神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

春の山梨 '14 その7

2014-03-31 12:13:35 | 山梨へGO!
桜、満開になっちゃいましたね。あっという間に春真っ盛りです。
今日からNHK連続ドラマ「花子とアン」が始まりました。山梨が舞台ですので、観てくださいね

もう少し3月16日のレポート、お付き合いください
甲府盆地の広ーい桃畑の中を通る、ピーチロードを車で走り、勝沼に向かいました。
走りながら、これが満開になったら凄い風景だなぁと想像。今頃が見頃ですね。


勝沼では前日お世話になった菱山中央醸造さんへ行きました。

場所は勝沼ぶどう郷駅とぶどうの丘のほぼ中間にあり「ぶどうばたけ」という直売所もやっています。




シーズンがくると、生食用ぶどうや野菜の販売・発送もしている昔からあるぶどう農家さん。
お伺いしたとき、ちょうど作業をしていたので工場見学させてもらいました。



社長の三森 斉さんと。お仕事中にありがとうございます!息子さんも手伝っていて、微笑ましいワイナリーです。 

ここ菱山中央醸造さんは昭和初期、国から菱山地区にぶどう酒の醸造免許が三森家に下りたのが始まりで、以来、菱山の地域の農家の方々と共にぶどう酒作りをしてきました。
原料は菱山の土地で育った甲州ぶどう。
当時のままの破砕機、バスケット方式で手絞りで絞った生ぶどう酒。農家の人の晩酌のために造るので、とても贅沢に仕込みます。基本が農家さん用なので、一般的に販売されているのは「おすそ分け」してもらう感じですね。味わいがジューシー。生産本数も少ないので、貴重品です
ワインではなく「ぶどう酒」を造っている!というの造り手さんのプライドが伝わります。


仕込み途中をいただきました。このままでも美味しい~、これ瓶詰めして~!と無茶ぶりしましたが
この時期にこっそり吞めるのが醍醐味 なんですよね
(このまま瓶詰めしても味が安定しないので、商品としては失格なんですよね



昔から使っている、今でも現役の粉砕器だそうです。しぶいね~。




コルク打の道具。これ、やってみたい



古い道具が沢山あって、見応えありました。

歴史を守って、それでいて生活を成り立たせる為に色々工夫させている姿が素敵だな~っと思いました。





売店ではジュースや葡萄酒も売っています。ドライフルーツや焼き菓子もありました。
ぶどうシーズンにお伺いするのが楽しみ  詳しくはホームページをご覧ください

菱山中央醸造&ぶどうばたけ



売店前のビニール製の屋根は2月の大雪で破れてしまったそうです


そうそう、道路の信号も雪の重さで傾いてしまって、信号の形が丸ではなく猫の目の形に見えました。
見慣れてないので、信号だと思えず、ちょっと危険。レンタカーの観光客さんが、信号に気づかず急ブレーキをかける姿も見られたので、注意が必要です。はやく修理ができるといいですね。



この道を通ったら、必ずやっておきたいことがある。。。


シャトー・ジュンとじゅん。 ハイ、馬鹿ですね

今回は販売所も開いてましたので、試飲させていただきました。


造り手の仁林さんから色々お話ききながら、くつろいで試飲。前日のセミナーの裏話的な話題もあって、楽しかったです。

ワタシは以前お客さんから「落穂ひろいに似てる」と言われたのですが(ビミョーな話だよね)

こちらが名画・落穂ひろいをラベルにしたワインです。美味しいので嬉しいです

親会社があのアパレル会社の JUN なので店内には洋服コーナーもあります。

ワイン部門は仁林さんの孤軍奮闘的な感じですが、しっかりと造られているので安心して買えます。
以前は家の近所の元町ユニオンで買えたのですが、最近はオトナの事情で卸せなくなったと悲しいお知らせもありました。う~ん残念だ。

ワイナリー直販限定でお得ワインがラスト一本だったので、思わず購入しました。




さて、3月の山梨編を長く続けてしまいましたが今回で終了。
どうもツィッターの「今なにしてる」的に短文でつぶやくのが苦手で。情報遅くてゴメンね。

4月にも山梨へ行く予定ですので、またお付き合いください
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春の山梨 '14 その6

2014-03-30 20:33:20 | 山梨へGO!
久しぶりに山梨に行って「ブログ2週間分の写真が撮れました~」と
はしゃぎましたが、本当に2週間以上かかると思っていませんでした。スミマセン

そんな言い訳をしつつ、3月16日分のレポートをお送りしますっ

甲府夢小路をしばらく散歩すると気分も良くなってきたので
D&DEPARTMENT YAMANASHIにランチしに行きました。

お洒落雑貨ショップで有名なD&DEPARTMENTさんが昨年6月に山梨にオープン。
山梨日日新聞社・山梨放送グループ(通称:Sannichi-YBS)本社の山梨文化会館2階に、ショップとカフェが入っています。



空間を贅沢に使ったディスプレイ 整然と並んだ商品
ブドウジュースの一升瓶や甘酒もとってもお洒落にみえますね
可愛いだるまも。ワタシは富士山ふせんを買いました。


ワインセラーも綺麗でした。ギフトラッピングもしてくれるので、プレゼントにいかがでしょう。


休日の12時すぎだというのに、カフェは結構空いています。平日は混んでいるのかな?
でもランチセットが1200~1800円とちょっとお高め。。。


チキンカレーとシードルのセット。シードルはそばちょこで。
こちらのカフェはガレット(そば粉のクレープ)がメインで、私たちも食べたのですが、写真忘れました。ゴメンなさい。

こちらでは色々なイベントもやっているので、詳しくは
D&DEPARTMENT YAMANASHI



あと一回、続きます

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春の山梨 '14 その5

2014-03-25 13:13:26 | 山梨へGO!
日頃、起きるのが午前10時の者なので
集合時間が午前9時半というと、そうとう早起きな気分になるワタシ
だいたい休日の方がいつも早起き。遊ぶときは起きられるのですが。 


3月16日は午前9時半にホテル前に古屋さんご夫婦が迎えに来てくれて
いつも本当にお世話になります  
ブログにお顔を載せると色々あるので、あえて載せません。感謝してます


まずは、サントリーのワイナリー登美の丘に行こう!と車を走らせました。が!
なんと登美の丘は12月から3月まで休業してました
道中に沢山掲示があったのに、全く無視してて。。。入場門が閉じてて驚いた
やっぱり事前チェックは必要ですね。

くじけずに次の目標は敷島醸造さん。




昇仙峡近くのワイナリーです  でも昇仙峡から歩いては行けない距離です。
ログハウスの試飲室前には川が流れてて、残雪チラホラもみえました。



最近、おしゃれなラベルになってバリエーションも増えてるご様子
つや消しのマットな質感のボトルって美味しそうですよね。

ですが、実は、ワタシ。。。この時すでに激しく二日酔いで。。。
全く吞めない状態。正直話をするのが辛くなっておりまして  

必要事項を確認すると、スタッフの方が「今度営業の者がお店にお伺いしますよ」と仰ってくださったので「お願いします」と頼ることにしてしまいました。
最近、醸造家が新しくなったと噂に聞いたので、その辺りの情報や畑の様子とか、品種とか。色々聞くことまだあるので、宿題にします。またお伺いします  



甲府にもどって、体調を戻すために駅前にある甲府夢小路を散歩?しました。




甲府駅北口から歩いて2分ほどの場所に、のどかな小道ができてました



お土産屋さんが立ち並ぶ、小粋なお店 ワインや日本酒を扱う「甲州ワイン蔵」さん。


かなりな数のワインもそろっていまして、見栄えも良いですね。



山梨の日本酒もしっかりバリエーションがあって、良いですよ



テイスティングは一種類100円です。自分で注ぐスタイルなので、一種類なら飲み放題になるのかしら??( 500円で全種類OKとかなるといいですね。)
どんなグラスで吞めるのか? 確認するべきでした。チェックミスです。。。

ワインだけでなく、和小物やお茶できたり、蔵の美術館もあったりで
例えば甲府駅で特急待ちなどの時間つぶしに良い場所だと思います。




もう少し続きます




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春の山梨 '14 その4

2014-03-24 12:25:04 | 山梨へGO!
三連休、いかがお過ごしでしたか?東京は暖かい日が続いて春本番って感じです。
とはいえ、このブログはまだ3月15日の出来事をお送りします

ぶどうの丘でのワインゼミナール、予定より約一時間ほど押して終了しました。
この後、勝沼のお友達・古屋さんから謎の会に行きませんか?と誘われていたのです。

毎回、山梨に行く時は前もってお友達・古屋さんに連絡するワタシ達
古屋さんの時間がある時は、車でいろいろ案内してくれるんです

そんな古屋さんから「もしゼミナールの後に時間があれば、一緒に行って欲しいところがある」と誘われて、「印鑑持ってきてください」と謎のメールをもらっただけ(笑)一体どこに連れていかれるのか?ミステリーツアーのような誘いに応えるべく、とりあえず甲府に宿をとったのです。


そんな謎の会はレストラン・パパソロッテにて開かれました


パパソロッテから見た甲府盆地の夕暮れ


注/実はこの辺りからもう酔っぱらっていたので、ちゃんと写真も撮れてません

謎の会の正体?は菱山中央醸造さんの意見交換会でした。
菱山中央醸造さんはブドウ農家さんが自宅用に吞むワインを醸造する「委託醸造」を主体とするワイナリーで合わせて生食用のブドウや野菜も「ぶどうはたけ」というお店で商っています。
前日のNHKで杉浦太陽さんが訪ねて行かれていて、タイムリーな出会いだったのです。

菱山中央醸造&ぶどうばたけ ホームページ

これからの勝沼について、どうしたいか?という壮大な意見を求められましたが、酔った勢いで好きなことしゃべっただけ。。。な気がしました。パパソロッテのお料理も美味しいし、ワインも美味かった





機山洋酒の赤、旭洋酒の千野甲州、写真忘れましたが 菱山中央醸造さんのワインも3種類いただきました!


会も終わりに近づいた頃、パパソロッテオーナーの長谷部賢さん登場!(左)酔いも回って、写真ちっともピントが合いません。右の女性が菱山中央醸造さんの三森さん。

もう、話がうまくできません!となって、明日お店にお伺いします!と約束して
パパソロッテを後にして勝沼ぶどう郷の駅に。

甲府行きの電車を待って、駅のホームの待合室に入ったら


な、なんと! グレイスワインの赤松さんにバッタリお会いしました
すご~い!すご~い!  サプライズだ!

この日、グレイスワインの栽培会のみなさんがぶどうの丘で懇親会を開いていたそうです。これから甲府に行くという赤松さんと電車の中でなんか色々話して(覚えてない)はしゃいだ記憶はあります。。。楽しかったです

甲府につくと、タクシーに乗ってホテルに行き、バタンキューで寝ちゃいました。
ワタシは酔うとすごく眠くなるタイプですので。。。
赤松さんと遭遇しなければ電車で寝てたね。そして終点の小淵沢に行ってたね
それを考慮しても、本当に素敵な偶然の出会いでした

14日も色々巡ったので、続きます

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笛吹ワインツーリズム

2014-03-21 18:02:54 | お知らせです!
ワインゼミナールは甲州市/ぶどうの丘で行われましたが
そのぶどうの丘で素敵なチラシを発見しました。




あの、ワインツーリズムが春の地域限定版!しかも笛吹市
笛吹市はJRの駅から遠くて、しかも徒歩で複数のワイナリーを巡るには距離があるので
バスがでるのは素晴らしい!そして季節は桃の花のシーズン!!
4月19日(土)に開催です。

でもね、チラシのお問い合わせにアクセスしても案内がありません
なんじゃ~~~ こりゃ~~~
(たどり着けないのであえて写真には載せませんでした)

チラシがまがい物なのか? ホームページにまだ掲載してないだけなのか?
だったらチラシに「◎日より受付開始」と表示すべきです。

悩みながら、色々巡って行きましたらたどり着いたのはこちら。

株式会社タビゼン

地元密着型の旅を提案している会社で、募集してました。
ワタシは先ほど申し込みをしましたが、果たしてちゃんとバスは来るのか? 心配です。
資料が送られてくる様なので、届いたらまた報告しますね。


とはいえ、この有り様にかなり怒りが込み上げてます。この怒りはどこに報告するべきか?
こういういい加減なチラシや勧誘、多いんだよっ  困るんですよっ

すごく良い企画なのに。こういうトコで印象悪くして、もったいないんですよ。山梨っ



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春の山梨 '14 その3

2014-03-20 13:09:21 | 山梨へGO!
もうちょっとワインゼミナールについての感想を。
っていうか、ゼミを聞いて考えちゃたことを書かせてください。


以前にこんなお客さんがいました。

もともと海外のワインには興味のある方だったのですが
「日本のワインを極めたい!」と壮大な夢をもっていらっしゃってのご来店。

ワタシ的には一生懸命山梨のワインの美味しさを伝えたつもりだったし、
たくさん吞んで頂いたのですが、その方が最終的にたどり着いたワインが

サドヤ・モンシェルヴァンでした。。。

たくさんの山梨産ぶどう100%のワインを吞んで
最後にカウンターに置いていた一升瓶のモンシェルヴァンをみて
一升瓶の大きさに驚かれて、吞んでみたいと。そして、言われた台詞が


「こんな美味しいの、隠してたの?! しかも安くていいじゃん!!」


モンシェルヴァンは国産ワインと輸入ワインのブレンドで日本人の味覚に合わせた味わい、
しかも手に入りやすい価格で、それはそれで素晴らしいワインです。
ワタシも普段は価格差の理由をしっかりお伝えして、出しています。

お客さんの中には「美味しく楽しく安く吞めれば、なんでもいい!」という人も沢山いるので
そんな時はとても重宝する、和食にも良く合う、よいワインです。

でもね。「日本ワインを極めたい!」と口にした人でしたから
なるべく真の日本産ワインを勧めていて、決して隠してた訳ではないのですが
その方にとっての「日本ワイン」とはどんな物だったのだろう、と悩みました。

やっぱり価格の問題はすべてを跳躍してしまうんだなぁ、と実感


・・・日本のぶどう100%で作るワインはやっぱり高価格なんです。
売る方としては気軽に吞んで欲しいけれど、だからこそ、出所はしっかり教えて欲しい。
安いワインを造れ!というのではなく、きちんと理由のある価格でなければ困るのです。

農家を守るため、丁寧な造りをするため。チャレンジワインで生産本数が少ないとか。
納得できる表示があれば、やっていけますよ

すみません、ちょっと話が長く、ズレましたかね。戻りましょう。


ちょっとお固いゼミナールのあとは、おまちかねのワイン試飲とお料理。
講師の方々もいらっしゃるので気軽におしゃべりもできました


鹿取みゆきさんと
お会いするのは二回目ですがツィッターを読んでるのでとても親近感
今度お店に来たら、いろいろ教えて欲しいです。待ってま~す。


甲州市役所の石原さんと
ワタシが読んでるブログやツィッターによく名前が出てくる方で今回お顔をみることができて、とても嬉しかったです。しかも想像したよりずっと若い人だったので、これまた嬉しさ倍増ですワ
熱く地元の発展を語る姿が、とても良かったです。これからも頑張ってください

蛯原先生ともツーショット狙ってましたが、見失いまして。。。残念

余談ですが、
この日ワタシ達は甲府のホテルに泊まったのですがウチの旦那がホテルの大浴場で蛯原先生がいた!とのこと。
さすがに声を掛けられなかったそうですが(笑) オシい。近くにいたんだなぁ


ここでワインの試飲をしたのですが、結構、飲み過ぎちゃって

このゼミの参加費は一人1000円。
色々勉強できて、懸案事項も増えて、そして試飲と軽食がついてくる!お得ですよ

できれば、お料理の素材の出所も分かると素敵なんですけど。
甲斐サーモン、美味しかったからもっと食べたい。買って帰りたかったです。

まだまだ、続きます


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春の山梨 '14 その2

2014-03-18 11:59:44 | 山梨へGO!
昨日は風が強かったですね。春一番でしょうか?
そういえば春一番って元々は「強風に気をつけろ!」という注意喚起な意味らしいですよ。

さて、ワインゼミナールの続きです。

第一部/テーマ「国内主要産地の動静」で2000年以降、北海道や長野に新規ワイナリーが増えてきて、山梨ではちょっと減っている。という報告がありました。
そして第二部/テーマ「日本ワインの原産地表示を国際視点から考える」


講師の方々は
蛯原健介氏(明治学院大学法学部教授・EU、ワイン法専門)
鹿取みゆき氏(フード&ワインジャーナリスト)
石原久誠氏(甲州市役所/甲州市原産地呼称ワイン認証制度事務局担当)
松本信彦氏(マンズワイン(株)常任顧問、山梨県ワイン酒造組合総務部長)

お話はEUのワイン法と日本の酒造法との違いや、甲州市が上辺だけでない真の意味で「原産地呼称ワイン認証制度」を目指しているモチベーションを感じました。


日本ワインが注目を浴びるようになってきたのは事実ですが、売れるかも?と思うとやたらめったら生産量を増やそうとする人たちが増えるかもしれない。。。

「良いワインは良いブドウから」を信条とするワイナリーがいる一方で、海外の濃縮ブドウジュースでワインを作って「日本のワインです!」って売れちゃったら、地道に農業してる人たちはすぐに破産してしまいます。

「日本のワインはうまいらしい?!」と聞き耳した人がラベルに「日本のワイン」と書かれたボトルを手にして
「日本ワイン=日本の中で育ったブドウで作ったワイン」と思って買ったのに、実は(海外濃縮ブドウジュースを輸入して日本で醸造したワイン)だった!としたら。どうしますか?

安くて美味かったら良いじゃん!と思う人と、騙された!嘘つき!!と思う人と、両方いるでしょう。
でも、誰かが「騙された!」と思う商品はこれからの時代、認めてはいけないと思います。


以前に「牛肉100%」と表示した商品で実は「馬・豚・牛の合い挽き肉」だった会社の社長が逮捕された事件。
社長は「価格を抑えるために必要だった。みんな美味いと言ってくれていた」とコメントしていました。
中国産うなぎを国産うなぎと表示して売っていた会社も、捕まりました。

表示を信じて、内容を理解しての「美味い」ことが必要です。
中国産うなぎだって美味しいし、安くて手軽。分かってる。
でも日本産って書いて売られたら価格が崩れてしまう。
本当にちゃんと日本で育ててるうなぎ産業がつぶれてしまいますよ。


まじめに頑張っている人たちが、倒産してしまうのはおかしいでしょう???


それをワインで考える。
それがワイン法の制定だったり、原産地呼称認証制度だったりするのではないか?
と、ワタシは思いました。


江戸時代、お米がとれない土地だった山梨。日本酒も貴重なものだったでしょう。
明治になって、俺たちのブドウからお酒が造れる!って喜びは相当なものだったと思います。

おらが酒、葡萄酒

その喜びの酒が、時代を経て、世界に出て行こうとしている。

どうか、正しい形で堂々と日本のマーケットに存在できるように。
100年先の世界のマーケットに日本のワインが選ばれていますように。


そんな気持ちを改めて持たせていただく、時間をいただきました。

続きます

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春の山梨 '14 その1

2014-03-17 13:03:50 | 山梨へGO!
みなさん、こんにちは。ようやく山梨に行けました

思えば昨年は自分の怪我で新酒ワインシーズンを逃し、
先月は日本酒の新酒シーズンに雪にやられて行けず。。。
お客さんからも「山梨行ってるの?」という質問に情けない答えを出していましたが。

3月15日、ぶどうの丘で行われた甲州市ワインゼミナールに参加できました

前日の天気予報が「所により雪」なんて言葉が出てきてビビりましたけど、
山梨甲府盆地は快晴でしたよ。


ぶどうの丘展望台からみた甲府盆地。雪の南アルプスまた綺麗でしたわ~

さて、お目当てのワインゼミナール。
ゼミというだけあって、内容が少々難しく勉強っぽい色合いが濃いモノでした。
以前にも田崎真也さんの回に来たことがありますが、回を重ねるごとに
内容もコアなものになっているのかもしれませんね。




テーマ/国内主要産地の動静。講師は鹿取みゆきさんです。

山梨は日本一のワイン産地ですが、長野や北海道がすごい勢いでワイナリーが増えているという話。
特に長野は県をあげてワイン産地になろうと力が入っているそうです。
まあ、別に日本一にこだわる訳ではないと思いますが、日本一でいるコトに誇りを持つのも大事だしね。

そう考えると山梨の切り札はやっぱり「甲州ぶどう」だと思うのです
歴史のあるぶどうを持っている。守るべき品種です。
そして酒質を向上させていくコトが誇れる日本一であり、世界に出る意味がでてくると思うのです。

他県との切磋琢磨、農家同士、醸造家同士の切磋琢磨で日本ワインを向上させてほしいと思いました。

続きます











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謎がとけた

2014-03-09 19:42:40 | Weblog
先日、グレイスワインの船橋さんと仲野さんがお店に来てくれました
船橋さんは営業さんなのでよく来てくださいますが
くるたびに色々とサプライズの仕込んで?来てくれます

今回のサプライズ、ひとつめが仲野さんと一緒なこと
仲野さんはグレイスワインの工場長であり、農業博士でもあるお方なのです。
勝沼で何度かお会いしていますが、きちんとご挨拶するのは初めて


もちろん一緒に写真  

真ん中が仲野さん。右で顔を隠しているのが船橋さんです

都内でワイン会があり、帰る前にちょこっと寄ってくださいました。
醸造スタッフさんも今の時期はイベントに借り出されるんですよね。
それは吞み手側からすると、とってもとっても嬉しいので

仲野さん、照れてないで  もっと表にでましょう


今回、仲野さんとお話しててワタシはすごく勉強になりました。

中でもグレイス甲州とグリド甲州の違いについて。

グレイスワインの甲州シリーズは

グレイス甲州
グレイス甲州 鳥居平畑
グレイス甲州 菱山畑
グレイス樽甲州
グレイス グリド甲州
グレイス 茅ヶ岳

と、6種類あります。

鳥居平畑、菱山畑は畑ごとの区分けで味わいの違いが分かります。
樽甲州と茅が岳は醸造の仕方が違います。

グレイス甲州とグリド甲州、作りに多少の違いがあるけれど
出荷時にテイスティングすると
ワタシには明確に違いを説明できず、どちらも同じく美味しい。

特に近年のグリド甲州は辛口仕上げになっていて、
ワタシには本当に味の違いが分かりにくいのです。。。
自分で分からないことをお客さんに説明もできないから。。。

コストパフォーマンスの素晴らしいグリド甲州をチョイスしてきました。


ちなみに、数年前のグリド甲州は「やや辛口」仕上げで
ワントーン優しい味わい。そこが大きな違いだったと思います。


その話を仲野さんにしたところ
「グレイス甲州とグリド甲州の違いは数年たつとよくわかりますよ」とのこと



つまりグリド甲州は「すぐ吞みワイン」で早く吞む方が良くて
グレイス甲州は「熟成させるとより美味しいワイン」

マジで目の前が、パア~~~ッと明るくなるお答え  でした。


とはいえ、熟成させたグリド甲州も何度も吞みましたが、美味しいですよ。
でもグレイス甲州とは味わいや香りが違うものになるそうです。

面白い。ワイン奥深し!を、再確認



このグレイス甲州とグリド甲州の違いについて、ワタシはあまり固執することが無くなっていて、コストパフォーマンスも大切だし、ヴィンテージによって好きな方を選べばいいや!ぐらいに考えていました。
これでお客さんにも自信を持って説明ができます。

素朴な疑問、というか素人な質問にも丁寧に答えてくれた仲野さんに感謝です。
その仲野さんを連れてきてくれた船橋さんにも、感謝です。Good job っす!

しかし、いろんな人とお話するって大事ですね。大切にしよう。


3月15日には勝沼に行く予定です。今度こそ、行けるといいなぁ 山梨





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ぴったりなソチ

2014-03-04 13:12:06 | Weblog
雪の2月が終わり、ソチオリンピックが終わって、
花の3月になりましたね。気温は低いけど晴れるとやっぱり気分が良いです

さて、オリンピック。

今回のソチは時差がぴったりでした。
ワタシは毎日仕事が終わって、家に帰るのが深夜1時前後で
それからご飯、お風呂となって午前3時から4時に寝るのです。
そして起床は10時から11時くらいです。

なのでオリンピック期間中、メダルの行く末をしっかり見届けてから寝てました。

前半は上村愛子選手や高梨沙羅選手の健闘に涙しつつも、
脱力しながら沈没するように布団に入ったものです。

大好きなフィギュアスケートは本当に見応えあって、良かった。
特に女子のやりきった感は素晴らしかった  まさに感涙でした。

ワタシ的にはトリプルアクセルにはもっと高得点をあげても良いとおもう。
三回転+三回転も凄いですですが、現状できる選手が増えてきたし
もっと高得点ならば3アクセルを他の人たちも絶対にチャレンジしてくるはずです


そして、オリンピックはリンクに企業の広告ロゴが無いのでより素敵です。
たしかグランプリシリーズのフランス大会ではロゴがみな1色で見やすかった。
そういう工夫も含めて、見やすさを考えて欲しいとおもいます。


お店でのオリンピック話で、面白いなぁ~と思ったのは

「今回のオリンピックは男がメダルをたくさん取ってる!気分がいい!!」と喜んでいたおじさま。

女子の応援もするが、男のプライドも大事みたいです。笑。
これからパラリンピックも始まりますが、また面白い試合を期待してます。

気持ちよ~く、布団に入らせてくださいっ

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