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カチン カチン ~音の謎が解明~(12年7カ月・93,704km)


春ぐらいからであろうか、
ガレージから車を出して走り始めの時に、
「カン、カン」とか「カチン、カチン」「チン、チン」
など、鉄がぶつかる音がしていました。

似たような音は、ディスクブレーキなどに
石が挟まり、カンカン言う音にも聞こえますが、
もう少し高い音域で聞こえるのです。
これが走り始めてしまうと消えます。

ある一定の低速で起こることもあり、
再現するのは難しい。
助手席の人が気付くので、
どうやら左側な事は確か。

スタッフに超低速運転して貰い、
僕が足で走りながら音を確認すると
左リア辺りから聞こえます。
今度は、選手交代で、
スタッフが走りながら聞いてみると
やはり、リアタイア辺りから
聞こえる気がする。



ディーラーで定期点検時に見て貰うも、
原因不明で、分からず仕舞い。
ブレーキや稼働部分に一切問題は無いという。



今回ユタカモータースさんでの作業依頼の中で
僕がリアサスペンションのゴム類やベアリングを疑い
入庫した最大の理由が、この「異音解消」でしたが、
これが意外な所から音が出ていたのです。

野村社長が、朝、車を走らせると、
確かに音が聞こえたそうです。
それもフロントから聞こえると・・・。

特定された原因は、フロント左タイアの中!



僕のピレリは、
ドレスアップと高速でのブレ防止の為に
ヒドゥン(隠し)エアーバルブを付けていますが
この裏側は、通常のゴムバルブと違い、
2つのナットで、外れないようにダブルで止まっています。



このナットの1つが、
タイアの中で外れて、踊っていたのです。

低速で、ある一定の低回転だと、
ナットがタイアの中で上に上がるものの、
重力で落ちてホイールに当たり
「チン、チン」
と音を出していたと推測されます。
回転が速くなると、ナットは遠心力でタイアに張り付き
音は一切出ません。



結果を聞けば「な~んだ」って思うのですが、
プロが何人も関わって見ても分からないトラブルを
直ぐに見付けてしまう野村社長、恐るべし!

因みにこういったトラブル、
稀だそうですが、
ありえない問題ではないようです。

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プロジェット・ピレッリ #140

<整備・撮影協力>
ユタカモータース
愛知県安城市横山町大山田中9
0566-76-4888
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