神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

晩秋の山梨 その4

2014-11-30 20:40:16 | 山梨へGO!
あっという間に11月も終わりですね。
今月中になんとか晩秋レポートを終わらせないと。12月は冬だもんねェ

シャトレーゼさんの前からテクテク歩いて日川沿いから祝橋を渡ってメルシャンさんの宮光園まで。

ここに来ると成長記録のように撮る葡萄の木。見事に紅葉してました

宮光園に新しくできた白蔵でお弁当をいただきます。お弁当に夢中で白蔵の写真を撮り忘れました
以前に修復前の白蔵を見学したことがあるので綺麗になってて驚きました
白ワインを造る蔵だったので白蔵だそうです。



お弁当は吉川さんの松花堂弁当

吉川と書いて「きっせん」と読みます。

色々とワイン会などに参加して来ましたが、日本ワインが和食に合うと言いつつ出てくる料理が洋食系なのは残念だと思っていたので、このお弁当は嬉しくいただきました。

お食事の後はお勉強です。



鹿取みゆきさんを講師に迎えてお話を聞きました。
原産地呼称することの難しさを知った、というのが率直な感想です。

難しいんですよ、いろんなハードルあって。でも挫けずに頑張ってほしい。

そしてお待ちかね、テイスティング。



お待ちかね、だったのですが。
残念なことにほとんどがワタシの好みではありませんでした。悔しいやら悲しいやら。。。


すみません。今月中にレポート終わらせるつもりだったのですが、もう一回だけ書かせてください
続きます


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晩秋の山梨 その3

2014-11-25 11:50:21 | 山梨へGO!
今年最後の3連休が終わると、年末に向かって真っしぐらですね
もうクリスマスよりも正月休みが待ち遠しいお年頃になりました

さてレポートの続きです。

雨宮さんの畑でお話を聞いて、再び日川沿いのを歩いて行きます。

祝橋の下で。奥の石造りの橋が三代目祝橋で手前の鉄筋製が4代目祝橋。

三代目は

文化遺産で 現在は徒歩専用の橋になっています。車は4代目を走っています。

橋の下から坂を上がって三代目祝橋を歩く事ができます。


橋の上で撮った風景。秋だね~。


橋を渡って、日川の対岸の葡萄畑の中を歩きます。




道が狭いのでガイドもなく、黙々と歩くのですが、ワタシの後ろを歩いていた参加者の方がすごく日本ワインを愛する方で、他の方と日本ワインを好きになったきっかけを話していらして、ワタシは思わず聞き耳ずきんしてしまいました。
凄い詳しい人だったなぁ。
色々整理しないとここに書けないのでいつか聞き耳ずきんで勉強したことを披露します

コッソリと勉強しながら、歩いた道は「勝沼フットパス」という散策道でもあります。

所どころにフットパスの矢印があって、一般の方でも歩く事ができます。
「勝沼フットパスの会」というのもあって、定期的にツアーも企画しています。
詳しくはこちら「勝沼フットパスの会」

シャトレーゼさんから日川沿い~祝橋~葡萄畑を抜けて宮光園コースはオススメです。

さてワタシのレポートはもう少し続きます
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晩秋の山梨 その2

2014-11-23 23:16:17 | 山梨へGO!
3連休いかがお過ごしですか?今日はよく晴れててよかった。
でもね、寒くなったら嫌だなぁと厚着で出かけたけれど、ずっとジャケット手に持って歩いてました。まぁいいか

さて今回も11月15日に勝沼へ行ったレポートの続きです。

日川沿いの道をメルシャンの上野さんのガイドで歩きながら進みます。


葉脈がはっきり出る紅葉。これ何て行ってたかな?養分が、なんて言ってたかな? 忘れちゃった 綺麗だな~って思って見てた。ダメだねェ。

東夢ワイナリーさんの横道を入った甲州葡萄の畑に入って、農家さんから直接お話も聞きました。


葡萄棚の影で顔が分かりにくくてゴメンなさい。農家の風間さんです。
風間さんのお父さんがこの畑の甲州を趣味で残していたので今でもここに甲州が残っている、とのこと。

なぜ趣味で、というと。農家さんにとって甲州という品種は儲からないからだそうです。

他の食べるぶどうは出荷するまで手間もかかるけれど、1キロ約800円程で売れるそうです。
甲州は1キロ約200円

凄い差で愕然としました。そっか~この差は大きいなぁ

ただワイン用葡萄は食べる葡萄と比べて手間がかからないそうで、楽だから造っているって。(食べる葡萄はものすご~~く手間がかかるそうです。)


それでも勝沼では葡萄の糖度が上がると10円ずつ上がる規定があるので、まだいいと言っていました。
たしか糖度が16度でキロ160円って言ってたかな。他の地区はそんな規定は無いとも言っていました。
勝沼がワイン用葡萄に力を入れている規定でもありますが、この価格差は悩ましい。

農家さん働き手が少ないから、ワイン用甲州葡萄の栽培もしている。
それじゃ働き手が増えたら?
儲かる品種に変えてしまうのでは?

かと言って、
原料価格を上げてしまえばワインの価格が上がってしまう。他国と比べても価格の高い日本ワインではこれ以上の価格上昇は避けたいところ。

そして働き手がもっと少なくなったら、
葡萄農家を辞めてしまう。
銘醸地といわれる場所に太陽光パネルが並んでしまうのですよ

本当に難しい問題です



畑に一房残っていた甲州
ここの地層は砂利で水はけが良すぎるので肥料をあげても流れてしまうとのこと。
そのせいか葡萄の房が密集しないでパラパラと実がなる。そうすると風通しが良くなって病気になりにくく糖度も上がるそうです。

風間さんの隣の畑の甲州は収穫量を減らして糖度を上げているとのこと。それぞれ出来る工夫をしています。

風間さんのお父さんが甲州を残したのはやはり愛着のある品種だからだろうし、この土地で生まれた歴史ある品種だからだと思うのです。

その歴史に恥じないよう後世に残すにはどうしたらいいのか。

その答えの一つが「原産地呼称認証ワイン」なのでは。と、ワタシは感じました。


ちなみに現在、ワイン用葡萄のみで生計を立てている農家は無いそうです。
食べる葡萄と併用してワイン用葡萄を栽培している方ばかり。
つまりワイン用葡萄生産は危機的状況に近く、積極的に守っていかないと皆さん生産をやめてしまうのです。

ワイナリーさんが契約農家との繋がりを大事にして生産を維持している実情を垣間見た日でした。

本当に貴重な体験をさせていただきました。


紅葉し始めた葡萄畑。なんとか守って行かなくては

レポートはまだ続きます
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晩秋の山梨 その1

2014-11-21 12:12:18 | 山梨へGO!
東京も朝晩は寒くなって来ましたね。11月15日に勝沼へ行ったレポートをお送りしますが、久しぶりに朝6時起きしたらすごく寒くてビックリしました。



今回は「甲州市原産地呼称ワイン認証制度2014年認証畑•認証ワインテイスティングツアー」に参加しました。
このツアーは甲州市役所産業振興課が行っているのですが、なんと3回目だったのです。(ワタシは初めて気がついたのですが)
そして、さらに驚いたのが参加者25名のうち半数以上が2回以上の参加者

皆さん、そうとうハマっていらっしゃるご様子なのです。

集合場所のJA。駅から徒歩20秒ほど。

ちなみにこのツアーは認証制度をより理解していただく為に、甲州市在住以外の方を募集しているのです。

さらにそんな条件なのに集合時間が勝沼に9時15分。この時間、東京からの特急列車が勝沼ぶどう郷駅に止まらないです。
JRさんにも言いたいですが、勝沼ぶどう郷駅に特急が止まるのって一番早くて10時からです。なんでだろう。

9時15分に集まるには何が重要な訳があるのだろう。と、思っていたのですが集合場所のJAに着き人数が揃ってから、主催者のご挨拶。役所の参加者の自己紹介。参加者の自己紹介。。。必要かな?この時間と疑問がふつふつ湧いてくる。
移動するバスの中でできるじゃん、とね。
朝早起きが辛いワタシの愚痴とも言えますが。。。集合時間が10時でもイイじゃん!問題ないでしょう

さてと愚痴るのはここまで
集合時間だけが難有りですが他は素晴らしいツアーでした


駅前のJAからバスに乗り、シャトレーゼ横の広場で下車。
ここから日川沿いを歩いて行きます。
案内してくださったのはメルシャンの上野さん。地元の農家さんでもあってぶどう栽培もされているそうです。
上野さんのお顔、すみません写真撮り忘れました。


この広場はリニアモーターのトンネル工事で出た土砂でできているそうです。


日川は明治時代はよく氾濫して、堤防を造っても壊される。そこで大正時代に堤防をT字に72基造って氾濫を抑えました。72基あるとひとつ堤防が壊れても、他ので抑えることができる。


堤防は畑の中に埋まって?いるのでわかりにくいですが土表面に石畳が見える場所もあります。
現在のぶどう畑の部分は昔土砂が流されて、大正時代に堤防として造られたところになるそうです。


それが今やワイン醸造用葡萄の産地ですよ
掘り返すと砂地と大きな石がザクザク出てくる。


しかし、この掘り起こした写真は葡萄畑の為ではなく、太陽光発電パネルの設置工事でした。。。
明野でも太陽光パネルと葡萄畑が隣り合っていて驚きましたが勝沼でもこの風景になってしまうのかと思うと、ため息が出てしまう

悩ましい実情ですね
どうしたら産地を守ることが出来るのか? 本当に難しい問題です。

つづきます。



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甲州市原産地呼称ワイン

2014-11-16 14:56:49 | 山梨へGO!
秋晴れの続く週末、皆さんどのようにお過ごしですか?


わたしは11月15日に甲州市が行った「甲州市原産地呼称ワイン認証制度- 2014年認証畑•認証ワインテイスティングツアー」に参加して来ました。

タイトルが長過ぎて舌を噛みそうですね


最近、新聞や雑誌でも「日本ワインと国産ワインの違い」などの特集が組まれたりするのをご存知ですか?(どこがどう違うのかは後日お話します)

甲州市原産地呼称ワインとは、ぶどう畑の場所と品種、ぶどう生産者がはっきりわかるワインのことです。

甲州市は日本で一番ワイナリーがあると言っても過言ではない市町村です。

消費者感覚で考えると、ワインが美味けりゃ誰がぶどうを作っててもいいじゃないか? と思うかもしれません。

でもね、

美味しいワインは美味しいぶどうから出来るのです。
農産物は土地の特性を活かして作るものですし、味わいも変わってきます。

原産地呼称することで消費者は安心感を抱くし、その産地を応援する気になります。

でも、原産地呼称の一番の目的は
生産者がプライドと向上心を持っていけるようにすること、ではないかとワタシは感じました。

ワインラバーがうまいと騒ぐワインは俺の畑でできた葡萄が入っている。

店頭に並ぶワインのラベル。生産者に俺の名前が入っている。

俺の造った葡萄でできたワインが海外で絶賛されている。


単純かもしれませんが、そういうモチベーションをぶどう生産者に持って貰いたいっ

とワタシは感じました。


日本のワインが好き。
山梨の甲州ワインをこよなく愛してる。

でも

葡萄畑がなくなったら、葡萄生産者がいなかったらワインは生まれないのです。

原産地呼称ワイン。

本気で取り組むと沢山のハードルがあって大変なようです。まだまだ暗中模索とも言える作業で、スタッフの苦労も多い。それでも、

100年先の山梨が、
世界のワイン銘醸地に残るための活動

そういう想いで頑張って欲しいです。

では次回は甲州市原産地認証畑•認証ワインテイスティングツアーに参加したレポートをお送りします
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新酒まつり

2014-11-08 23:55:10 | Weblog
山梨ヌーボーが11月3日に解禁して、今週は新酒まつりを開催してました。

何も知らずに来たおじさま達。ウーロンハイの注文を聞いても、やや強引に
「山梨ヌーボー、呑まなくていいんですか?」作戦遂行しました。ジョンカビラ風に言うのがポイントです。笑。

作戦はほぼ成功
初めて甲州ワインを呑んでうまさにビックリして、あっという間に3本目!というのもあって、金曜の深夜店じまいした後の空瓶整理が大変でした。

もちろん第3木曜日に何処かのお店でヌーボーを開ける時があったら
「あれ⁈ 山梨ヌーボーは無いの?美味しいのに」と言ってみよう作戦の伝授もしておきました

みなさん作戦参加にご協力お願いします


先日、アサヒビールのYさんが矢来町での会合の後にお店に寄ってくれました。

忙しい人なのにうちを忘れずにいてくれたのが嬉しいじゃないですか。
その世界の人にビール美味いですって言われるのはやっぱり嬉しいです。

お店でのビールの味わいを左右するのは、器具の洗浄と教えてもらってからは真面目に洗ってますが、褒められるとやっぱり嬉しいです

造り手の気持ちをお客さんに
ちゃんと伝えられる店でいたい。

造り手さんと会うと、そういう気持ちを改めて持ち直します。
いつでも持っていられるように、
造り手さんの所へ行くのかもしれません。
でも、会いに来てくれると、嬉しさ3倍です~

Yさん、ありがとうございます。EさんMさんにもよろしくお伝えください


しかし、久しぶりに会ったYさんがすごくシュッとした顔になってて!痩せたというより引き締まった顔立ちでビックリ

なんで痩せたかきいたら「食べる前にもずく酢食べること」だったそうです。

今日の夕食に早速もずく酢食べてみました
ライザック通ったんです、とか言われたらどうしようかと思いましたが、もずくなら。。。頑張ってみます




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お土産で感涙

2014-11-02 19:16:15 | Weblog
明日は山梨ヌーボーの解禁日。ワタシは日比谷公園に行きますが早起きできるか心配です

先週、グレイスワインの船橋さんが飯田橋でのイベント終了後に立寄ってくれました。いろんなお土産を持って来てくれたのですが、ピカイチは葡萄!


左上が垣根の甲州。左下がカベルネフラン。明野から一房持って来てくれました。
右はワタシが八百屋で購入したマスカットベイリーA。カベルネフランの粒の小ささが分かりますか?
そして垣根の甲州は食感が全く違いました。もう出来上がるワインがめっちゃ楽しみ
心が踊るお土産で、感謝します

この葡萄は運良く来てくれたお客さんにも食べてもらいました!この喜びを分かち合える方が来てくれて本当に良かった

明野ではまだ収穫作業があるとのコトでしたので、週末の天気をメッチャ心配してましたが、果たしてどうだったでしょうか?無事に作業は終わったのかな。

ひと段落した頃にまた明野にもお邪魔しますね。


そういえば連ドラのマッサン。
株主から撤退を要求されるあたりで、もう胸が詰まって涙出た。モノ造りをする職人魂にとって撤退要求って、言う方も言われる方もツライわ~。
ドラマなのにこんな辛くて、現実ならどんなにかと、想像しただけで泣く。ううっ。

ガンバレ👊 マッサン。エリーもガンバレ


ちなみにワタシ、旧姓が山崎と言いまして。なのでウィスキーは山崎派でしたがこの仕事をするようになって白州に乗り換えました。
ハイボールなら白州の方が好きですね。
山崎はロックで、チョコレートと一緒に食べるのが好きです。カロリー超ありなので、すごくキケンな組合せ。だから滅多に手を出さないようにしてマス
何書いてるんでしょうね

とりあえず、明日は晴れそうです。良かった
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