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アイオニック5(日本向け試作車)


昨年8月中旬、発売直後の
ヒャンデ・アイオニック5が止まっていた。
遠くから見ると、そのマットシルバー風な
カラーリングから、未来チックなクルマに見えた。
しかし近くで見ると巨大なハッチバックだった。
メーカーも、「初代ヒュンダイ・ポニーの現代版」
と言うだけあって、巷のSUV地獄から脱出した感がある。
勿論デザイナーは初代ポニーと同じく
巨匠ジウジアーロ氏。どうしてヒャンデはその事を
もっと大きな声で言わないのだろうか?



恐る恐るスマホで撮影して居ると
韓国人ドライバー氏が戻って来た。
笑顔で
「どうぞどうぞ・・・中も撮影して下さい」
とのこと。
最近のテスラや、往年のメルセデス300SLガルウイング
のようなドアノブを開けて乗車。





ホイールベース3,000㎜だから、
さすがに中は広い。
だからリアシートに置いた荷物を
取ろうなんて思えないし、
実際に取れない程、広いのだ。
手が触れられるのは、リアシート中央下にある
コンセントぐらい。
ソファーのようなリアシートだから
車中泊も出来るだろう。
それよりV2H/V2Lが出来るので、
バッテリーの電源を、家に供給出来るシステムが
付いて居るのは朗報だ。



さて、ドライバーズシートから見た景色は
電気自動車特有の液晶パネルのオンパレード。
ドイツ車みたいな質素な感じも良いけど、
僕はこちらの方が、エンターテイメント性があっていい。



当日は31℃の真夏日。
エアコンを利かせると、残りの走行距離277kmが
一気に230kmにまで落ちた。
これはBEVの宿命だろうが、
今現在では仕方ない所だろう。






右には、シフト用のレバーが付いており



左にはウインカーが付いて居たが、
ドライバー氏曰く、

「これは試作車なので英国仕様を使っています。
国内販売されている車は、右側にウインカーが付くんですよ」

そういえば、この車のフロントナンバープレートフレームは
ユーロサイズが装着できる物になっていた。
なるほど!英国仕様ベースだったのね。



目を引いたのは、オプションらしき
20インチの大胆なデザインに
ブラック塗装されたホイール。
これはかなり目を引きます。
これに、テスラなどと同じミシュラン
パイロット・スポーツEVを履いて居た。



さて、この写真を撮影したのは
昨年8月17日の事。



その後、アイオニック5は、
装備が充実しているのに本国(韓国)より
かなり安い価格設定も功を奏したのだろうか。
北海道や沖縄まで全国で
一般販売で500台を売り上げ、
タクシーなどでもかなりの売り上げがあったという。

デザイン効果は特に、
80年代世代に受けが良いらしく
購買層も50代が多いとの事。
何となくデロリアンしているフロントエンドは
80’S好きには、受けるのだろう。

心配なのは、このクルマ本体の耐久性。
日本は過去にヒョンデ(ヒュンダイ)の
乗用車部門撤退を見ている。
その多くが故障の多さだったという。
スマホのように車を買い替える時代になったり(なるだろう)
サブスク的にこの車を売っていくのならば
かなり将来性は高いだろう。

とにかくデザインが素敵なこの車。
これも面白いチョイスだと思う。
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