私が長くお世話になっているピアノのお師匠さんは、
練習している姿をあまり見せないタイプの方で
子どもの頃は
『先生くらいになると、練習しなくても弾けるのかな』
などと思っていたものでした。
自分が教える立場になってよくわかりました。
練習しないわけがない。
もちろん、必要な練習量に個人差はあるでしょうが
弾いていなければ、ピアノは弾けないです。
忙しくて練習時間を取るのが難しくなってくると
腕がなまってくるのが、自分でわかります。
生徒さんに
「いつかは練習しなくても上手く弾けるようになる」
というような誤解をされないように、
(したのは私くらいかもしれませんが)
なるべく自分が練習しているところを隠さず、
特に練習しない子のレッスン前には
自分の練習時間を入れるようにしています。
もっとも大抵の場合
「あ、先生弾いている」
で終わられている気もしますが・・・。
練習の価値がわかってもらえるまで、道のりは長い。
しかし
『今週の先生は、一段と気合が入っている』
という事は、伝わると思います。
何故ならば、今週末レッスンだから。(←自分の)
もう必死。