人間の実相は刻々と変わっていゆく。無限分の一秒前よりも無限分の一秒後には、無限分のい一秒だけ愛情が冷めているかもしれない。だから肝心なのは、想う相手をいつでも腕の中に抱きしめていることだ。ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ。二本の腕はそのためにあるのであって、決して遠くからサヨナラの手をふるためにあるのではない。
以上、中島らものエッセイ「サヨナラにサヨナラ」より引用。
『KAWADE夢ムック文芸別冊 総特集 中島らも』を読みました。彼のベストエッセイ20(小堀純選)や生前の対談、遺族や関係者の思い出(座談会)、寄稿などで構成。冒頭のエッセイは、「無限」や「完全」について考えていた若かりし頃、偶然読み、感動したことがあります。いま読み返し、一瞬ですがピュアな心境がよみがえってきました。
中島らもの本はほとんど持っていましたが、結婚を機に、蔵書の9割方を処分。それで、読み返すのには図書館の力を借りざるをえませんでした。
それにしても、不思議。「サヨナラにサヨナラ」は名エッセイだと思うし、現にベスト20にも選ばれているのに、昨日、「サヨナラにサヨナラ」で検索すると、ヒットしませんでしたから。今後は「サヨナラにサヨナラ」で検索すると、このブログが一番に掲示されるのでしょうか。嬉しいことです。
以上、中島らものエッセイ「サヨナラにサヨナラ」より引用。
『KAWADE夢ムック文芸別冊 総特集 中島らも』を読みました。彼のベストエッセイ20(小堀純選)や生前の対談、遺族や関係者の思い出(座談会)、寄稿などで構成。冒頭のエッセイは、「無限」や「完全」について考えていた若かりし頃、偶然読み、感動したことがあります。いま読み返し、一瞬ですがピュアな心境がよみがえってきました。
中島らもの本はほとんど持っていましたが、結婚を機に、蔵書の9割方を処分。それで、読み返すのには図書館の力を借りざるをえませんでした。
それにしても、不思議。「サヨナラにサヨナラ」は名エッセイだと思うし、現にベスト20にも選ばれているのに、昨日、「サヨナラにサヨナラ」で検索すると、ヒットしませんでしたから。今後は「サヨナラにサヨナラ」で検索すると、このブログが一番に掲示されるのでしょうか。嬉しいことです。
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