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MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

たぶんそこで再び。

2009年04月10日 | 音楽教室

3月末にあった、教室のお休みのため
2週間ぶりとなったレッスンでの生徒さん達は
いささか気が抜け気味です。

まあ、春休み中ですしね。
旅行に行ったりもするだろうし
暖かくなって桜も咲いて、緊張がほどけてくる季節。

ということで、
多少のペースダウンは覚悟の上だったのですが

1月からこっち、
あの手この手で、短い集中力をピアノに向け
ようやくレッスンらしくなりつつあった
手強い彼(年長さん)が
春休み中の2週間のお休みで再び集中力を無くし
(どうやら春休み中全く練習しなかった模様)
すっかり元の木阿弥に・・・

うーむ、やはり そう簡単にはいかないか。

というわけで現在、対策を考え中
テキスト以外に
どんなゲームを取り入れるか
どのレッスングッズを活用するか。

大丈夫、
きっと『全く初めてレッスンする時』よりは
もうちょっと早くペースに乗れるはず
(と信じてがんばるしかないわけですが)

ただ
4月末~5月頭にゴールデンウィークがやってくる
と思うと
膝から崩れそうにはなります…

『グループレッスンの開講が5月から』なのは
こういう訳もあるのか…と思う日々。

ふり返ればそこに。

2009年04月09日 | 音楽教室
「もう、お花見した」という会話から始まる
4月頭のレッスン。

今月から、こちらのクラスへ入ってきた生徒さんも
本格的にレッスンが始まっています。

当たり前のことですが
他の先生と、私のレッスンとでは
いくつか「こだわり所」が違います。
ですから、移動してきた生徒さんのレッスンをする時は
決して、前の先生の指導を否定しない」よう気をつけます。

たとえ違っていても、
それは そういうやり方もある、
そして こういうやり方もある、
と 選択肢を広げる形で、本人に選んでもらうのです。

さて

私のこだわるポイントの一つが
音楽を、最後の1音まで聴き続けること」なのですが、
新しく入ってきた生徒さんのTくんは
曲の最後の音を弾いたとたん、音はまだ鳴っているのに
(これでいいですか)
という顔をして、こちらを見るのです。

新しい先生だから、どんな注意をされるか
気が気じゃないのだろうな、とはわかるのですが。
どうやら本人は無意識のようでしたので、
意識を向けてもらうために、声をかけてみました。

「Tくん、演奏っていうのは
 弾き終えて、鍵盤から手を離して、更に
 最後の1音が空中に消えて初めて終わりなのね
 今度は、最後の音が消える瞬間を見つめてごらん。
 もし、演奏が終わっていないうちに先生の方を向いたら
 先生、変な顔をするからね。いい?

2度目の演奏。


ふり返ってはいけない。
ふり返ったら「見てはいけない何か」を見てしまう。

と思ったのかどうかはわかりませんが
彼は最後の音が消えるまで、ふり返りませんでした。

つまらないなー、爆笑モノの顔をして構えていたのに。

ツチノコほどではないですが

2009年04月08日 | Weblog

学習者グレードの試験官は
普段なら音楽教室でレッスンしている講師さん
音楽教室に来られた事がある方ならわかると思いますが
講師の99%くらいは、女性です。
従って、試験官も ほとんどが女性。

とはいえ、男性講師がいないわけではないので
当たり前といえば当たり前ですが
男性の試験官もいらっしゃいます。

ただ、数は少ない。希少な存在です。
私は未だお会いしたことがありませんし
私の師匠も、実際に何度か一緒になった
男性試験官は、いつも同じ人~
とおっしゃっていましたから。

ちなみに、男性の試験官がいらっしゃると
生徒さんが皆一様に、態度を変えるらしいです。

試験会場に入って、男性試験官を見た瞬間
あっ』という顔をして、
異様に緊張して、神妙になってしまい
最後の講評を聞く時も、きちんと座って
返事もお行儀よく「はい。」

試験は『非日常』ですが
そこへ更に『希少な存在の試験官』が加わるわけですから
生徒さんの気持ち、わからなくもない(笑)。

一度、お会いしてみたいものです。


膝で弾くピアノ

2009年04月07日 | 音楽教室

バッハのフランス組曲に納められている
メヌエットやクーラントなどの古典舞踏は
バロックダンスのステップを習い
実際に踊ってから演奏すると
1拍目に入る時の躍動感やテンポ感
フレーズの勢いやノリがもう、全然違ってきます

バロックダンスって、結構上下の動きがあるので
膝を使って動くのですね。

以前は、生徒さんに ダンスのステップを教えて
踊ってみてから演奏してもらっていたのですが
これだと、
レッスン一週目:ステップを教える
翌週のレッスン:忘れてしまっていて、また教える
なんてこともしばしばで
そう何度も教えている時間が無い時もある。

で、時間が無い時の手段が
『立って弾く』

要するに、躍動感を感じられれば良いのです

ピアノの前に立って、少し膝を落として屈み
フレーズの勢いに合わせて、膝を使って弾く。
厳密には、舞曲のステップと少々違うのですが
少なくとも、棒弾きはなくなります。

そもそものきっかけはバイオリンでして
レッスンにしても練習にしても
立って弾く時
結構膝を使って演奏している』と気付いたから。
立って演奏する時って、
ピシッと直立して弾く方が難しいのですね。

別に古典舞曲に限らず
ブルグミュラーの「狩」みたいな
躍動感のある8分の6拍子の曲にも応用できます。

「1-2-3-4-5-6-」と数えているかのような
平坦なノリの生徒さんに試してもらうと
とたんに躍動感ある演奏になりました。

ご興味のある方は、お試しください。

今年の反省~

2009年04月06日 | 音楽教室

音楽教室の発表会が終わったのは
1ヶ月以上前の、2月なのですが
来年の発表会に向けて
講師同士で、反省と改善できる点について
3月からこっち、話し合いをしています
        
必ず毎年出る感想が
『どのくらいの曲を、いつから用意するべきか迷う』
早く仕上がりすぎて、生徒さんが飽きてしまった
間に合わなくて、仕上がらなかったという反省がちらほら。

発表会の少し前にコンクールもありまして
皆てんやわんやの状況だと、曲を渡すタイミングが難しい
       
『客席のマナー』
生徒さん自身は、先生から事前に注意されているので
「演奏中は静かに」「演奏中に出入りしない」などのマナーを
覚えて気をつけてくれるのですが
落とし穴が、『親御さんのマナー』。

自分の子どもの出番でなければ
演奏中でも会場を出入りしたり
自分の子どもが騒いでも全く注意せず、
という方が、たま~にいらっしゃる。
見かねて注意することもあるのですが・・・

もっとも、こういう反省会を開くようになってから
かなり改善されてきてはいるのですけれどね。
以前はもっと、ひどかった。
        
曲目については皆さん、かなり研究するようになったようで
プログラムの曲がいつも同じ様なものばかり、という事は
だいぶなくなりました。
湯山さんとギロックさんの作品はあいかわらず多いですが。
        
来年の発表会にむけて
これからまた一年、どんなレッスンにしていこう?

禁断症状

2009年04月05日 | Weblog

先日、風邪をひいた折
たまたまレッスンが休みだった事を幸いと
1日おとなしく寝て過ごしたわけですが

鍵盤を全く触らない1日って、落ち着きません

子ども時代は、練習が決して好きではなく
病気で堂々 練習を休むことができると
しんどいながら、嬉しかったりもしたのですが

弾きたい曲がある現在
しかも、休むとてきめんに
腕がなまってしまうとわかっている今

本当に落ち着きません。

横にピアノがあるのに~
あの曲のここが気になる~
筋肉がどんどん減っていく気がする~

明日に仕事が控えていて
完治させないと後が大変だとわかっているので
ひたすら我慢の子です。

回復して最初のお休みの日
気が済むまでピアノを弾き倒して満足。


謎は解けた

2009年04月04日 | 音楽教室

4月といえば、新学期。
このタイミングで、新しく習いに来られる方や
グループレッスンからの移動、
レッスン日時の変更希望は多いです。
        
ところで、移動や新入会の生徒さんを
改めて個人の講師にお任せする時、
スタッフさんは、どうやって担当を決めているのでしょう。
まあ、どうしても
その生徒さんが来られる枠が限られる場合は例外として
単に「その時間が空いているから
と担当を決めるわけではないはずですよね。

何人かのスタッフさんに質問してみました。

スタッフAさんの答え:
『エレクトーン系・ピアノ系の講師さんがいるので
 両方グレードをお持ちでも、より得意な方の先生に
 その楽器の生徒さんを付けます。』

うん、これは当然ですよね。

スタッフBさん:
『男の子のレッスンが苦手な先生、得意な先生がいるので
 男の子が来たら○○先生、みたいに考えています。』

そういえば、うちのクラス、男の子率高いですが
…そういうわけですか。

スタッフCさん:
『どんな先生についても問題ない生徒さんは
 生徒さんの都合に合わせて入れますが
 かなり個性の強い生徒さんは、相性を見て
 引っ込み思案で人見知りならS先生というように。』

ああ、わかる わかる。
そういえば、以前スタッフDさんが
困ったちゃん が来たら、絶対P先生に回します
って、話していました。

C『あ、たまこ先生もそうですよ?

・・・・・

ここ数年、手強い生徒さんが来るなあ
とは思っていましたが。

黒柳徹子さん並に

2009年04月03日 | 音楽教室

企業系音楽教室の個人レッスンは、
1枠30分が基本単位です。

だんだんレベルが上ってきて
このくらいになったら1時間くらい見たいな
という生徒さんでも、30分。
1時間レッスンを受けてもらうには
2枠取っていただいて、
お月謝を2倍いただかなくてはなりませんが
個人宅教室に比べて、企業系教室のお月謝は高い

ごく稀に、2倍のお月謝を出して
1時間連続してレッスンを受けられる方も
いないことは無いのですが、
まあ、通常はめったにないことです。

従って、上級者になるほど
本当は時間をかけたいのに かけられない
という事に。

自宅だったら
間30分の空きがあれば、前後の二人に振り分けて
45分&45分のレッスンができるのにな~。
などと思ってしまいます。
        
企業系音楽教室で教えはじめて十数年。

いろいろ楽な事もあるけれど、融通が利かない。

制約された中で、どれだけの内容を伝えられるか。
あれこれ、工夫しているうちに
自分なりのレッスンスタイルも固まったので
悪いことばかりではないですけどね。

ただ、早口が輪をかけて加速していくのは
どうにかしなければ・・・

もちろん本当。

2009年04月02日 | 音楽教室

昨日はエイプリルフールでした

一年で唯一、嘘をついても笑って許してもらえる日
だと言われていますが
昔ほどではないにしろ、結構 生真面目な日本人には
あまり向いていないイベントな気もします。

海外では(特にヨーロッパ圏では)なかなか大掛かりな
楽しい『嘘』がつかれるようで
(スパゲッティが木に実ったとか、ペンギンが飛んだとか、
 ニュースで放送されたらしいです)
このくらい遊び心が日本にあったら楽しかろう
と思うのですが。

月・火と教室がお休みだったので
水曜日のエイプリルフールが、4月最初のレッスン日となり
この日から新しく、うちのクラスへやってくる生徒さんを
確認しようと(これが嘘だったら のけぞりますが
ファイルを開いたところ

???

2人、新しい生徒さんが来ると聞いていましたが
3人分、生徒カードが入っています。
もう1人は誰?
間違いか、エイプリルフールか?
あわてて確認したところ
間違いなく私のクラスに来る生徒さんでして
何の手違いか、全くこちらに連絡できていなかったと。

今日、これから来るのですよね?この生徒さん。

嘘~!!

健康的?

2009年04月01日 | Weblog

月曜・火曜と平日のお休みのうち
月曜は、同僚とデザート・バイキング
火曜は翌日のレッスンに向けて
準備と自分の練習に当てようと考えておりました。


実際火曜日にどうしていたかと申しますと


風邪ひいて1日中 寝込んでいました

いえ、日曜の夜からくしゃみと鼻水が止まらず
薄々その気配はあったのですが
花粉アレルギーを持っている自覚があるので
「あ、花粉の飛散量が増えて薬が効かなくなっているな」
と思ってお出かけしてしまったのですね。

帰りに耳鼻科に寄って診察を受けてみたところ
風邪もひいているのとちゃうかな
と、先生から風邪薬を処方されました。

いただいた風邪薬を飲んだとたん
熱が上ってきて、鼻水とくしゃみは止まり
ひたすら眠るうちに回復してきたので
今日からは問題なくレッスンできそうです。

それにしても
13km以上京都の街をほっつき歩いたあげく
(↑バイキング前にカロリー消費を兼ねて散歩した)
『もう食べられません』というくらい
ケーキやらムースやらタルトやら
炭水化物と脂肪と砂糖を大量摂取

自覚がなかったとはいえ
なんて元気な病人だろうか
我ながらあきれております。