神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

2017 6月の山梨 その4

2017-06-19 10:39:07 | 山梨へGO!
えーと、今年はカラ梅雨なんですか? 心配ですね。
6月4日に行われたグレイスワインのオープンカレッジの様子をお送りしてマス。

カーヴとライブラリーの見学を終えると、レストラン入口でスパークリングワインが出迎えてくれました。


飲みながらテーブルに着くと、グラスには3種類のワインが。


キュヴェ三澤 明野甲州 2014 2015 2016 の垂直テイスティング
こんな贅沢な飲み方、めったにできません 写真がちょっとピンボケで申し訳ない

明らかに2016と2014では味わいが違くて、熟成って楽しみが広がるな〜!と実感。
ぶどう畑を見て、セラーを見て、それから明野甲州を味わうと美味さのテンションが上がります

2016をうちに迎えるにあたり、保存用のワインセラーを買いました。本気です 楽しみです!


彩奈さんのお話は情熱的でワイン愛に溢れていました
醸造のテクニックはなるべく使わずに、土地の味をぶどうに凝縮させてワインを表現したい! そうです。

シュールリー製法からの脱却、と書いてありますが
決してシュールリー製法が悪い造りという訳ではなく、土地ごとの味わいを表現したい場合、シュールリー製法をすると味が同じになってしまうとのこと。

シュールリー製法とはワイン醸造中にタンクの中にある細かな果肉や酵母のカスが、タンク下に沈殿した澱を抜かずに6ヶ月おいたもの。
フランス語でシュールが上、リーが澱という意味で「シュールリー(澱の上)」
澱がワインと触れ合うことでアミノ酸が増し、味わいにボリュームが出てくると言われています。

ちなみに澱との触れ合いを6ヶ月しないと「シュールリー」と表記することは出来ません。
なんとなくシュールリーっぽい味だなぁ、と思うワインで造り手さんに聞くと、実は5ヶ月シュールリーしてます、なんて事もあります。


キュヴェ三澤 明野甲州は飾らないワイン造り。健全で凝縮されたぶどうの実を作ることに力を入れています。まさに良いワインは良いぶどうから🍇

ここでもソムリエ石田博さんから質問やコメントもあり、ワタシは得をした気分満載。
ここでは書かずにお店でコッソリ披露します まるで自分が気がついた事のように話します



この日テイスティングしたワイン達
初夏は甲州の会で、秋は赤品種の会になっているそうです。秋も楽しみですね〜!


お約束〜! 彩奈さんと一緒に。いつもありがとうございます
いろんなプレッシャーも多いし、いつもワンランク上のワインを造ることを考えてて、ホント頑張ってる。
体調崩さない様に気をつけてね。彩奈ちゃんが元気じゃないと美味しいワインは出来ないからね〜〜って、もうワタシの気持ちは親戚のオバちゃんなんです

あ、ちなみに。三澤社長はこの日、行きのバスの中でご挨拶してくださった後、勝沼での接客があっていらっしゃらなかったので、ツーショット写真は撮れませんでした。ざ、残念〜!笑。


これでオープンカレッジのレポートは終了です。
充実した内容で理解と愛着が増した時間をありがとうございます

他の参加者さんは甲府駅までバスで送ってもらっているのですが、ワタシ達はちょっと寄り道しました。
次はそちらの様子をレポートします
コメント
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