神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

ドラマへの希望

2014-10-25 23:48:40 | Weblog
朝ドラマニアなワタシですが、やはり花子とアンはちょっと特別


初めてドラマ本を買いました

出演者の名前や役者さんのフルネームなど確認出来て便利です


ドラマの中で地主の息子たかしが朝市と一緒にワインの営業に銀座へ来たくだりがありましたが、似たような話を聞いたコトがあります。

以前、かなり年配のお客さんのステキな昔話をしてくださいました。
その方の大学の先輩が甲府のワイナリーサドヤの人だったそうです。

先輩はワインを売ろうと銀座の百貨店を営業で回ったけれど、何処にも置いてもらえず、仕方なく山梨へ帰ろうと新宿駅から列車に乗ろうとしたら、丸に伊のマークが見えた。
伊勢丹です
こんなところにも百貨店がある!と驚いてダメもとでいってみたら採用してもらえた!そうです。

中央線のホームから伊勢丹が見えた時代の話ですよ。いつ頃なんでしょうね。

今でこそ東京の百貨店では日本のワインを置いていますが、昔は無かった訳ですよ。でも、サドヤのモンシェルヴァンは伊勢丹にあったんですよね。
ワタシ的には不思議だったのですが、先輩のアタックがあったからなんですね

こういう話、面白いです。もっとたくさん聞きたいです



テレビ小説も花子とアンのあと、マッサンになりました。
ウイスキー造りに奮闘するマッサンとそれを支える妻エリーのお話ですが、ウイスキーやワインのような外来酒には日本に根付くまでドラマチックな歴史を持っています。

いままで日本に無かったものに挑戦する時、

本物を追求するか。
受け入れやすい似たようなモノを造るか。

マッサンのゆく道がどんなものになるのか、ドキドキしながら観て行こうっと


しかし、

マッサンがウイスキーの話と聞いてワタシの中では「先を越された~」と歯ぎしりしました
でもねワタシの希望はドラマスペシャル系です。
朝ドラはフィクションが多くなちゃうからね。ワインの話はもっと硬派でドラマチックな展開がイイ
白州次郎の話みたいな感じを希望しています

お願いしますっ NHKさんっ

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エッセイ効果

2014-10-21 12:50:29 | Weblog
なんだか寒くなってます。今年は季節の移行が早いですね。部屋着用のフリースをだしましたよ。風邪を引かないよう気をつけましょうね。

先日初めて来たお客さんが
「文藝春秋を読んで、明野のワイナリーへ行ったんです」と話してくれました。

その方はよく八ヶ岳には行くそうですが、ワイナリーには気づかず、神楽坂にも良く来ているがウチのお店も知らなかった、とのコト。


いま発売中の文藝春秋にグレイスワインの三澤彩奈ちゃんがエッセイを載せているのです。

そのエッセイを読ませて頂きました

ワイン雑誌でもなく、ぶどう畑やワインの写真も無いのにこうして興味を持たれる方いる。というのが嬉しいコトでした

念のため書きますがエッセイの中にウチのお店は出てきません。
明野に行って東京でグレイスワインが呑めるお店を探して、ウチにたどり着いたそうです。
ありがたいことです





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日本酒みたいって

2014-10-13 23:16:05 | Weblog
台風が近づいて来ましたが明日の朝、起きた時には台風一過となる確率が高いですね。
ワタシの起床時間には絶対晴れてる気がします。

さて前回のブログで「日本酒みたいなワインですね」と言われた話を書きました。
ワタシの個人的見解ですが、これある意味すごいコトですよ。

お店を手伝うようになって日本酒の酒蔵も訪ねました。
そこで気がついたのは日本酒には味のブレがあまり無いというコト。
醸造年が違っても酒の味が大きく変わる事が無い。細かい分析をしたら違うのかもしれないですが、呑んだ印象が大変化する事が無いのです。

酒蔵の杜氏の腕もあると思いますが、使っている水が関係していると思うんですよ。
日本酒の原料はお米ですが、お水もかなり重要な原料でお米よりも割合はずっと多いです。

良い水質だとうまい酒ができる!というコトですが、水質というのは一年でまるっきり変わることはないと思うのです。

何せ雨が降って地中に浸みて、何十年もかかって濾過された水、それが日本酒の原料。一年単位で味が変わる代物ではないのですよ


同じ酒米、同じ酵母、同じ製法で造っても使う水が違うと味わいが変わる訳です。
そこが地酒の良さだと思います。

ウチのお店で扱っている日本酒の酒蔵はそれぞれ水源が違うので、味わいもそれぞれ違うのが楽しい!と思っています。

そこで気がついた

日本酒みたいなワイン。
それは土地の味が生きているワインというコトになるんじゃない⁈



美味しいワインは美味しい葡萄から。と言いますが、ワイン用のぶどうは地中深くに根を延ばして栄養分をガッツリ頂いて、実に凝縮させる工夫をしています。

日本酒の原料である水は、何十年も前に降った雨が地中を染み透り濾過されている。その地下水が原料です。

なんだか通じるモノ、感じませんか?

ワインも同じぶどう品種でも育った土地によって味わいが違います。

日本酒みたいなワイン。
甲州ぶどうで造ったワインはそう表現される事がよくあります。

でもね、それは
土地の味わいが表現されるワイン。に、近づいているんじゃないかと。

海外からぶどうジュースを輸入して造ったワインにはそういう表現は使わないのではないか?と。

まあ、ワタシの個人的見解なんですけどね。


でも、同じぶどうの種類でも土地の違いでワインの味が変わるのは本当です。
いつか試せる機会を作りますね。お楽しみに
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日本人の酒

2014-10-12 17:52:40 | Weblog
台風の速度が遅くて予定が立てられません。今日晴れてたから勝沼のシャトーメルシャンに行っときゃよかったと思う。
明日は家事を頑張る予定です

先日いらしたお客さん。日本酒の好きな方らしく、ウチにある山梨の地酒を幾つか呑み、せっかくだから山梨のワインを呑んでみよう!となりまして。
甲州のワインを呑んでくださいました。

呑んだ感想が「まるで日本酒のようなワインですね。」

そして「このワイン美味しいです。でもね僕、いつも思うんですけど、日本なんだから日本酒を造れば良いのにって思うんですよ」と、とても自然な事をおっしゃいました。

確かに日本酒があるのに何故ワインに手を出すのか?

明治時代、西洋文化に度肝抜かれた日本人は西洋人がの食事のたびに呑んでいるワインに興味を持ちます。
ワインを呑むコトが西洋文化を知ることのひとつだと思ったことでしょう。


でもね、想像ですが。

山梨の人は単純に「ぶどうが酒になる‼︎」って嬉しかったのではないかと。


昔の山梨、特に勝沼周辺は砂地の土地で水はけが良すぎて、米が作れずとても貧しい土地でした。
江戸時代から勝沼ではぶどう畑が広がっていたそうですが、決して豊かでは無かったでしょう。
食べる米も少なくて、米から作る日本酒がどんだけ貴重な物だったかはわかるでしょう。

そこに「ぶどうから、酒ができるらしい」って知ったら、どうします?



造ってみたくなるでしょう⁈
それが売れれば、少しでも売れたら生活が楽になるんですよ!

米がなくても酒が造れる。それは衝撃的だと思うんですよ。

貧しかった農民に、生活の糧が増えるんですよ。

「日本人なら日本酒を造ればいいのに」

でも米が作れない土地で、代わりの物で酒が造れるって知ったら。
そりゃもう、造るでしょう⁈

答えは簡単です。
ぶっちゃけ酒が作れるなら米で無くてもいいじゃん!ってコトだったと思います。


とはいえ、美味いワインをパッと造れる訳では無いので、そこから苦労したんですけどね。
その数々の苦労が、最近やっと報われて来てるんです。

「甲州のワインって美味しいね」って言われる様になった。

山梨でワインを造るでようになって100年近くかかって、ようやくです。



そのお客さんにワタシは言いました。

「今、山梨では100年先に山梨で甲州ワインを作るための努力の一環で、世界に出て頑張っているんですよ」と。

彼はそんな大袈裟な~っと笑いましたが、山梨はかなり本気です。超マジです


1000年前から日本で育った甲州ぶどう。
100年前に酒になるって分かった甲州ぶどう。
今、世界に出て行く品質になった甲州ワイン。

どうです 呑んでみたくなりませんか?
日本で育った甲州。日本の酒・甲州ワイン


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がんばって日本

2014-10-08 12:45:20 | Weblog
昨日のノーベル賞の発表、お客さんがiPhoneでLIVE映像を観ていて、司会者が「イサム~」と言って日本人だ!と思った瞬間、テレビのニュース番組がノーベル賞受賞会場の放送に切り替わりました。すごかった。
素人でもわかる青色ダイオードの受賞は晴れ晴れとしますね。おめでとうございます

今日発表予定の化学賞も注目しています。

そして思わず買ってしまった。

錦織圭モデルのカップヌードル

シーフードヌードルが好きなので赤いの買うの久しぶり
錦織圭モデルのユニクロもテニスラケットも買えないけれど。この位はイイかな

いまお店では新酒ワイン・デラウエアを出しています。

アルプスワインさんのにじいろ。
花子とアンで花ちゃんが勤めていた聰文堂で出版していた雑誌「ニジイロ」とコラボで撮りました。
ワインのにじいろは数年前にできたラベルなので、ステキな偶然
味わいはフレッシュで爽やか。オトナな甘みのワインです

これからの季節は色々な新酒が出てきますので、楽しみです。今年初めの大雪の影響が心配ですが、各社努力の跡が感じられる出来栄えとなっているでしょう。

醸造期真っ只中の10月、みんな寝不足だろうな~っと思いつつ、出来上がるワインを楽しみにしています。

みんな、がんばって

ワタシも頑張ります

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ほんわか気分に

2014-10-05 22:18:23 | Weblog
先週の金曜日、読売新聞の夕刊にグレイスワインの三澤彩奈さんが出ていました


甲州への慈愛ある微笑みにワタシも癒されて 相変わらず頑張ってるなーって元気貰えた記事でした。

そして昨日、ジャイアンツのホーム最終戦を観戦。80周年という記念の年に優勝できて本当に安心しました。おばあちゃんも喜んでいるでしょう。そして「勝負はこれからなんだよ!」と叫んでいると思います

そしてジャイアンツリーグ優勝を祝して 旦那さんと2人でプチ祝勝会。お祝いと言ったらウチはお寿司屋さんに行きます

そしたらお寿司屋さんの大将が読売新聞の彩奈ちゃんの記事を読んで感動したと言ってくれました。
「ひょっとしてじゅんちゃん達の知り合いかと思ったんだけど?」と聞かれて「ハイ!」と答えちゃいました

実は大将にいつも甲州ワインの美味しさについて熱く語っていたのですが、イマイチ信じられていなかったようで
ああして新聞に載ると「本当に甲州ワインが注目されてるんだ」と実感して貰えたようです。嬉しいですね。

個人の話ではひとりよがりに思われたりするので、メディアの力を借りるのも手だと思う。でもメディアだけに頼るのも信憑性が無くなるから、やっぱり足を運んで実感するのも大事なコトね。


そして、お寿司屋さんの大将がワイナリーの記事で、ワタシを思い出してくれたコトにも喜びを感じました。

ほんわか気分になりました。お客さんでこんなに幸せ貰えるってイイな~と。
ワタシもお客さんに幸せあげたいな~と、思いました。


ワタシはいつもお客さんに「2回目からは常連さん」と言っていますが、これはこの大将の受け売りです
いつも勉強させてもらってます。

万が一、彩奈ちゃんと一緒に食事できる機会があったら連れて行きます!と約束したんですが、そんな素敵な機会が来るのでしょうか?笑
緊張しちゃってお寿司食べれなくなっちゃうカモ~





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秋晴れの山梨 その4

2014-10-05 21:24:08 | 山梨へGO!
台風が近づいて、雨の日曜日ですが9月に行ったバス旅行のつづきデス

さて、一古園さんのぶどう狩りを楽しんだワタシですが、お土産用は売店で買うコトにしました。





巨峰は畑でたくさん食べたので 他の品種が食べたいじゃないですか。こんなにいっぱいあるんですよ。

一古園さんは売店のとなりにバーベキューでお食事できるそうです。スゴイですね。



やっぱり欲しいっ!と最後にもう一カゴベリーAを買いました。
実を食べながらワインを呑むのが美味しいんです。


ぶどう狩りの後、バスは東京に戻ります。



今回のバスは本社営業号だったのですね。中央高速の石川パーキングで初めて知りました。
高速道路があまり渋滞しなかったので6時ぐらいに新宿に戻ってこれました。
渋滞にはまったら食べようと思ってた富士山メロンパンはお家で食べるコトになりました



バス旅行の良いところは道中寝てても問題ないところ。渋滞してもそんなに気にならないこと。
でも時間に縛られるし、自由に動けないのはちょっとストレス。普段思いつきで行動するタイプなので特に
実はぶどう狩りの一古園さんに行く途中、笛吹市を抜けている時幾つかのワイナリーの近くを走り、寄りたいな~と思ったし。勝沼に来て等々力交差点近くまで来たらバスの中から白百合醸造さんでイベントしてるのが見えて、超行きたかった‼︎
降ろして~!と思いました

とはいえ、バスの手軽さも捨てがたいかな。


さて今回で秋晴れ編はお終いです。
もう少しぶどう狩りシーズンはありますので、皆様もぜひ行って好みのぶどうを見つけて欲しいですね
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