エディション35・・・購入に踏み切れず

【本気で悩む】
僕を良く知る親友達は、僕がいつピレリを
手放してもおかしく無いと言う。
それはあれだけ溺愛し、雨天未使用にしていた
ニュービートルカブリオをドナドナして
GTIピレリを入手したからだ。

確かにあの車とデートした過去の
ジェットコースターのような恋愛物語があるからと言って
そう簡単に思い出を断ち切る為に車を手放すほど馬鹿じゃない。
実は一番のネックだったのは、保障が切れた後の幌のトラブル
（修理費）が怖かったのだ。

僕のカブリオは、初期ロットにありがちな幌の
開閉トラブルを抱えていたので、
何度も入退院を繰り返し、最後は幌一式交換したのだ。
保障だったから僕の懐は痛く無かったものの、
保障で支払われた整備金額で、軽自動車の新車が
1台買えてしまう金額が書いてあった時は、
さすがに将来の所有を考えてしまった。
その代わり、幌を開けて走った時の爽快感は筆舌に尽くし難いのだが・・・。

さて、話を「35」に戻そう。
僕の興味はDCCサスペンションに尽きる。
それ以上は、確実に出来ているからどうでもいい。

でも車のルックスや自分の個性を出せるカラーリングには、
もう少し拘ってみたいと思う。
このグレーメタリックも捨てたもんじゃないが、
単なるソリッドグレーなんかだと、20年くらい前の
メルセデスみたいでもっとカッコ良かったに違いない。

でも、VWインディビジュアル社時代のイメージカラーだった
「ダークバーガンディーパール色」や
僕が以前から欲しかった「バイオレットタッチパール色」
だったら、間違えなく即オーダーをしていただろう。

【満足だから断念】
僕は既に「ピレリ」という辛口車を所有しているので、
乗換えはまだ必要無いようだ。
しかし、新時代のGTIには興味深々である。
新世代MQBプラットフォームになるゴルフ7（来春登場）の
GTIも気になるし、日本の道路事情を考えたら、
ポロGTIは最高の1台になるだろう。
そして、エントリーモデルとなる「UP!」で企画されている
スポーツモデルも魅力的な選択かも知れない。

しかしまぁ、1台の車を選ぶのに、ここまで考えさせられるのは、
さすがゴルフベースのスポーツモデルならではだろう。
もし近くに通常のゴルフGTIの購入を考えている人が居たら
僕は必ず「35」を強く推薦するでしょう。
こんなに使い易く、しかし辛口でお買得な
魅力的スポーツハッチはそう出てこないからだ。

試乗しなくてもオススメ出来る珍しい車。
それがGTIベースの本格限定車「35」であります。


当分黄色いゴルフに御世話になる予定です。
よろしくね！ピレリ君。