『戦略フレームワークの思考法』(手塚貞治著)を再読しています。
フレームワーク(思考の枠組み)は、なぜ3Cや4Pなど、要素の数が3~5程度なのか。それは、人間には認知限界(記憶力の限界)があり、だいたい片手(5つ)以上は覚えられないから。
時系列思考の2つのサイクルは、短期と長期があり、短期は人の行動、事業の流れなどがある。長期は人の一生、モノの一生(PLS)があり、さらに超長期で「歴史観」がある。
戦略フレームワークって、事象を分析するための、切れ味鋭い刃物のような感じがしますが、そうでない。なにか人間くさい。それを教えてくれた本です。
歴史観……。経営学、フレームワークの解説本に、「歴史観」という単語が出てくるのが新鮮で、僕にはビビビッと来ました。再読したのも、これが理由です。経営者も金儲けだけでなく、哲学を持たねばならない。いわんや政治家をや。経験に学ぶのでなく、歴史にこそ学んで欲しいです。