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190E (28年 18万7577㎞)タイア全交換


全てのサスペンションをレストア後、アライメントも取って頂き
試乗もして頂いた。

「これで完璧!ヤッター!!」

と思っていたのだが、それで許してくれないのがメルセデスらしい。
僕が運転すると、どうしても直進性が出ない。
助手席、更にリアシートに乗って頂いて走行しても走りに変わりがありません。
左右に空気圧を替えても変化なし!
走行には問題は無い物の、低速でも中速でも明らかに左に流れてしまうのだ。
これは、ただでさえ空力ボディーで強風では80km/hでも浮き上がってしまう
190では致命傷だ。

日本の道路は排水性の関係で、左に多少斜めになっているのは当たり前だが
今回は事情が違う。
例えば4車線道路の内側を走っていれば僅かに右側に流れるのに、
それでも左側(左車線)に流れて行こうとするのだ。
こうなると、「ボディーが曲がって居るんではないか」と
疑心暗鬼にまでなって行く僕。

ユタカモータースの野村社長に携帯メールした所、次のような回答が来ました。

・フロントの違和感はステアリングが軽くなったからではないのか?
・高速では細かなステアリング操作が要らないのが目安。
・それでもダメなら積載車で取りに伺います。

グッと来たのは最後の言葉。
気を使って下さるのが嬉しいと思う反面、
それだけ完璧なお仕事をされている証拠だ。
そんな中、脳裏に浮かんだのはまだ交換していないパーツのこと。
「そうだタイアを交換していない!」



2014年製のミシュラン・エナジーセイバーは、交換からまだ3年/8,000km。
しかし、このタイアは意外にも賞味期限(柔らかさの指標)が3年程度と短い。
僕の体調の悪かった2014年に交換していたから、
自宅で駐車していた時期も長く、フラットスポットも多数出来ていました。
その後、体調の向上と共に、スピードレンジも高くなり、
テストコースでの最高速(スピードレンジを超えた走行)にも
何度かチャレンジしています。
そう考えると、溝があっても寿命を過ぎています。
サイドには小さな亀裂も出て来ており交換時期だったのです。
しかしこれが回答になるという保証は何処にもありません。



ピレリP1や並行のミシュランが候補に上がっていましたが、
冒険せずに同型の正規輸入品を購入。



正式名称はミシュラン・エナジーセイバー+(プラス)で
185/65/15Rの純正サイズ。製造はポーランド工場です。
因みに前回は、フランス工場製でした。
今やどちらで生産しても大きな差はありません。



↑交換前のエナジーセイバー(2014年製)フランス産
↓交換後のエナジーセイバー(2017年製)ポーランド産



サイドのデザインは多少モデルチェンジしていますが、
接地面は同じデザインのようです。



勿論、4本を入手。



いつもお世話になっている「タイアフィツター」さんで交換。



とにかく確実で素早い対応はいつも感心させられます。



あれよあれよという間に車はジャッキで持ち上げられ・・・。



ホイールの傷を確認しながら外して行きます。



念のため、エアーを入れる部分のゴムを全交換していただき、
窒素も注入。



ミシュランはビードが堅いので、空気漏れチェックも万全に行います。
実はこのビードの堅さがタイアにとって重要であり、他社の追従を許さない
製品になっています。



最後は、ホイールナットの増し締め。



そして準備完了。
支払いを終え、運転席に座り、ステアリングを左に大きく切りながら
路上に出た瞬間、タイアの接地性の高さに驚き、まるで車が路面に
吸い付くような感覚に襲われた。

「もしかして、回答が出るかもしれない」

<撮影協力>
タイヤフィッター都筑店
神奈川県横浜市都筑区早渕3丁目30-13
045-489-4840
AM9:00~PM9:00 不定休
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