何してる? に対応できない)ワタシですが、思い出記事として受け止めてくださると幸いです

そんなに訳で、6月10日に山梨へ行ったレポート。

この日は車で、親戚の家にさくらんぼ狩へ行きました。

中央自動車道も久しぶりに走った〜!やっぱりいい天気

山梨はさくらんぼ🍒 栽培の南限だとか。
全国的にはさくらんぼ産地といえば山形だと思いますが、山形より南の山梨は早く収穫できます。「初もの」が好きな日本人 先取りできるのが山梨の強みですネ

もちろん美味しい!


この赤いルビーが鈴なりで、アー シアワセ

さくらんぼ狩の醍醐味は好きな味の木を見つける事。酸味のある木、甘みが強い木、食感が好きな木。それらをハシゴに登って、喰いまくる〜



旦那さんの従兄弟が栽培してて「オレの手入れが良いから今年は美味い」とのこと。よかったです


さくらんぼは雨に濡れると実が割れるので、ハウス栽培で雨を防ぎます。受粉もミツバチ🐝。

ハウス内でさんざん食べた後、仕分け作業をしてる所へお邪魔し、お土産を作ってもらいました。


このカゴの中のさくらんぼが1番美味かった〜 やっぱりプロの仕分けは凄い
好き勝手に食べまくったさくらんぼ狩も楽しいけれど、お土産は仕分けてもらった極上品 がイイですね。
ぶどう狩や桃狩も楽しいけれど、美味さを求めるなら絶対プロにお任せがオススメです。


さくらんぼのお土産を車に積んで、中央自動車道で石和にむかいます。


八ヶ岳が見えます。やっぱり山紫水明って感じでイイですね〜。


車の中から石和温泉駅を撮影。おしゃれな駅舎になった!

石和のマルスワイナリーさんにワインを買いに行ったのですが、観光バスがわんさか来てて驚きました‼️



駐車場も混雑、店内の無料試飲もレジも行列で! タイミングが悪かったかな。





2008年産のワインがあるか聞きたかったのですが、リストにもないしスタッフの姿が無く断念。
有料試飲もしてみたかったけど、車だし。。。またゆっくり伺います。
お目当のワインはしっかり手に入れたので、ヨシとします。


せっかく石和温泉♨️に来たので、どこかでお風呂に入ろうか!と思い、富士野屋夕亭さんに行っちゃいました。


突然お伺いして、お風呂だけは入れますか〜〜って感じ。大丈夫でした!快適入浴できました タオルや洗面用品も完備でふらっと立寄り湯も、問題なしで楽しめましたよ。


夕亭さんのロビーには大御所漫画家のサインが! 凄いな。



景色も良くて、今度は泊まりで部屋でゆっくりと楽しもう!と思いました。


車で出かける良い所は、ふらっと立寄りできる所ですね。でもお酒が呑めないのが弱点。なので勝沼に立ち寄ろうかと思いましたが、やめました。
で、農協の直売所があったので、立寄り

晩酌用にアサヤさんのワインを買って🍷 帰りました。





今、このブログを読んで「週末、さくらんぼ狩に行こうかな」と思われた方。
すみません たぶん山梨ではもう終わってます。お問合せしてみてください。

これから桃、すもも、ぶどうと産直フルーツが始まると思うと、ワクワクします 楽しみですね



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お土産報告

2017-06-25 11:57:18 | 山梨へGO!
沖縄が梅雨明けすると関東地方が本格的な梅雨になるそうです。そうなんだ、と今年初めて知りました。

ワタシ、5月6月は一週おきに山梨へ行ってたので、レポート満載です。
この辺でお土産の紹介をしま〜す。




信玄桃🍑 最近のお土産リピート率が高い。リクエストも多いですね。


信玄餅がらみのお菓子が増えてます。アイス、クレープなどありますがワタシはこの信玄餅ロールがお気に入りです。


駅のお酒売場では初夏らしく、スパークリング特集してました。

JR東日本のイベント お土産グランプリ。山の霞、よろしくお願いします
買ったら投票なのかと思って、購入しましたが、投票はまた別でした。


帰りの特急かいじで食べたパンにマルキさんのワイン。写真ブレててゴメン。
車内でホットコーヒーを買うつもりでいたのに、ワゴン販売は来なかった 混んでると来ないみたいです。ホームで買えばよかったと反省。


富士山サイダー。瓶に入ったサイダーってなんか好き どっちを飲むか悩んで、両方買いました


塩山駅で売ってたオシャレワイン🍷レイルバル。種類がいっぱいあってどれを買うか悩んで。

おつまみで決めました。

アルプスワインでした🍷 1200円。パッケージが面白いな〜って思って買いましたが冷静に考えると、この値段だったらフルボトル買うよね。旅って感覚狂うね。
車内で飲む為にプラグラスまで付いてるのに、家に持って帰ってる時点で違うダロ!いつ呑もう⁈



甲州印伝の小銭入れ。甲府駅のお土産屋さんで旦那さんが買いました。


長く愛用していた小銭入れ。3回ほど洗濯&乾燥機にかけた結果、柄が消滅
この形が使いやすかったのに今は製造終了したそうです。残念。


他にもいろいろ買いましたが、写真撮らずに食べちゃいました!
桔梗屋さんの信玄餅バリエーションは今後も要チェック ですね。

お店に来たお客さんに山梨のお土産って何がいいの?って訊かれた時に答えられないと、ねー!
コレも仕事の一環だから! お土産は趣味と実益を兼ねた調査ですから (ホントは自分が欲しいだけです。笑。)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 6月の山梨 その5

2017-06-21 11:59:13 | 山梨へGO!
気持ちの良い天気が続いて嬉しいけれど、水不足になったらイヤだなって心配です。恵の雨カモン〜!
では6月4日のレポートの続きです。


オープンカレッジを終えた後、ミサワワイナリーのすぐ近くにあるぶどう畑を訪ねました。


出来立てホヤホヤのぶどう畑 かわいい💕

こちらは小林さんの畑です!(正確に言うと小林さんが管理を任されている畑になります)


左が小林さん すっかり農家ファッションが板についてる!かっこイイね〜


ウチの常連さんの小林さんは、山梨のワインを飲んでいるうちにワインを造りたくなり、ぶどう栽培にもハマってしまったという人物です。

はじめは「ぶどうを買って、委託醸造してもらう」なんて、ヌルい話をするもんだから。怒! そんなんじゃ良いワインは造れないゾ!まずはぶどうを学べ!(生意気な発言です。笑)

いずれは山梨に住まいを移したい、との気持ちもあると話していたので。
グレイス栽培クラブを紹介して、自分でぶどうを育てる勉強させてもらったら〜って他人事なアドバイス。
そしたらホントに栽培クラブに参加してぶどう育成を学び、なんかこっちの予想の上をいくスピードでぶどう栽培にはまっちゃって、ついに昨年明野に自分のぶどう畑を持つ事になりました!すごい❗️凄い‼️

言ってみるもんだね〜

今では「ウチの小林さん」として栽培クラブ内外での営業活動と、いずれ出来るこだわりのナチュラルワインの先行予約をしております。笑。


栽培クラブの活動を通して、たくさんの方からサポートもありぶどう畑を管理出来る様になったそうです。助け合いながらの活動が大事。

休憩室はJRのコンテナ。中は灼熱なので休憩は外で遮光のパラソル⛱ をさしてるとのこと。正解。


お世話になってるお師匠さん。
今日も一緒に作業してたそうです ウチの小林をどうかよろしくお願いします と、ご挨拶しました。お師匠は甘いモノが好きとのコト。次は菓子折お持ちしますので!どうかよろしくお願いします!

隣の畑で作業してた先輩にもご挨拶させていただきました。


ご挨拶って、仕事の邪魔をしてる? ふざけたポーズ⁈ 許して〜ん (ワタシは試飲でかなり酔っぱらいだったのです)
先日、こちらの畑で採れたぶどうのワインを少々戴きました 楽しみが増えました!


実はこの近辺、以前は耕作放棄地でワタシは荒れた状態を見ていましたから、美しく生まれ変わった畑がとても眩しかったです。素晴らしい

その一環に、ウチの小林さんが。感無量 立派な畑を作っててホント嬉しいですね
これからまた、明野に行く楽しみが増えました




しかし最近は近所に熊が出た!らしいので、驚きです。養蜂の蜂蜜を目当てに熊がやって来たそうです。
熱中症と一緒に気をつけなくては!ですね。冬の選定作業もきついそうなのでホッカイロの差入れを用意しようと思いました。

ラジオを響かせながら作業してるとの事なので、もしお見かけしましたら「甲州屋の小林さんですか?」と声かけてくださいね



畑見学の後、近所のおしゃれカフェでコーヒーブレイク。



残念ながらケーキは売切で、焼菓子をいただきました。
ここはモンブランや芋ブランがイチオシなんですって。次回は必ず食べる


山の中ですが、お店も数件あって繁盛してるらしいです。ロケーションも食材も良ければ美味いよね〜。

畑の近くに住む気はないのか聞いた所、今住んでいる所は生活がしやすいそうです。畑へは車で20分ほどで、その距離は気分転換に良いそうです。
さらに今住んでいる所は飲食店で食事した後、500円でタクシーに乗れるんだよ! 距離は関係なく1回500円!これが便利なんだよ!とのこと。なるほどネ。

もし山梨への移住もしくは援農に興味のある方、ウチの小林さんがアドバイスしますヨ スパルタ系ですが。笑。


帰りは小林さんに車で韮崎駅まで送ってもらいました!ありがとうございます


韮崎駅のホーム。天気が良ければ正面に富士山🗻 ドーン!と見えるのですが、この日は裾がちょっと見えただけ。残念。

これで6月4日レポートを終了します。長くてゴメン


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 6月の山梨 その4

2017-06-19 10:39:07 | 山梨へGO!
えーと、今年はカラ梅雨なんですか? 心配ですね。
6月4日に行われたグレイスワインのオープンカレッジの様子をお送りしてマス。

カーヴとライブラリーの見学を終えると、レストラン入口でスパークリングワインが出迎えてくれました。


飲みながらテーブルに着くと、グラスには3種類のワインが。


キュヴェ三澤 明野甲州 2014 2015 2016 の垂直テイスティング
こんな贅沢な飲み方、めったにできません 写真がちょっとピンボケで申し訳ない

明らかに2016と2014では味わいが違くて、熟成って楽しみが広がるな〜!と実感。
ぶどう畑を見て、セラーを見て、それから明野甲州を味わうと美味さのテンションが上がります

2016をうちに迎えるにあたり、保存用のワインセラーを買いました。本気です 楽しみです!


彩奈さんのお話は情熱的でワイン愛に溢れていました
醸造のテクニックはなるべく使わずに、土地の味をぶどうに凝縮させてワインを表現したい! そうです。

シュールリー製法からの脱却、と書いてありますが
決してシュールリー製法が悪い造りという訳ではなく、土地ごとの味わいを表現したい場合、シュールリー製法をすると味が同じになってしまうとのこと。

シュールリー製法とはワイン醸造中にタンクの中にある細かな果肉や酵母のカスが、タンク下に沈殿した澱を抜かずに6ヶ月おいたもの。
フランス語でシュールが上、リーが澱という意味で「シュールリー(澱の上)」
澱がワインと触れ合うことでアミノ酸が増し、味わいにボリュームが出てくると言われています。

ちなみに澱との触れ合いを6ヶ月しないと「シュールリー」と表記することは出来ません。
なんとなくシュールリーっぽい味だなぁ、と思うワインで造り手さんに聞くと、実は5ヶ月シュールリーしてます、なんて事もあります。


キュヴェ三澤 明野甲州は飾らないワイン造り。健全で凝縮されたぶどうの実を作ることに力を入れています。まさに良いワインは良いぶどうから🍇

ここでもソムリエ石田博さんから質問やコメントもあり、ワタシは得をした気分満載。
ここでは書かずにお店でコッソリ披露します まるで自分が気がついた事のように話します



この日テイスティングしたワイン達
初夏は甲州の会で、秋は赤品種の会になっているそうです。秋も楽しみですね〜!


お約束〜! 彩奈さんと一緒に。いつもありがとうございます
いろんなプレッシャーも多いし、いつもワンランク上のワインを造ることを考えてて、ホント頑張ってる。
体調崩さない様に気をつけてね。彩奈ちゃんが元気じゃないと美味しいワインは出来ないからね〜〜って、もうワタシの気持ちは親戚のオバちゃんなんです

あ、ちなみに。三澤社長はこの日、行きのバスの中でご挨拶してくださった後、勝沼での接客があっていらっしゃらなかったので、ツーショット写真は撮れませんでした。ざ、残念〜!笑。


これでオープンカレッジのレポートは終了です。
充実した内容で理解と愛着が増した時間をありがとうございます

他の参加者さんは甲府駅までバスで送ってもらっているのですが、ワタシ達はちょっと寄り道しました。
次はそちらの様子をレポートします
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 6月の山梨 その3

2017-06-15 11:25:27 | 山梨へGO!
今年は雨が少ないそうで、梅雨も貴重な天気ですね。
6月4日に中央葡萄酒さんで行われたグレイス オープンカレッジの様子をレポートしてマス


勝沼地区の甲州をテイスティングした後、テーブルセッティングの関係もあって一度外に出ました。

彩奈さんのエスコート?で 昨年できたミサワワインカーヴを見学に。


カッコいい入口に思わず惚れ惚れ。




美味しくなってね〜とお祈りしておきました。



カーヴは地下なので気温は低いのですが湿度が高いのでエアコンを入れているそうです。


彩奈さんと石田さん。隠し撮りです

いつかはこのカーヴの中、満タンになるんですか?と彩奈さんに訊きましたら「しばらくは無理ですね」とのこと。残念な様な、安心した様な。満タンになるまでワイン売れません!ってなったら困るからね。


カーヴの次は三澤ライブラリーに。



ここはワインジャーナリストであり、弁護士の山本博先生が集めた蔵書を寄贈してくださったそうです。



私、この本読みたい!って中を開きましたら

山本先生が入れたと思われる赤線が。個人の蔵書で、丁寧に読まれたのが伝わります。
ワタシもよく年号に印入れちゃうんですよ



この日見た富士山はこれが限界。ずっと雲がかかってました。残念。


この後、キュヴェ三澤・明野甲州をテイスティングします。
で、続きます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 6月の山梨 その2

2017-06-12 10:24:24 | 山梨へGO!
お伝えしたい事がたくさんあるのに、書く時間がなくてリアルタイムでお送りできないブログですが、よろしくお付き合いくださ

6月4日にグレイスワインオープンカレッジに参加したレポートです。
まずはぶどう畑と美しい風景の写真をご覧ください


八ヶ岳とぶどう畑。


段々畑のような造成。水はけをよくし陽射しを受けやすい様に造られた畑。甲斐駒ケ岳も綺麗に見えます。

農場長・潮上さんの使い込まれたウエストポーチ。カッコいい 職人っぽいのイイ〜!


ぶどう畑でのレクチャーを終え、バスでワイナリーに。


バスでご挨拶された営業の小森さん。京都担当とのことで、ワタシはオープンカレッジでしかお会いできません。

現在ミサワワイナリーの売店は諸事情により閉鎖中なんです。スタッフさんと会えなくてちょっと淋しかったナ。

ワイナリーでは2016年ヴィンテージのテイスティング


営業の金子さんはいつも一生懸命!資料もしっかりで勝沼地区の土壌の違いをレクチャーしてくれます。



鳥居平畑の土。


菱山地区は大きな石がゴロゴロしてます。
この土壌の違いがワインにしっかりと出てるんですね〜! 面白いです。


ブラインドテイスティングもあって、緊張する。当てましたよ!


グレイスロゼと比べて飲むとボリューム感がハッキリ判りました。甲州のシャープさが理解できます。


日本を代表するソムリエ・石田 博さんも参加していて、金子さんの無茶ぶり?でコメントをしていただきました。
ソムリエさんがワインを語る姿はとても素敵 石田さんのコメントを聴けてホント得した〜!気分です(金子さんグッジョブって思ってました。笑 )
ワイナリーのスタッフはどうしても「ここがすごいんです!」なパワーが強く出ますが、説明が中立的でニュートラルな感じ。言葉でワインの特徴をサラリと伝えてくれます。
さすがに石田さんに一緒に写真撮ってくださいって言えず かなり後悔してマス。お遊びで来た訳じゃないんだから、って我慢しました。。。


でも金子さんとは撮ったもーん!

いつも綿密な資料を用意してくれて、勉強になります。ありがとうございます


まだまだ勉強、続けます!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 6月の山梨 その1

2017-06-11 21:07:25 | 山梨へGO!
東京は梅雨入りしたけど雨は降らないですね。
先月は塩山周辺をウロウロしていましたが、6月4日に北杜市明野でグレイスワインさんのオープンカレッジに行ってきました。今回はカレッジの名の通り、お勉強してきましたヨ。

韮崎駅から見えた茅ガ岳。あの山の中腹に中央葡萄酒さんの明野三澤農場があります。


韮崎駅からバスに乗って、まずはぶどう畑へ。農場長の潮上さんから説明を聴きます。



最近は新規ワイナリーが多くできて、ぶどうの苗木不足な状態なんですって。

苗木を手に入れる方法は2つ。

ひとつは苗木屋さんから仕入れる。もうひとつは海外から輸入する。

日本の苗木屋さんは現在もうパンク状態で、良質な苗木を入手しにくくなっているそうです。さらにワイン用ぶどうの苗木が少なく、クローン管理もしっかりしていないとの事。

輸入の苗木はクローン管理もしっかりしてますが、注文しても国内に到着してから検疫を受けなければならず1年間は検疫検査にかかり、検査場の広さも限られており希望する本数は入れられないそうです。

さて、ここでクローンって何? って思いますよね。

ぶどうは基本、良質な実つけた樹の枝を剪定し、その枝を大きくして増やしていきます。
海外の苗木はどこの畑で良質な実をつけたものなのか、出どころがハッキリして、ちゃんとナンバーが付いて管理されているそうです。土地の性質とか気候を踏まえて、合いそうなクローン苗を注文する。
シャルドネ222番、って感じで注文するそうです。
でも1000本欲しくても検疫ができないから100本にしなさい、って減らされるそうです

ワイン用ぶどうは基本、剪定した枝を接木して育てます。
根っこになる台木はアメリカ品種が使われ、葉っぱの方は欧州品種が使われます。これはフィロキセラという根っこに付く害虫を防ぐ為の工夫。フィロキセラはアメリカ品種の根っこに免疫が無いのだそう。

このフィロキセラって虫は厄介なヤツで、昔フランスではフィロキセラでぶどうが全滅した!ことがあるのです。全滅ですよ!恐いですよ
実は明治時代、大阪で欧州ぶどうの苗木を育ててましたが、やはりフィロキセラで壊滅状態になり大阪ではワイン生産を諦めた経緯もあるのです。

なので検疫検査はとても重要。
一本でもフィロキセラのついた木があればあっという間に畑が全滅ですよ
地域としても全滅しかねないですから。。。


では、100本しか入手できなかった苗をどうやって増やすのか?


こちらが輸入した苗。隣に台木となる木を植えて育てます。

こちらが台木用の木。こちらに時期が来たら、輸入した苗の枝を接木していくそうです。

でも上手く大きくなるかは、わからない。
100本の苗がこの土地に合うかどうかも何年かしないと判らない。
ぶどうの実がちゃんとできるようになるには3年。10年で良質な実なのかが判明するそうです。

ハ〜〜!気が遠くなる。ドメーヌってそんなことの繰り返しなんです。


こちらは日本の品種!甲州の畑。


明野の垣根甲州は高畝式。土地が盛り上がってるの分かりますか?
水はけよく、日当たりよくする為に色々な工夫がされています。

垣根の甲州も選抜がされていて、良い木が残り、新しい苗が植えられていました。
なので木の大きさ太さがマチマチです。シャルドネと比べて甲州は樹勢が強いので樹間も広くとっているそうです。




オープンカレッジに参加して、今回は本当に攻めてるぶどう畑だと感じました。

海外のでも賞をもらい、売れに売れてるキュヴェ三澤・明野甲州。儲ける為に生産量を増やすなら、剪定は控えめにして、選抜もしなければ、本数が稼げるはずなんです。
でもあえて、良質な木を選び、大胆に剪定する。もしかしたら不作に泣くかもしれないのに。。。

でも、畑に行ったら、スンゲーチャレンジしてました 攻めてる畑でした!
毎年、もっと良いワインを造りたい!って気持ちが溢れてて、こっちの気持ちも引き締まります。


気が引き締まった所で

いつものお約束、船橋さんとのツーショット!で気を緩めましょうかね。笑。



では続く!














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 5月の山梨 その5

2017-06-05 12:16:06 | 山梨へGO!
梅雨入りまじか!でも5月20・21日に山梨へ行ったレポートをお送りします。
今回でやっと最終回。では21日の様子をどうぞ〜。


この日、塩山に来たのは甲斐ワイナリーさんでBBQパーティがあるからです
毎年4月に行われていたBBQですが、今年は同時期に塩の山ワインフェスがあったので、5月に開催する事になったそうです。ワタシは4月に参加できなかったので、今年初めてBBQに来れました。

とはいえ、このBBQは60席でほぼ即日完売の人気イベント!よく来れたな〜と思います。
なぜならワイナリーは甲斐ワイナリー、塩山洋酒、シャトージュン、ドメーヌポンコツの4社が参加で、お料理は有名店のシェフが作ってくれるという、もうバーベキューの域を超えてるパーティなのです



主催者の皆さんが並んでご挨拶〜 さあ〜始まるよ〜!





この食材、器具、シェフ!旨いです!

料理をワインが引き立てます!
なるべく出て来たワインを撮ったつもりですが、途中どうでも良くなって。笑。












甲斐ワイナリーの風間さん。息子の大雪太郎くんも楽しんでたね。


ドメーヌポンコツの松岡さん。「おやすみなさい」は休息地区のぶどうで造ったワインなんだって。


シャトージュンの仁林さん。この日の記憶はほぼない、と宣言しながら呑んでました。


塩山洋酒の萩原さん。おろしたての様な真っ白Tシャツがいつワインに染まるかハラハラしてました。




主催者さん達も楽しそう〜 お料理が本格的すぎて、マジすごい。



このレアなイベントでうちの常連さんと会うなんて 嬉しくて隠し撮り。
後ろの木陰で寝てる人、気持ち良さそうでちょっと羨ましい。笑。





いっぱい撮ってもらいました 皆さんいい笑顔


山田さんも乱入? 前日お邪魔した時に「明日は風間さんトコのBBQ行きます」って言っしまったので。あのワイン、皆さんの感想はどうだったでしょうかね〜。

楽しい美味しいバーベキューでした!スタッフの皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございます😊

それでは長く続いた5月の山梨編は終わります



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 5月の山梨 その4

2017-06-03 12:34:04 | 山梨へGO!
6月ですが、カラッといい天気ですネ。
んで、5月20・21日に塩山へ行ったレポートをお送りしています。


塩山温泉・宏池荘さんに素泊りで一泊。朝風呂もしっかり堪能してチェックアウトした後、塩山駅に向かいます。徒歩10分位かな。駅のコインロッカーへ荷物を預けて、朝ごはんを食べにカフェに行きます。

塩山駅からすぐのザルツブルク コーヒーさん。色んな人のFBで登場するお店なので、来てみたかったのです(もちろんワタシもいいね!してます)
営業してて良かった


オシャレなカフェーでモーニングコーヒーですよ!
正直、東京ではこういうオシャレカフェにはあまり行きません。なんか恥ずかしい 笑。でも旅先だと行けちゃうんだな。観光客って不思議だよね。



サンドイッチとバゲットにジャム。コーヒー。なんてステキな朝
ワタシは朝はパン派です。っていうか朝にスイーツ派なの。朝に甘い物を食べたいの

この日は昼からガッツリ呑むパーティに参加するので、旦那さん普段は朝ごはんを食べないのですが、サンドイッチを食べました。



そうそう。
塩山駅が綺麗になって、なかなか良いなって思いましたが、ツバメの巣が無くなってました。
2015年5月に来た時は駅舎の屋根下にマンションの様にできてたツバメの巣。壮観だったね。
↓写真は2015年。






この屋根裏?にネットが張られて、巣は作れない様に。
↓2017年。


美観や糞害を考えると当たり前ですけど。どこか別の場所で頑張って巣を作っているかな。

駅舎にあるベンチも山梨県産の木材使用。




次回はこの旅のメインイベント!甲斐ワイナリーでのBBQパーティの様子をお送りします。
続く〜







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017 5月の山梨 その3

2017-06-02 10:14:41 | 山梨へGO!
6月に入りましたが、5月20・21日に山梨へ行ったレポートをお送りしています。


三養醸造さんに行きまして、山田さんが結婚してお店の中が見違える⁈ 様に、幸せオーラ出てました。


ディスプレイが可愛い かがみもち手拭いも置いてますヨ!ギフトラッピングに最適ですネ


三養醸造さんで試飲と見学をした後、牧丘のフレンチレストラン、ラ・メゾン・アンシェンヌに。
なんと山田さんが車で送ってくれました!

アンシェンヌさんは広報誌てくてくで見て、行ってみたいなと思っていたレストラン


牧丘の景色が一望できて、富士山も見えます 建物は古民家を改築した渋いレストラン。




建物もステキ、お庭も手入れが行き届いてて、景色も最高!

もちろんお料理も美味しく、素敵でした。




野菜もお魚もお肉も丁寧なお料理で、とても美味しかったです。
前菜の写真が無いのは、思わず食べてしまったからです。笑。


できれば、もう少しワインのバリエーションが欲しい!
グラスワインは難しいけれど、ボトルの種類は増やしても良いのでは?と思いました。




デザートも2種類あったのに、写真撮り忘れた!2皿目で慌てて撮る。笑。



ぶどう畑の上に富士山が。こんな景色を見られるなんて なんか天上気分ですよね〜
美味しい素敵なレストランで、楽しかった
ああ、シェフと写真撮れば良かったな〜


隠れ家的というより、見つけにくいレストランだったね〜。美味しいだけにちょっと残念⁈
ぶどう畑の中の道をクネクネ曲がった山の上にあるので、アクセスがとても難しい。
他のお客様は道に迷って予約時間を大きく過ぎてからの到着でした。カーナビでも微妙な場所で地元の方でも迷うのなら、あと30本くらい道に看板つけた方が良いですよ。

ワタシ達は送って来てもらい、タクシーで帰りましたが、塩山温泉までは2000円程。
途中、タクシーの運転手さんにプロレスラーのジャンボ鶴田さんの実家はココだよ、と教えてもらいました!鶴田園でした。


塩山温泉♨️も泉質がとても良くて、すごい好きなタイプ。大浴場では温泉と水風呂があって、のぼせずに長湯ができました。お風呂でた後の肌は乳液をぬった様なシットリ感で。
お宿の建物は古かったけど、このお湯にはまた浸かりたい と思いました。

この塩山温泉とワインとレストラン。
もっとつなげて、魅力を引き出す方法はないものか。。。とマジで考えてしまったヨ〜。
峡東ワインリゾート計画がうまく行くことを祈ってます。




最近、ワイナリーを訪ねると建物が新しくなってたり、機械が増えてたり、改装修理がされてたり、見た目に「ああ、少しは儲かり始めたのかな」と感じる所があります。
10年前にお伺いした頃は、皆さん「お金が無くて買えない」「壊れたままで直せない」と不便なまま、何とか使ってるというか話が多かった。笑。
さすがに大儲けしてる⁈ 訳では無いけど、少なくとも在庫ワインで倉庫がパンパン!なんて話は無くなりました。山梨のワインが売れてきている実感が出てきます。

地元の産業としていかに発展していけるか。これが今後の課題ですよね
ホント、良いものを丁寧に。良さを壊さず、伝えて行けたらいいなぁ〜って思います


レポートはまだまだ続く〜です









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする