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世界初、「台風発電」実証実験へ

2016-02-02 | つぶやき

「垂直軸型マグナス風力発電機」というプロペラの無い風力発電機を開発しているベンチャー企業のチャレナジー(墨田区の助成金プロジェクトで採択されたモノづくり拠点「Garage Sumuda」)を本拠としている)が、今年の夏に沖縄県南城市で世界初の「台風発電実証実験」を行うそうだ。直径3m×高さ3mの大きさで、発電量1kWのフィールドテスト機を設置するそうだ。●同社の「垂直軸型マグナス風力発電機」は円筒を気流中で回転させた時に発生するマグナス力を利用した風力発電機である。円筒の回転を調整することで、発電量を制御できるため、台風などの強風環境でも制御した発電を行うことが可能という。また、従来設置できなかった小さな環境(ビルの屋上など)にも設置することを目指しているそうだ。●台風発電実証実験では約1500万円の費用がかかるため、一部の費用集めのためにクラウドファンディングを1/18から開始したそうだ。今日現在(残り56日)、289人のサポーターで約285万円が集まっており、既に目標の200万円を突破している。 ⇒ http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1601/29/news115.html
台風の膨大なエネルギーを使って発電できたら良いのにと誰もが思うものだが、それがいよいよ実現されるかも知れない。また、小規模風力発電が実用化されれば、広く普及する可能性があろう。
●マグナス力の身近な例は、野球の投手が投げる球にカーブやシュートがかかるのは、球が回転しながら進むため(気流中で回転しているのと同じ状態)、球の回転軸に垂直な方向(上から見て左回りなら左の方向(カーブ)、右回りなら右方向(シュート))にマグナス力が働くためである。マグナス力の大きさは、気流の速度と回転速度に応じて決まる。