神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

七賢酒蔵開放2017 その5

2017-03-25 13:46:56 | 山梨へGO!
気がつくと東京は桜の開花宣言🌸 満開は来週ですかね。
それなのに3月5日に七賢さんに行ったレポート(最終回)をお送りします



きき酒は1000円でおちょこを頂き、それで呑みます。お土産に5年熟成酒も頂きました


ワタシが北原亮庫さん案内(きき酒とは別料金です。有料1000円)の醸造場見学をしている間、主人と友達は手酌で試飲コーナーで呑んでいました。
醸造場見学は15人の先着制で、新宿からのバスが着いてすぐ申し込みしましたが空きがひとつだったので、ワタシだけ参加表明 俺たちは呑んでるよ〜ってなりました。無料の蔵見学は3人で参加しましたよ
できれば、週末だけでも北原さんコースを増やしてくれるといいのになぁ。。。1日2回、もしくは20人とか。1000円の有料コースですが払う価値のある案内でしたので、是非多くの方に体感して欲しいです


ワタシはひとりで特別な空間に入れて、ちょっぴり主人と友達に申し訳ないなぁ〜と思っていたのですが、彼らは試飲コーナーでじっくり呑めて、どうやら満足していた様です。笑。


これが美味しかった、ずっと呑んでた!とのこと。お土産に買ってました。七賢人シリーズは入手困難なので、嬉しいです😆


これも美味しくて、つい買っちゃったヨ〜って。友達はお酒の呑めない奥様に酒粕と金精軒の和菓子を買った!とのこと。


酒蔵開放の時しか売っていない蔵出しはモチロン買いましたヨ
信玄餅は談合坂サービスエリアで主人が買ってくれました!さすが解ってるな〜



ワタシは富士山メロンパンと信玄餅シュークリーム 買いました。



さて、長くなりましたが今回で七賢酒蔵開放シリーズを終わります

七賢さんは毎年、醸造場見学のできる酒蔵開放をしていますし、普段でもお酒の購入や試飲はできます。
北杜市白州町近辺に行ったら、是非立ち寄って見てください!車の運転で試飲はできないよ〜という方は水!仕込み水だけでも飲んでみて! 柔らかくて美味しい天然水です。
ワタシはいつもペットボトルに入れて持ち帰ってます 無料です


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七賢酒蔵開放2017 その4

2017-03-19 18:23:39 | 山梨へGO!
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますがすっかり春の暖かさ。いかがお過ごしですか?
そんな春めく三連休ですが、まだ3月5日の様子をお送りしています

七賢さんの酒蔵開放のレポート、醸造場見学の続きです。
ちなみにこの日の北杜市はとても暖かく、寒かったら嫌だなぁと防寒バッチリしてましたがあまり必要なかったです。


醸造場見学は無料コースと有料コース(醸造責任者の北原さんが案内してくれます)があり、ワタシはどちらも参加しました。
コースの大きな違いは「温度体感」です。


暖簾の向こうは製菌室。




大きな冷蔵庫の様な扉が付いてて、室内の温度は30度ですと説明を受けました。

有料コースではこの中に入って、麹菌を間近に見せてもらいました。




この中はホント暖かく、常に一定の温度を保ちます。台の中にある麹の重さも表示されていました。


細かくデータを取ることで、昔は「職人の感」に頼っていた技術を「目に見えるデータ」にしていくそうです。




出来上がった麹は隣の部屋に移動して保管。こちらは一気に涼しいお部屋でした。乾燥させる為に扇風機がブンブン回ってましたね。


各作業にはホワイトボードに進行状況がメモってあって、状況が分かりやすい。
あんなに機械化してるのに、所々アナログなメモがあるのがいいなぁ〜 メモって見やすいよね。

気温を一定にするのは、突発的な温度変化(冬なのに異常に暖かい日とか、温暖化の影響?)に惑わされない様にする為と、醸造期間を長く設定して無理のない仕事内容にする為。

昔の酒造りは杜氏さんが出稼ぎで作業してたんですよ。11月から2月の約4ヶ月単身赴任で、休み無く働くのが普通だった訳です。吟醸の仕込み最中は親が死んでも帰らない、なんて事もある世界。。。ブラック
機械化や温度管理に電気の力を使う事で、作業の効率化や職人の健康を向上させるのなら、この方向性は正しいのではないでしょうか。

さて、いよいよお酒を醸してるタンクが並ぶ部屋に。





もう、香りがすごいのよ。酒進行中〜って感じでした。




ハイ、北原亮庫さんです ハイ、おっ男前です



このタンクをまじかで見れるのは、有料コースです
さらに有料コースでは搾りたて!できたてのお酒を亮庫さんに注いでもらえる


コレ!美味いヤツ‼︎ 待ってたゼ〜

一連の説明を受けてから呑む酒は、より一層美味しく感じます

ですが、ワタシは3時発の新宿行きバスに乗る為にここから慌ててサヨナラしまして。。。
亮庫さんと一緒に写真撮れませんでした。あゝ悔しい
色々と聞きたい事もあったんですけどね。次回のお楽しみにします。。。

来年からバスの出発時間、3時半にしましょうよ!懇願!
説明を聞いた後、メッチャお酒買いたくなったのに、走ってバスに乗ったのですよ


話長くなってますが、お土産編もあるので、続きます
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七賢酒蔵開放2017 その3

2017-03-17 12:34:15 | 山梨へGO!
3月5日に行った七賢さんの酒蔵開放のレポートをお送りしています。
(イベントは12日で終了しています)


専務の北原対馬さんと 目の前を歩いていた対馬さんをガツッと捕まえて、写真を撮りました。ひとつ任務完了した気分ですヨ。おっ男前とは撮っておかないとネ。
( 社長さんともご挨拶したんですが、ちょうど虎頭舞の演舞の前だったので写真を〜と言えなかったです。)

酒蔵開放では醸造場の見学ができますが、今回は無料の30分コースと有料の1時間コース(1000円・1日1回)がありました。

ワタシはどちらも参加したので、合わせた感じでレポートしますね。
どちらも日本酒の造り方をなぞりながら、醸造場の中を説明してもらいます。


七賢さんが大切にしているのは、やはり水。甲斐駒ケ岳からの伏流水を使って、お酒を造ります。
この水はサントリーの南アルプス天然水と水源が同じで、日本で1番流通している天然水になります。

醸造場の三階から見えた甲斐駒ケ岳。

この水を生かして、お酒にしていく。それが七賢の酒

その為になるべく北杜市で育ったお米を使っているそうです。田んぼの稲の時から同じ水を吸っているお米を使う、それが地酒の理想ですよね。
ですが吟醸酒の一部で山田錦という酒米(兵庫県産)を使っていて、これが素晴らしい田んぼで作られたすごい酒米だそうです。北杜市の酒米はまだまだ伸びしろありそうです。

茶色のお米が玄米の山田錦で、ビニール袋に入っているのが吟醸酒用に削った状態。小粒〜!


お酒を造る為の麹菌。日本酒は黄色麹で、焼酎は黒麹と白麹を使うそうです。


酵母のアンプル。こんな感じで見たの初めてです。


出来上がった麹米。試食もできました!口の中に入れて噛んでるとホワッと甘い。でも小粒すぎて食べにくい。歯に挟まりそうです。笑。
手触りはサラサラで、麹っぽさが無い。スーパーで見る麹は白カビみたいな糸でホワホワしてますが、あれはランクに低い麹で、日本酒用に米麹は内側に菌を蓄えているので、見た目はサラサラなんだそうです。なるほど。


小部屋でお酒の材料の説明を受けてから、実際の作業場へ見学に行きます


お米を削って、まずは洗米。お米を洗います。

これはお米を洗うマシン。ミクロの泡で優しく洗う最新機器

そしてお米を水に浸して、水分を染み込ませます。



本醸造や純米だと、結構ざっくりとした時間で浸すみたい。

浸水時間は夕方まで、と書いてありました。夕方って何時?笑。
吟醸酒になると短時間になり、時計やストップウォッチで細かく計るそうです。




水を吸ったお米をクレーンで吊り上げ、水を切りコンベアで蒸し器に送るそうです。


予想以上に精密機械が醸造場内に配置されていて、これなら女性でも働けるナ〜と思いました。

昭和の酒蔵は「女は蔵に入るな!」の世界でした。信仰的な問題もあるかもしれませんが、作業のほとんどが力仕事で、働き手としても女性は劣っていたのでは?と考えています。
現在その力仕事の部分を機械でカバーできるなら、働き手として問題はないですよね。


長くなってますが、続きます




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七賢酒蔵開放2017 その2

2017-03-10 10:55:36 | 山梨へGO!
七賢さんの酒蔵開放に行ったレポートです。

酒蔵開放は3月4日から12日まで行われています。
ワタシは山梨の酒蔵しか知らないのですが、この日程は驚きの長さですよね〜 大抵、土日の二日間ぐらいですよ。しかも今年で39回目。継続は力なり、と言いますが敬服致します。


酒蔵開放に参加して、今回で3回目のワタシ。前回は5年前にお伺いしてますが、前よりも工夫されている所がたくさんあって、さすがだなぁと思いました。


試飲用のお猪口。七賢ロゴと中にはニコちゃんの利き猪口 カワイイ!


◎大吟醸系と普通・純米酒系の試飲コーナーの場所が別れていた。
普通酒・純米酒の試飲は飲み放題。(写真無くてゴメン)
ブースの横には煮貝やソーセージ、バームクーヘンなどの試食もあって、いろいろなお酒を手酌で頂き、おつまみも自由に食べられる!熱燗もありました。
主人が試飲の結果、1番好きだったと購入した純米酒。


◎大吟醸系はチケット制。500円で6枚、一杯1枚。
カウンターの中にスタッフさんがいて、一杯づつ注いでくれます。醸造責任者の北原亮庫さんが注いでくれるお酒もありました!造り手さんにはやっぱり逢いたいし、純米大吟醸の味も格別ですよね。


以前は全て同じスペースでの試飲だったので大混雑。皆が大吟醸に群がる?のでドタバタ感が雰囲気を悪くしてました。そこが改善されて、のんびりお酒を楽しめました。しかもおつまみ付き。サイコー

レストランは混雑してたので場内に特設されたマルキ食堂で食事。甘酒は無料サービス

鮭の麹漬けサンド。鮭はもちろんのことパンが美味くて驚いた!カレーと粕汁もありました。

七賢さんのお向かいにある和菓子屋の金精軒さんでも出店が。



甘味だけでなく、軽食や八ヶ岳のパン屋さんも来てて、食べ物豊富〜試食も沢山でした
ワタシは揚げ饅頭と豆餅のお汁粉を堪能。どちらも揚げたて饅頭、焼きたてのお餅で美味かったよ〜


酒蔵開放ですが、お菓子や野菜の販売、試食も充実。クラフトショップもあるので家族連れが多いのも特長だと思いました。虎頭舞の子供達も頑張ってたしね。
子供の姿が目に入ると、お酒飲み過ぎないようにブレーキかかる、気がしますね。

ここではあくまで「試飲」。
好きなお酒を探して本気で呑むのは、買ってお家で、または飲食店でお願いします


酒蔵開放は12日まで。今週末も楽しめます
次はいよいよ醸造場のレポート、お送りします!つづく〜


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七賢酒蔵開放2017 その1

2017-03-08 13:14:37 | 山梨へGO!
寒さと暖かかさの繰り返す3月。いかがお過ごしですか。


さて3月5日に七賢さんに行ってきました ただいま酒蔵開放中!3月12日まで開催してますヨ。

ワタシは新宿駅から出てる直行バスに乗って行きました。主人と友達と3人のバス旅行です
(山梨交通さんの貸切バスですが、もう予約満席なので、これから行く気になった方は別のルートで目指してください。)


朝8時に新宿駅を出発し、10時過ぎに到着。着いてすぐに北原亮庫さんが案内してくれる特別蔵案内(1000円・当日予約のみ)に申し込みましたが、空席がひとつしか無く、驚きです。人気あるんだなぁ〜。仕方なく、ワタシの分だけ申し込みました(決して譲りません)!
友達は初めての七賢なので、無料で参加できる蔵見学も申し込みました。
蔵見学は土日は30分に一回、全ての回が予約制なので行ったらすぐに受付するのがオススメです。


今回、ワタシは5年ぶりの酒蔵開放参加で、3回目。

ここで初めて「虎頭舞」を観ることが出来ました




以前テレビで、消滅した白州の虎頭舞を復活させるドキュメンタリーを観たんです。それから興味があったんですよ。獅子舞ではなくて虎頭舞。ご覧の通り虎柄の衣装で、尻尾も長い!全国に10地域ほど虎頭舞が現存していて昨年は「虎頭舞サミット」にも参加したそうです。

青いダウンを中に着込んだ方が演目の説明をしてくださって、この方は金精軒の社長さんなんですって。お顔がはっきり写ってなくてごめんなさい。

毎年、神楽坂毘沙門天で奉納獅子舞があり、観ていますが、獅子舞とはまた違う良さがありました。

地域に伝わる舞を踊って、伝承している。素晴らしいお宝ですよね。
大人の虎だけで舞う演目もありましたが、子供の虎も一緒に舞う演目もあり、地域性を感じました。
大人同士、子供同士、お互いに教えあったり、お稽古する姿が微笑ましいですよね。

大人虎と子供虎で、昼寝をしてたら笛の音が聞こえて舞を始める演目(タイトルを忘れました)


昼寝中なので横たわる所からスタート。


ジャンプも決まってます!尻尾もピンッと立って踊ってます!

虎三頭でも踊ります。演目名を忘れて紹介できないのが申し訳ない。。。





踊りのほとんどは中腰の姿勢で、笛の音と太鼓のリズムに合わせて飛び上がったりもします。みんな踊り終わると息切れで。よく頑張ってました!感動した!


踊り終わった後、虎頭の子と笛や太鼓を演奏してた子達に会ったので、思わず一緒に写真を撮りました!

見て!みんないい顔してるでしょう〜〜 !なんてカワイイのかしら

ワタシは感動して「すごくカッコよかったよ〜、上手だった!すごい良かった!」を連呼。都会だったら通報されそうな勢いで子供達に気持ちを伝えました(みんな良く我慢してくれたワ)

これからもお稽古頑張ってね。とても素敵な舞でした


お酒の感想より、虎頭舞の感動を先に書いてしまいました。次は酒蔵の中を紹介しますね。
続きます。
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