ワインの出荷

もうすぐゴールデンウィークですね。
お店は土日祝休みなので、ワタシもかなりゴールデンな連休を楽しめそうですが、外出する予定も無く、東京散歩を楽しもうかと思っています。


ところで五月も近くなると山梨ワイン、2008年物の出荷が出始めました！
ワイナリーからの「出荷しました」のお知らせメールが届くと、ホント、嬉しいっす！！


いわゆるボージョレーヌーボーのような新酒ではなく、半年近く寝かされての出荷です。生産本数の限られたワインなどは出始めに狙いをつけないと、ね。

近頃はすっかり山梨ワインを始め国産ワインの虜になっていまして、美味しいものに出会うと幸せになれます。特に山梨は甲州種という日本古来のぶどうから造るワインがありますので「日本特有」という美味しさが堪らないっす！！
甲州種は優しい口当たりで、辛口でもキツい感じがなくて。和食のほんわかとした味わいに合いますよ。

ただ、日本のワインは価格高めです。

ぶどう畑が段々畑みたいになっていて機械導入も難しく、人の手で栽培するしかない、となると人件費がかかるので仕方ないのですが。
かといって、栽培農家の人たちの努力に対して、金を惜しむのは申し訳ないですからね。ここは手間ひまかけてくれるから呑めるワインということで、ガマンします！！


そうそう、先日、日本橋にある「やまなし館」に行ってきまして、日本酒とワイン数点購入してきました。
美味しいの探して、またお店で紹介できるように頑張ります！！

食べること、呑むことがシゴトなんて、ステキな商売ですな～

別れの桜

お父サンが神楽坂でお店を開いて、もう48年。そろそろ半世紀です。
がんばってるよね、お父サン。

昔、大学生だった来ていた人が、定年を迎えて久しぶりに神楽坂に来たので寄った。なんてお客さんもいらっしゃいます。


店が長く続けば、お客さんとも深い付き合いになっていく訳で。




ある常連さんのグループで、
仕事のつながりも関係なく、ただ、同じ店で呑んでるだけの仲間。

お父サンも含めて6人。
それぞれがプロ野球のパ・リーグで贔屓のチームがあり、野球対決をしてまして、
毎年、11月3日にシーズン優勝した人のおごりで呑みにいく、という会があったのです。

ところが一昨年、中日ファンの方が突然、お亡くなりになって、五人に。



そして、昨日、ヤクルトファンの方が、亡くなったと連絡がありました。

こちらの方はワタシもよくお話してましたし、気のいいおじいちゃんで、初めに生ビールを飲み、いつも大事そうにウィスキーを飲んでいたのです。年金生活の中で「ここでしか呑まない」って言いながら、いつも東京散歩の帰りにお店に寄ってくれていました。

特に、新宿御苑がスキな人で、季節の花情報をいつも教えてくれたものです。大木の前のベンチがいいだの、池のそばが狙い目だの、桜はまだまだ楽しめるだの・・・。


今日、ワタシと旦那さんとで新宿御苑に行ってきたのですが、今年の桜は長持ちしているようで、カンザンやフゲンゾウなどが満開で。様々な色の花びらが舞い上がっておりました。

ふたりで歩きながら、そういえばこんなこと話したね、とか。色々思い出しました。
きっと、お父サンはもっともっと沢山思い出があって、寂しいんだろうな、と思います。


お店を長くやっていると、良いこともたくさんあるけど、
悲しく寂しいコトもあるんですね。

散りゆく桜を眺めながら、ご冥福をお祈りしました。

どこかが痛い

ワタシ、いつもどこかが痛いです。

昨日はタオルを絞ろうとして、右手の親指爪で、左手を引っ掻いてしまい、ちょこっと流血。
洗い物すると、シミル～～～。

その前はテーブルの角にひざ上ぶつけて、青あざ。
しゃがむと立ち上がる時に、ズキ～～ン。


身体の動きが大きいのか、行動範囲の想像寸法が間違っているのか？
とにかく、ちっちゃいけど、生傷が絶えません。

とりあえず、店には絆創膏とマキロン、メンソレータムを常備。
いま打ち身用にシップ薬を置くかな、と検討中です。

出身地

世間では産地偽装とか内容偽装とかよくニュースになりますね。
バレなきゃいいけど、バレたら悲しいですね・・・。


ウチの店は店名から「山梨出身の方ですか？」と聞かれるのですが


山梨出身はオトウさんとオカアさん。
オトウさんが東京に出てきてから生まれた息子が厨房に立っていて、嫁のワタシは埼玉出身です。
（つまり息子は東京生まれ。山梨生活経験無しです）

と、正直に答えております。

ワタシは山梨勉強中ですから、色々教えてくださいね！って言うと、だいたい笑ってくださいます。
そして最近は山梨の地理もだんだん頭に入ってきました。（むしろ埼玉より詳しいです）


たまに「山梨出身って言っちゃえばいいのに～～」って提案されるんだけど、
地元のネタについて行くには中々難しいところあるんですよ。

東京で出会った、同郷人のつながりは半端無くて、うちとけ様が全く違います。たとえ年齢が20才違っても、とても仲良く慣れちゃうのです。
それこそ、小学校はどこ？　幼稚園はどこだった？　あそこのスーパーで何買った？　みたいな会話になるので、下手なウソはつけないのです。


何にせよ、出身地偽装はしてはイカンのです！

若女将の出身地偽装！　なんて、ニュースになったら変ですね。



でもね、年齢偽装は・・・ゆるしてほしいわ～～

増穂町へ

ついに桜が満開になりましたね。
今年の桜はかなり焦らされた感じがします。


土曜日に山梨の桃の花絨毯を見よう！　高速道路も1000円だし！っということで。


中央高速から見える桃の花を眺めて、そして、増穂町の株式会社萬屋醸造店、地酒「春鶯囀（しゅんのうてん）」のギャラリーへ行ってきました。

こちらの酒蔵はグルメ漫画「美味しんぼ」でも、たびたび紹介されていて、特に海原雄山と山岡さんが対決する日本全県味めぐり山梨編では、雄山氏が笑顔で「お燗して呑むと美味い」と紹介しています。

東京での取り扱い店も少なく、地元の旅館でもなかなかお目にかかれず、なかなか呑み比べをする機会に恵まれなかったのです。蔵元に行けば、その蔵の目指している所とか、味の傾向が解るので。

気になる味の傾向はですね、全体的に辛口な仕上がりのお酒たちでした。
水は富士山・泉端の地より湧き出る天然水、酒米は「玉栄」。蔵を改造して造ったギャラリーは呑み比べものんびりできるし、カフェもあるし。丁寧にお酒を売って行こうとするキモチが感じられました。ウレシイですね。


今回は定番の「春鶯囀・純米酒」を購入してきました！（海原雄山氏が薦めていたので）
近日お店でご披露しますので、お楽しみに。

あ、とりあえず、本数限定です。
皆さんの声を聞いて今後考えますので、感想聞かせてくださいね。